防災の「あたりまえ」をトランジションするためには?
富士通ゼネラルと一緒に、新しい防災事業の共創関係を構想する
Finished イベント終了
「社会の変革を企業側からリードする」。
株式会社富士通ゼネラルは、今の防災の「あたりまえ」を変え、新しい防災システムを通じた社会変革に挑戦する新規事業プロジェクトをスタートさせました。
第1フェーズでは、ロフトワークの支援のもと、持続可能な社会への移行を促進するデザインアプローチ「トランジションデザイン」の手法を使い、事業機会の探索を行いました。これまでのプロセスと成果発表を行うとともに、自治体、企業、市民の皆さんと共に防災の変革を考える「パーパスモデル」を使ったワークショップを実施します。
- Date
-
2024-01-19 (Fri)
19:00 - 21:30 (開場18:50)
- Capacity
- 30名
- fee
- 無料
Finished
「社会の変革を企業側からリードする」。
株式会社富士通ゼネラルは、今の防災の「あたりまえ」を変え、新しい防災システムを通じた社会変革に挑戦する新規事業プロジェクトをスタートさせました。
第1フェーズでは、ロフトワークの支援のもと、持続可能な社会への移行を促進するデザインアプローチ「トランジションデザイン」の手法を使い、事業機会の探索を行いました。これまでのプロセスと成果発表を行うとともに、自治体、企業、市民の皆さんと共に防災の変革を考える「パーパスモデル」を使ったワークショップを実施します。
About
個別最適化ではなく、社会レベルで防災を考える
防災、応急救助、災害復旧などで使用する「防災行政無線システム」の大手メーカーである、株式会社富士通ゼネラル。同社が2016年に立ち上げた「Being Innovative Group」は、新しい価値を創造し世の中に提供することを目指し、小集団活動によるイノベーションに取り組んでいます。
官公庁から地方自治体、企業や学校、地域コミュニティから個人まで、社会全体がステークホルダーとなる防災領域では、いざというときに備えて、莫大な資金や資源をかけて、技術開発や教育、備蓄整備などが作り上げられています。それでも災害発生時には非常な困難に直面することを免れません。このような不確実性が高い、今の防災の社会課題を解決するにはどこから始めればよいのでしょうか。
Being Innovative Groupメンバーは、個別の課題に対して解を出すのではなく、絡み合う様々な課題を俯瞰的に捉え、社会を新しい方向に導くシステムチェンジを目指し、防災を通じた社会変革に挑戦する新規事業プロジェクトをスタートしました。
「トランジションデザイン」を用いて、事業機会を探索
第1フェーズとして、2023年7月から半年をかけて、持続可能な社会への移行を促進するデザインアプローチである「トランジションデザイン」を用いて事業機会の探索を行いました。過去から未来、マクロレベルからミクロレベルを丹念にリサーチし、目指すべきトランジションの未来の姿を探りました。
防災の「新しいあたりまえ」を探るプロセスと成果を公開
本イベントでは、富士通ゼネラル Being Innovative Groupのメンバー、そして併走したロフトワークのメンバーが第1フェーズの成果をお伝えします。Being Innovative Groupで本プロジェクトを主導した3人のメンバーから、今フェーズの成果を報告するほか、ロフトワークからトランジションデザインの手法の解説や、プロジェクトを通じて得た「生の知識」を共有します。
パーパスモデルを用いて社会的価値を共創するワークショップも開催
プロジェクトチームは「解くべき問題を定める」ステップから「変革を起こす」ステップまで、一連のリサーチやワークを経て、これからの事業が目指す「インパクト*」を特定しました。
人の思いを形にし、人が持つコミュニケーション力を最大にすることですべての人が安心を感じられる社会を目指す
イベント内では、チームが導き出した、上記のインパクトをもとにした共創ワークショップも開催します。
多様なステークホルダーが一緒に未来を設計する”共創プロジェクトの設計図”である「パーパスモデル」の考案者、吉備友理恵さんをゲストに迎え、パーパスモデルを使って、新しい防災システムで、どのような社会的価値が生み出せるかを一緒に構想します。
防災という共通のテーマのもと、様々な分野の専門家や興味を持つ方々が集まり、アイデアを交換し、議論を深めます。このイベントは、皆さんの参加によってより豊かなものとなります。私たちの取り組みが、持続可能な未来への道筋を描くきっかけとなれば幸いです。
*インパクト……事業の先にある未来像、個人への影響を超えた社会や制度などの変化や長期的で広範に及ぶ変化
こんな方におすすめ
- 防災に課題を感じる自治体・行政関係者
- 防災スタートアップ
- これからの災害に不安を抱えている方
- 災害に強いコミュニティ作りを目指す方
「トランジションデザイン」とは?
トランジションデザインは、今の社会の「あたりまえ」を変え、社会全体に影響を及ぼすシステムレベルの変革を促そうとする、学際的なデザインアプローチです。 気候変動や社会格差など、様々な要因が絡み合う現代の複雑な問題を分析し、解決に向けて最も効果を及ぼす”チョークポイント”を探ります。ボトムアップでビジョンを描き、多様なステークホルダーとの共創を通じて、実現に至るまでの道筋を設計していきます。
連載:望ましい未来の社会を実現する「トランジションデザイン」とは〜第1回:なぜ、今ビジネスでの活用を目指すのか (ロフトワーク記事)
経産省も支援 新デザイン理論「トランジションデザイン」とは?(日経クロストレンド記事)
Speakers
株式会社富士通ゼネラル, 取締役 経営執行役上席常務 情報通信システム担当 兼 情報通信システム本部長 兼 株式会社富士通ゼネラルOSテクノロジー代表取締役社長
杉山 正樹
1981年4月、株式会社富士通ゼネラルに入社し、 営業、SE、PM、管理部門と多様な職種を経験し、2019年4月、同社取締役経営執行役上席常務に就任。 また、2019年3月に人材リソース提供やBPOサービスによる新しいソリューション提案を目的として、富士通ゼネラルOSテクノロジーを設立。
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1981年4月、株式会社富士通ゼネラルに入社し、 営業、SE、PM、管理部門と多様な職種を経験し、2019年4月、同社取締役経営執行役上席常務に就任。 また、2019年3月に人材リソース提供やBPOサービスによる新しいソリューション提案を目的として、富士通ゼネラルOSテクノロジーを設立。株式会社富士通ゼネラル
Being Innovative Group プロジェクトメンバー
Being Innovative Group(BIG)は、新たな価値を創造する社長直轄の専任組織として、富士通ゼネラルで2016年に発足した組織。本プロジェクトは、BIG組織がディレクションしている(写真左:マネージャー津野純一)。プロジェクトメンバーは、情報通信部門から社内公募を経て選出された3名(写真右から:中川原 圭太郎、渡邊 敦、菊地 顕)。
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Being Innovative Group(BIG)は、新たな価値を創造する社長直轄の専任組織として、富士通ゼネラルで2016年に発足した組織。本プロジェクトは、BIG組織がディレクションしている(写真左:マネージャー津野純一)。プロジェクトメンバーは、情報通信部門から社内公募を経て選出された3名(写真右から:中川原 圭太郎、渡邊 敦、菊地 顕)。株式会社日建設計 イノベーションデザインセンター, プロジェクトデザイナー
吉備 友理恵
1993年大阪生まれ。東京大学大学院新領域創成科学研究科修了。都市におけるマルチステークホルダーの共創、場を通じたイノベーションについて研究・実践を行う。共創を概念ではなく誰もが取り組めるものにするためのツール「パーパスモデル」を考案し、書籍化。現在は、日建設計にて共創の場「PYNT(ピント)」を運営し、社会課題に向き合う共創プロジェクトのインキュベーションに取り組む。
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1993年大阪生まれ。東京大学大学院新領域創成科学研究科修了。都市におけるマルチステークホルダーの共創、場を通じたイノベーションについて研究・実践を行う。共創を概念ではなく誰もが取り組めるものにするためのツール「パーパスモデル」を考案し、書籍化。現在は、日建設計にて共創の場「PYNT(ピント)」を運営し、社会課題に向き合う共創プロジェクトのインキュベーションに取り組む。株式会社ロフトワーク, クリエイティブディレクター
谷 嘉偉
中華人民共和国 西安出身、2012年来日。美術大学にて油絵を学び、社会課題を解決する美の価値を追求するために、大学院クリエイティブリーダーシップコースに進学。過去と未来を繋げる新しいデザイン論、トランジションデザインを用いて、経済産業省「創造性リカレント教育を通じた新規事業創造促進事業」の設計に携わる。複雑な社会課題に対するシステミックソリューション、及び社会のトランジションを促す文化的創造力に興味を持つ。武蔵野美術大学造形構想研究科博士後期課程に在籍し、デザインマネジメントの研究を行う。
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中華人民共和国 西安出身、2012年来日。美術大学にて油絵を学び、社会課題を解決する美の価値を追求するために、大学院クリエイティブリーダーシップコースに進学。過去と未来を繋げる新しいデザイン論、トランジションデザインを用いて、経済産業省「創造性リカレント教育を通じた新規事業創造促進事業」の設計に携わる。複雑な社会課題に対するシステミックソリューション、及び社会のトランジションを促す文化的創造力に興味を持つ。武蔵野美術大学造形構想研究科博士後期課程に在籍し、デザインマネジメントの研究を行う。株式会社ロフトワーク, クリエイティブディレクター
佐野 まり沙
ブラジル生まれ。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修了。大学院では、東京、ロンドン、ニューヨークの3拠点で、民族誌調査など質的研究を基盤とするサービスデザインに取り組む。ロフトワークでは、デザインリサーチや共創プログラム設計に従事。定量的には測りきれない、生活者の物語を理解した上での価値共創を大切にしている。コーヒーが好き、コーヒーを飲みながら人と話す時間はもっと好き。
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ブラジル生まれ。慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科修了。大学院では、東京、ロンドン、ニューヨークの3拠点で、民族誌調査など質的研究を基盤とするサービスデザインに取り組む。ロフトワークでは、デザインリサーチや共創プログラム設計に従事。定量的には測りきれない、生活者の物語を理解した上での価値共創を大切にしている。コーヒーが好き、コーヒーを飲みながら人と話す時間はもっと好き。株式会社ロフトワーク, VU unit リーダー
伊藤 望
デザインリサーチを通じた深い生活者理解と、未来洞察による社会変化への見立てをもとに、様々なイノベーション創出や、課題解決のプロジェクトに携わる。2023年より新たなチームを立ち上げ、新規事業開発、サービスデザイン、顧客のコミュニケーションデザイン、行政のデザイン思考導入実践、企業のパーパス策定などのプロジェクトを行う。生活者へのリサーチ / インサイト把握をもとにした、サービス / 事業のデザインを得意とする。
プライベートでは人がアイデアを思いつくに至るまでのプロセスを研究をしており、それらを活かして、様々なアイデアソン、ワークショップの設計、審査員も務める。
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デザインリサーチを通じた深い生活者理解と、未来洞察による社会変化への見立てをもとに、様々なイノベーション創出や、課題解決のプロジェクトに携わる。2023年より新たなチームを立ち上げ、新規事業開発、サービスデザイン、顧客のコミュニケーションデザイン、行政のデザイン思考導入実践、企業のパーパス策定などのプロジェクトを行う。生活者へのリサーチ / インサイト把握をもとにした、サービス / 事業のデザインを得意とする。プライベートでは人がアイデアを思いつくに至るまでのプロセスを研究をしており、それらを活かして、様々なアイデアソン、ワークショップの設計、審査員も務める。
Program
- 19:00 – 19:05
- Introduction
株式会社ロフトワーク 谷・伊藤・佐野 - 19:05 – 19:15
- Opening Talk
株式会社富士通ゼネラル 取締役 経営執行役上席常務 杉山正樹 - 19:15 – 19:35
- Method Talk
「新事業創出のためのトランジションデザイン」株式会社ロフトワーク 谷・伊藤・佐野 - 19:35 – 20:00
- Progress Report
「Syntesis Mapを用いたこれまでの歩み、目指すインパクトの紹介」
株式会社富士通ゼネラル Being Innovative Group プロジェクトメンバー - 20:00 – 20:10
- Q&A
- 20:10 – 21:30
- Workshop
「パーパスモデルを活用した防災システムの未来を実現するための活動を一緒に考えるワークショップ」
株式会社日建設計イノベーションデザインセンター 吉備友理恵
※プログラムの詳細は変更になる場合がございます。
Outline
- 開催日
- 2024年1月19日(金)19:00 – 21:30 (開場18:50)
- 参加費
- 無料
- 会場
- SHIBUYA QWS CROSS PARK
東京都渋谷区渋谷二丁目24番12号渋谷スクランブルスクエア(東棟)15階 - 定 員
- 30名
- 共 催
- 株式会社富士通ゼネラル
株式会社ロフトワーク - 運 営
- 株式会社ロフトワーク
- ご注意
-
- 定員になり次第、申し込みを締め切ります。
- 申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。
- プログラムは、予告なく変更される場合があります。
ACCESS
SHIBUYA QWS CROSS PARK