ひとを惹きつけるWebライティング7つの習慣
「誰もが書き手」になる、After Internetの日々。
このATOMSが登場したことで、普段「外向け」の文章を書き慣れていないロフトワークの仲間たちも、「書くこと」に改めて向き合う機会が増えるはず。
でも、大丈夫。書く力は後から磨ける「技術」だし、良い習慣をつければ、ライティングはとても頼れる武器になります。
2016年7月9日、大阪市内某所。とあるクライアント企業からの依頼で、Webライティングのノウハウをぎゅっと60分に凝縮した講演をさせていただきました。
私は週5フルタイムのクリエイティブディレクター/プロジェクトマネージャーで、Webライティングは「隠れスキル」というか「趣味」というか、そんな位置づけなのですが、今回一念発起して、これまで学んできたことを整理し直して、109枚のスライドにまとめました。
- #1 《______》の ために書く
- #2 起承転結の 《 __ 》から書く
- #3 《S____》と 《S____》に効くタイトルを付ける
- #4 ツールを使って《____》する
- #5 《____的リズム》と《____的リズム》を整える
- #6 《____》や 《____な表現》を 削る
- #7 《____》と《____》の一貫性を確認する
- +α 《文章____》の すすめ
穴埋め、分かりますか?
***
この「7つの習慣」をまとめる上では、「良い教科書」を共有して、基本的には聞き手が自分で勉強できるように!という構成を試みました。中野克平さんの『Webライティング実践講座』だけじゃなく、古賀史健さんやナタリー唐木元さんの本からの引用も随所に登場。私オリジナルのコンセプトや例文は【皆無】ですが、いろんな本を分解して組み上げると、繰り返し登場する本質的な要素が浮き彫りになります。
普段からあんまり本を読まない人は、Kindleでも紙の本でもいいけど、まず本をいっぱい読んだ方がいい。インプットが足りないのに、十分なアウトプットは生み出せない。
ということで、講演時に配付したレジュメの裏面にリストした、合計20冊の参考文献リストをご紹介して、この記事を終わります。「喋りバージョン」を聴いてみたい方、ぜひ機会をつくって連絡ください!
出典・参考文献・推薦図書一覧
- 『沈黙のWebマーケティング-Webマーケッター ボーンの逆襲-』松尾 茂起 (エムディエヌコーポレーション )
- 『Webライティング実践講座 ニュースリリースから商品説明まで』中野克平(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)
- 『なんとなく企画クリエイティブの仕事をしたいと思っている人のなんとなくをなんとなくじゃなくする本 なんクリ』福田 敏也(講談社)
- 『20歳の自分に受けさせたい文章講義』古賀史健(星海社)
- 『新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング』唐木元(インプレス)
- 『伝わる・揺さぶる!文章を書く』山田ズーニー(PHP研究所)
- 『魂の文章術―書くことから始めよう』ナタリー・ゴールドバーグ(春秋社)《原題 Writing Down the Bones》
===ここまでスライド中で紹介した本===
- 『あなたの話はなぜ「通じない」のか 』山田ズーニー(筑摩書房)
- 『原稿用紙10枚を書く力』斎藤孝(大和書房)
- 『書かなきゃいけない人のためのWebコピーライティング教室』森田哲生(KADOKAWA/アスキー・メディアワークス)
- 『ザ・コピーライティング―心の琴線にふれる言葉の法則』ジョン・ケープルズ/神田昌典監修(ダイヤモンド社)『文章の書き方』辰濃和男(岩波書房)
- 『伝わるWebライティング -スタイルと目的をもって共感をあつめる文章を書く方法』ニコル・フェントン、ケイト・キーファー・リー(ビー・エヌ・エヌ新社)《原題:Nicely Said》
- 『必ず結果が出るブログ運営テクニック100 プロ・ブロガーが教える“俺メディア”の極意』コグレマサト、するぷ(インプレスジャパン)
- 『知の編集術』松岡正剛(講談社)
- 『僕たちは編集しながら生きている』後藤繁雄(マーブルブックス/三交社)
- 『朝日新聞校閲センター長が絶対に見逃さない間違えやすい日本語』前田安正(すばる舎)
- 『レトリック感覚』佐藤信夫(講談社)
- 『本を書く」アニー・ディラード(パピルス)
- 『ワインバーグの文章読本』ジェラルド・M・ワインバーグ(翔泳社)
- 『できる研究者の論文生産術』ポール・J・シルヴィア(講談社)
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