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[SMBCグループ・ロフトワーク共催]
サーキュラー・エコノミーの実践者たち
ー サーキュラー・エコノミー先進都市アムステルダムの事例と小田急電鉄の取組
Report
レポート
掲載中
- Date
- 2021-03-17 (Wed)
- Time
- 16:30-18:05
- Place
- Zoom(ウェビナー)
- Capacity
- 50名
- fee
- 無料
Finished
About
行政・企業・市民を巻き込んでの社会システムの変換
サステナビリティの観点から注目を集めるサーキュラー・エコノミー。
資源の採取、製品の生産、消費者に利用、そして最終的には廃棄へと不可逆的に流れるリニアエコノミーに対して、いったんサプライチェーンに取り込まれた資源が廃棄を前提とすることなく循環し続けることを前提にデザインされた社会と経済のしくみ。
社会・経済が循環型のしくみに変わるということは、これまで以上に一般市民を経済の循環に巻き込むことになります。次の商品を製造するための素材を手に入れるためには、利用者である市民から現在利用中の製品を利用後に提供してもらう必要があるのですから。
社会・経済を循環のしくみに変えるためには、これまで以上に企業は、ほかの企業や、行政、市民と手をつないで価値が循環するしくみをつくらなくてはなりません。ひとつの経済圏のサプライチェーンに入れた資源は、その循環にかかわるすべてのステークホルダーが協力しながら、その経済圏全体の共有財としてその価値を目減りさせないよう循環させていかなくてはいけないのですから。
そんな風に産官民が連携してつくる、循環型社会へのモデル変換の実践、実験がいまはじまっています。そのサーキュラー・エコノミー実現に向けての取り組みを、アムステルダムと神奈川・座間市の2つの都市の事例を取り上げて、紹介するのが本イベントです。
社会が循環型に変わると、生活やビジネスはどう変わるのか
アムステルダムからはサーキュラー・エコノミー研究家の安居 昭博氏をお招きします。アムステルダムではまさに行政、企業、市民が連携することで、サーキュラー・エコノミー型のサービスがいくつも立ち上がり、実際に市民の生活のなかで利用されているそうです。アムステルダムはどのような取り組みによってサーキュラー・エコノミー先進都市となったのか。そのあたりをお話いただきます。
もうひとつ取り上げるのは神奈川・座間市で、小田急電鉄と座間市が共同で取り組んでいるデジタル技術を活用したごみ収集業務のスマート化実証実験の事例です。循環型社会の実現のためのゴミ収集業務のスマート化の実験は、単に循環を可能にするだけではない、新たなビジネスの可能性を可視化させているといいます。サーキュラー・エコノミー実現のための取り組みがどんな可能性を開いたのかというお話を楽しみにしていただければと思います。
プログラム後半のクロストークでは、登壇者それぞれの視点を重ねながら、サーキュラー・エコノミーをこれから日本で実践していく際に大切なポイントや、サステナブルな社会を実現するヒントを探っていきます。
何も捨てない、無駄にしないというコンセプトで、行政や企業、市民が連携しはじめたとき、どんな新たな可能性が生まれるのかということについて、どんなディスカッションがされるでしょう。ぜひお楽しみに。
ご自身の感想や気づきをシェアしてみませんか?
本イベント終了後に、ご自身の感想や考えを同じイベントに参加している参加者と対話できる場を用意しています。当日参加した方々とイベントを通して新たに得たことや考えを共有しながら、さらに視点を深めたり、広げたりする機会としてご活用ください。
コモンズの視点からサーキュラー・エコノミーをみる
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イベントに先立ち、イベントで紹介する予定の「サーキュラー・エコノミーにはどんな事例があるのか」、「どうやってそれを実現するのか」というのとはまた別の視点で、「サーキュラー・エコノミーに対してどんなことが期待できるのか」ということをすこし考えてみようと思います。
Program
- 16:30-16:35
- Opening
株式会社ロフトワーク 執行役員 兼 イノベーションメーカー 棚橋 弘季
株式会社ロフトワーク マーケティング 岩沢エリ - 16:35-16:55
- Session1
Circular Initiatives&Partners代表 安居 昭博 - 16:55-17:15
- Session2
小田急電鉄株式会社 経営戦略部 正木 弾 - 17:15-17:55
- Crosstalk
Circular Initiatives&Partners 代表 安居 昭博
小田急電鉄株式会社 経営戦略部 正木 弾
三井住友フィナンシャルグループ 企画部 サステナビリティ推進室 室長代理 木村 智行
株式会社ロフトワーク 執行役員 兼 イノベーションメーカー 棚橋 弘季
株式会社ロフトワーク マーケティング 岩沢エリ - 17:55-18:00
- GREEN×GLOBE Partnersについて
三井住友フィナンシャルグループ 企画部 サステナビリティ推進室 室長代理 木村 智行 - 18:00-18:05
- Closing
株式会社ロフトワーク マーケティング 岩沢エリ - 18:05-18:10
- 休憩
- 18:10-18:30
- 意見交換会
本イベントに参加いただいた方限定の意見交換会
※ Zoom Meetingに切り換えて開催
※参加希望者各限定20名。人数が多い場合は抽選をさせていただく場合がございます。
Outline
- 開催日
- 2021年3月17日(水)
- 参加費
- 無料
- 配信
- 16:30-18:05 Zoomウェビナー / 50名
- 定員
- 50名
- 共催
- 株式会社三井住友フィナンシャルグループ、株式会社三井住友銀行、株式会社ロフトワーク
ご注意
- Zoomでのウェビナー参加またはYoutubeの視聴が必要となります。ご参加の際は事前に参加または視聴可能かご確認をお願いします。
- イベント申込多数の場合、抽選となる可能性がございます。ご了承ください。
- 参加、視聴URLはイベント日前日にご連絡いたします。
- 参加者の皆さんの写真や議論の内容は後日loftwork.comおよびGREEN×GLOBE PartnersのWebサイトに掲載する場合があります
- プログラムは、予告なく変更される場合があります。
Speaker
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Circular Initiatives&Partners, 代表
安居 昭博
1988年生まれ。Circular Initiatives&Partners代表。世界経済フォーラム Future Global Council 日本代表。ドイツ・キール大学「Sustainability, Society and the Environment」修士課程卒業。サーキュラーエコノミー研究家 / サスティナブル・ビジネスコンサルタント / コンポストアドバイザー / 映像クリエイター。これまでに100社以上の企業・関係省庁向けに講習会を実施。複数の企業へアドバイザー・外部顧問として参画。2019年日経ビジネススクール x ETIC『SDGs時代の新規事業&起業力養成講座 ~資源循環から考えるサスティナブルなまちづくり~』講師。
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1988年生まれ。Circular Initiatives&Partners代表。世界経済フォーラム Future Global Council 日本代表。ドイツ・キール大学「Sustainability, Society and the Environment」修士課程卒業。サーキュラーエコノミー研究家 / サスティナブル・ビジネスコンサルタント / コンポストアドバイザー / 映像クリエイター。これまでに100社以上の企業・関係省庁向けに講習会を実施。複数の企業へアドバイザー・外部顧問として参画。2019年日経ビジネススクール x ETIC『SDGs時代の新規事業&起業力養成講座 ~資源循環から考えるサスティナブルなまちづくり~』講師。
小田急電鉄株式会社, 経営戦略部 ウェイストマネジメント事業 WOOMS 統括リーダー
正木 弾
学生時代のバックパッカーの経験から自然と人が調和する街を実現したいという想いで当社に入社。入社後は、当社遊休地を活用した環境関連の新規事業の企画・運営を経験したのち、人事、秘書といった人に携わる仕事を経験。2018年経営戦略部への異動を契機に、サーキュラーエコノミー実現に資する事業開発への参画を志願。2021年9月ウェイストマネジメント事業WOOMS(ウームス)を始動、現在に至る。
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学生時代のバックパッカーの経験から自然と人が調和する街を実現したいという想いで当社に入社。入社後は、当社遊休地を活用した環境関連の新規事業の企画・運営を経験したのち、人事、秘書といった人に携わる仕事を経験。2018年経営戦略部への異動を契機に、サーキュラーエコノミー実現に資する事業開発への参画を志願。2021年9月ウェイストマネジメント事業WOOMS(ウームス)を始動、現在に至る。
三井住友フィナンシャルグループ, 企画部 サステナビリティ推進室 室長代理
木村 智行
(株)NTTデータへの新卒入社を経て、2015年より(株)三井住友フィナンシャルグループにて、SMBCグループのイノベーション推進に従事。2016年より英国の金融グループBarclaysのGroup Innovation Officeに出向。帰国後は、組織を超えた協働のためのワークショップの企画・運営を推進。異業種連携の共創プログラム「SMBC BREWERY」を立ち上げ。本質的な課題解決のためのビジョン策定などを行うデザインプロセスを構築し、グループ内展開中。2020年10月より現職にて、サステナビリティ推進の事業者コミュニティGREEN×GLOBE Partnersの企画・運営をリード。
GREEN×GLOBE Partners:https://ggpartners.jp/
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(株)NTTデータへの新卒入社を経て、2015年より(株)三井住友フィナンシャルグループにて、SMBCグループのイノベーション推進に従事。2016年より英国の金融グループBarclaysのGroup Innovation Officeに出向。帰国後は、組織を超えた協働のためのワークショップの企画・運営を推進。異業種連携の共創プログラム「SMBC BREWERY」を立ち上げ。本質的な課題解決のためのビジョン策定などを行うデザインプロセスを構築し、グループ内展開中。2020年10月より現職にて、サステナビリティ推進の事業者コミュニティGREEN×GLOBE Partnersの企画・運営をリード。GREEN×GLOBE Partners:https://ggpartners.jp/
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株式会社ロフトワーク, 執行役員 兼 イノベーションメーカー
棚橋 弘季
2013年、デザイン思考を用いたプロダクト・サービス開発の支援を行なった経験をもってロフトワークに入社。以来、デザイン思考、デザインリサーチ、オープンイノベーションを特徴とする新規事業の構想・コンセプトづくりのプロジェクトに携わる。2016年には、富士通の共創プラットフォーム「FUJITSU Knowledge Integration Base PLY」でグッドデザイン賞受賞。近年では、システム思考のアプローチも取り入れ、社会・環境課題の解決を目指した事業開発プロジェクトに多数携わる。複数のステークホルダーを巻き込んだコレクティブな活動づくりが得意。芝浦工業大学卒業。難解で分厚い本を読むことを愛する。生涯読んでる本は推定1500冊以上。 著書に『デザイン思考の仕事術』、『ペルソナ作って、それからどうするの?』、共著に『マーケティング2.0』。noteのフォロワーは5万人超。
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2013年、デザイン思考を用いたプロダクト・サービス開発の支援を行なった経験をもってロフトワークに入社。以来、デザイン思考、デザインリサーチ、オープンイノベーションを特徴とする新規事業の構想・コンセプトづくりのプロジェクトに携わる。2016年には、富士通の共創プラットフォーム「FUJITSU Knowledge Integration Base PLY」でグッドデザイン賞受賞。近年では、システム思考のアプローチも取り入れ、社会・環境課題の解決を目指した事業開発プロジェクトに多数携わる。複数のステークホルダーを巻き込んだコレクティブな活動づくりが得意。芝浦工業大学卒業。難解で分厚い本を読むことを愛する。生涯読んでる本は推定1500冊以上。 著書に『デザイン思考の仕事術』、『ペルソナ作って、それからどうするの?』、共著に『マーケティング2.0』。noteのフォロワーは5万人超。
株式会社ロフトワーク, Culture Executive/マーケティング リーダー
岩沢 エリ
東京都出身、千葉市在住。大学でコミュニケーション論を学んだ後、マーケティングリサーチ会社、不動産管理会社の新規事業・経営企画室を経て、2015年ロフトワークに入社。マーケティングチームのリーダーとして、ロフトワークのコミュニケーションデザイン・マーケティング戦略設計、チームマネジメントを担う。2022年4月からCulture Executiveを兼任し、未来探索と多様性を創造力に変えるカルチャー醸成に取り組む。最近では、「分解可能性都市」をテーマに、生産・消費に加えて分解活動が当たり前となる都市生活へシステムチェンジするためのデザインアプローチを探究している。1児の母。
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東京都出身、千葉市在住。大学でコミュニケーション論を学んだ後、マーケティングリサーチ会社、不動産管理会社の新規事業・経営企画室を経て、2015年ロフトワークに入社。マーケティングチームのリーダーとして、ロフトワークのコミュニケーションデザイン・マーケティング戦略設計、チームマネジメントを担う。2022年4月からCulture Executiveを兼任し、未来探索と多様性を創造力に変えるカルチャー醸成に取り組む。最近では、「分解可能性都市」をテーマに、生産・消費に加えて分解活動が当たり前となる都市生活へシステムチェンジするためのデザインアプローチを探究している。1児の母。Zoomでのウェビナー参加またはYoutubeの視聴が必要となります。
ご参加の際は事前に参加または視聴可能かご確認をお願いします。