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金森 香 2018.12.26

AWRDの1年を振り返る/AWRDオススメの使い方(プラン紹介も!)

AWRDって何ができるの??
それ食べれるの? いいえ、食べれません。
なんて読むの? はい、AWRD(アワード)と読みます。

そんな状態からスタートしたサービスも、リリースより数多のプロジェクトでご利用いただき、2018年を終わろうとしています。そして2019年春には、「誰でもアワードが作れる」が売りの『AWRD主催プラットフォーム機能』がいよいよグローバル・リリース予定!

「こんなふうに使える」「こういう使い方もできそうだ」というAWRDの使い倒し方法を世の皆様に是非知っていただきたい!……というわけで今日は、AWRD編集長の金森が、ハウツーAWRD、ご紹介いたします。

AWRDは、アイデア・作品を集める、Webサービス!

1. オンライン上で「応募」と「審査」の作業ができる。ペーパーレス!

2. 参加者が作品エントリーしたら、応募作品の一覧ページが即座に生成。便利!

3. 審査員はオンラインで採点可能。日英併記のグローバル対応で、遠隔でもなんのその。

シンプルにいうとこんなかんじですね。

もっと具体的に言うと、ページを非公開にして秘密の社内コンペに使うこともできるし、応募作品を審査員にしか見えないようにもできるし、審査基準・応募フォームの設問事項を自在に設定して動画を審査することなども可能。ご要望に応じて必要な機能をカスタマイズしていただけます。

なんだかそれは自分の人生や仕事に関係あるんだろうか?と思いましたか?
あります。なんにでも使えます。

オーセンティックなコンペ運営はもちろんですが、例えば

  • お仕事のパートナーを募集(デザイナーやイラストレーター、UI・UXの設計者など)
  • ビジネスアイデアをカキカキスケッチしたのをスマホ投稿。モーニングピッチもらくらく運営。
  • 身近なフォトジェニックスポットを募集して、地域活性!
  • 新規事業の構想段階で、外部のクリエイターをいれたアイデアソンに。
  • イベントで販売する商品募集。お店で買付け検討会!
  • ネイルアートのデザインを集め、一覧機能でみんなで使える注文カタログができあがり。

などなど。

いまいち飛躍がありすぎてわからない?
では、まずは落ち着いて、これまでの事例をもとに系統わけして、使い方をご説明いたしましょう。

オーセンティックなコンペ運営

事例:「J-Startup」ロゴデザインアワード

官民の連携により92社のスタートアップを集中支援する「J-Startup」プロジェクト。
このプロジェクトの旗印となるロゴデザインをグローバルに募集、1,747点の作品が国内外から集まりました。

【使い方】

  • ロゴのコンペという、スタンダードなご利用方法。
  • 応募作品は一般には非公開を選択。審査員はオンライン審査機能を利用して各自、事前スクリーニングを実施した上で、オフラインの審査会で候補作品を絞り込み。
  • 最終受賞作品は、イベントでの参加者投票にて決定した。

【発見!】

  • 審査のプロセスで、様々な関係者がプロジェクトに托する思いや、抱いているイメージを共有できた。
  • 投票形式で決定することで、関わった多くの人が当事者意識を持つことができた!

※詳細はこちら
募集要項・応募作品(AWRD):https://awrd.com/award/jstartup
大賞受賞者インタビュー:https://awrd.com/blog/2018/8/interview-takizawa

審査会の様子。応募作品がずらーっと貼り出されました。
大賞受賞ロゴ。コンセプトは「未来を拓く羅針盤」

未知の才能と出会う。商品化を視野に入れたデザインアワード

事例:白金五丁目アワード

「白金五丁目アワード」は植原亮輔と渡邉良重によるクリエイティブユニット・KIGIが審査員となり〈ジュエリー&クラフト〉〈フード〉〈アート〉の3つのカテゴリー作品を募集しました。
受賞者には店頭での販売やイベント、展示を行うチャンスもあることから、応募作品には力作が並びました。

【使い方】

  • 店舗で販売するアイテムや、展示するアート作品を募集。
  • お店の運営者と外部有識者で審査し、賞金は設定されないが、ショップのお眼鏡にかなった作品は、店頭での販売が行われたり、展示スペースの無償提供が約束された。
  • アワードの仕組みを、店舗のデイリー業務とお店のPRもかねてアワードに仕立て、活用した。

【発見!】

  • 見本市にはまだ出てこないようなアップカミングな才能との出会いがあった!

※詳細はこちら
募集要項・応募作品(AWRD):https://awrd.com/award/shirokane_awrd01

審査会の様子。かなり白熱した模様!

製品カタログの表紙デザインを一般公募

事例:「ぺんてる総合カタログ2019-2020」表紙デザイン募集

ぺんてる社のゲルインクボールペン「エナージェルインフリー」を画材として使用し、「創造性のカオス」「発想の起点」「アイデアの加速」をテーマにした作品を募集。110作品が国内外から集まりました。

【使い方】

  • ぺんてる社の表紙デザインを募集。同社の人気商品「エナージェルインフリー」を使ったイラストを集めた。
  • AWRDの登録クリエイターが多く参加し、切磋琢磨。

【発見!】

  • 表紙デザインができたという成果はもちろんだが、応募一覧ページが「ペンのクリエテイィブな利用方法」というアイデアの宝庫になった。

※詳細はこちら
募集要項・応募作品(AWRD):
https://awrd.com/award/pentel_catalog

ピッチイベント

事例:「鉄工島FES」鉄工島アイデアジャンボリー

「鉄工島FES」とは大田区のモノづくりの最前線の人工島「京浜島」で開催される音楽とアートの祭典。今年はこのフェスティバルの一環で、初の「鉄工島アイデアジャンボリー」を開催されました。
AWRDは、アイデアプレゼンでも使えるんです!

【使い方】

  • 参加者希望者をまずは集めて現地ツアーを実施。その後、参加者から作品案をAWRDで募集。
  • 11月2日(金)に開催されたプレゼンイベントでは、応募者が審査員の前でショート・ピッチを実施。
  • 11/4(日)の「鉄工島FES」当日には応募アイデアが展示され、審査員だけでなくオーディエンス票も考慮にいれて最終受賞者を決定した。

発見!

  • 大画面で応募一覧ページをプロジェクションしながらピッチがすぐできるのは、とっても便利!

ちょっと想像できましたか?
なんだかご自身の抱える課題や、やってみたいことと、AWRDが繋がってきましたか??

「で、AWRD+Loftworkのチームはなにしてくれる?」

良い質問ですね。よくお気づきになりました。

なにもしません!

てのは大げさですが、正確には「我々がなにもしなくっても、お客様自身のアイデアや企画力があれば、このサービスはいかようにも使っていただける」という意味です。

いやいやそれでは困る。一緒に考えて欲しいし、運営もしてほしい。おしゃれなイメージ画像も用意して欲しいし、応募者のクリエイターも集めて欲しい!

そんな場合はもちろん、お申し付けいただければ承ります、喜んで。ご予算やご要望、目的に応じて、最適なアワードを、弊社チームが設計します。(300万円ぐらい〜)

あれ?なんかお金かかりそうな話になってきましたね?やっぱり自分でやってみますか?

「…がんばって自分たちでやりたい!けど、はじめてだから不安です……!」

ハイ、そんなお客様はこちらへ。
今なら、来春の『AWRD主催プラットフォーム』のリリースにさきがけて、AWRDチームのコンサルティングと入力サポートがついた「コンペパック」をご用意してみました。

おすすめプラットフォームパック

はじめて自分で企画運営するみなさまへ。
ご自身で企画・運営ができる方向けの、「サポートつき」のパッケージです。
運営や全体の企画アドバイスと面倒なページ登録はAWRDがサポートいたします。

AWRDコンペパック 110万円

費用の内訳
利用料
AWRD主催プラットフォーム利用料(15万円/1ヶ月)x 3ヶ月 45万円
相談料
企画・編集アドバイス・入力代行料金(利用期間中のサポートx 3ヶ月)30万円
広報
ロフトワーク/AWRDメルマガ配信+提携媒体の掲載(BAUS/登竜門など)35万円

AWRDピッチパック 25万円

費用の内訳
利用料
AWRDプラットフォーム利用料(15万円/1ヶ月)15万円
相談料
企画・編集アドバイス・入力代行料金(利用期間中のサポートx1ヶ月)10万円

!ご注意!
*掲載原稿・応募規約・バナー画像・賞金・イベント会場、そのほか運営に必要な諸費用は主催者様ご自身でご用意下さい。
*事務局運営や進行管理は当社では行いません。

企画によっては、FabCafeでのワークショップや展示、MTRLやBioClubのクリエイターとのプロジェクトと連携できるかもしれません。ぜひこの機会にご利用してみてください。

さいごに、運営時のTIPSあんなコツこんなコツ!をいくつかご紹介します。

AWRD運営時のTIPS あんなコツこんなコツ!

利用シーンは図にするといいYO!

受賞作品がどのように使われるか、応募者のみなさんがイメージしやすくなります。 ちなみに下記は、「日本オープンイノベーション大賞」ロゴマークデザイン募集の使用イメージ。(いま絶賛募集中!)(18年12月26日現在)

ちなみにこれは、「日本オープンイノベーション大賞」ロゴマークデザイン募集の使用イメージ。(いま絶賛募集中!)(18年12月26日現在)

応募前に作品をブラッシュアップするのもいいYO!

現在募集中のDiscovery Channelによる「『ディスカバ流アワード』発見!となりのサピエンス」では、アドバイザーが一次審査をした後、プロがメンタリングサポートしたり。

「『ディスカバ流アワード』発見!となりのサピエンス」の応募・審査フロー。
ステップを小さく区切るとともに、プロのアドバイスで応募作品のクオリティを高める仕掛けを組み込んでいます。

これまた現在募集中の「体を整え、心が励まされる日々を〜女性の心身の健康に関するアイデア募集〜
では、アイデアをもった人がたちと審査員のミートアップを企画し、ブラッシュアップのワークをFabCafeで実施しました。(18年12月26日現在)

FabCafeで行われたミートアップの様子。
多くの応募者が参加、盛り上がりました!
審査員・メンターの皆さんも参加して座談会やワークショップが行われました。これも応募アイデアのクオリティを高める仕掛けです。

ハイ。というわけで、随分長くなりましたが、一年の締めくくりで盛りだくさんの内容にてお届けしました。来年は、みんながAWRD使ってくれるのを、楽しみにしてます!

「じゃ、こんな風につかってみたいんだけど?」
のご相談はこちらまで!

以上、AWRD編集長・金森でした。
みなさま、良いお年をお迎えください。

AWRD - a global creative award platform

グローバルなアワードプラットフォーム「AWRD」。

「AWRD(アワード)」は、誰でも自分のアワードができるオンラインプラットフォームです。
短時間でアイデアを発表しあうようなピッチイベントから、世界規模のコンペティションまで。
クリエイティブなアイデアや才能が集まる場をアシストします。

https://awrd.com/

金森 香

Author金森 香(AWRD 編集長)

Central Saint Martins Collage of Art and Design 批評芸術学科を卒業後、チンドン屋を経て出版社リトルモアに勤務。2001年にデザイナーの武内昭氏、中西妙佳氏と「シアタープロダクツ」を設立、広報、コミュニケーションにまつわる企画やマネジメント業務を担当。2010年、NPO法人「ドリフターズ・インターナショナル」理事に就任。2012年には、包装材料問屋シモジマの新業態「ラップル」のオープンに際し、クリエイティブディレクターを担当した。2018年よりロフトワークに参加。

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出雲路本制作所と考える、
ショップ・イン・ショップという
場の仕組みで“ずらす”ことの価値