ロフトワークは、諏訪市役所と共に長野県諏訪地域のものづくりの可能性を探求し、地域独自の技術や製品をプロデュース・発信するプロジェクト「SUWAデザインプロジェクト」、通称「JAPAN MINUTE(ジャパン・マイニュート)」をスタートしました。これに伴い、Webサイトも公開しました。

JAPAN MINUTEは、諏訪に拠点を置く事業者を対象に、デザイナーなどで構成されるプロジェクトチームのプロデュースを基軸にしながら新製品のアイデアソンの開催を行ったり、首都圏のメーカー企業などに向けた情報発信を行うプロジェクトです。

ロフトワークは本プロジェクトの企画運営を務め、クリエイティブ人材を中心としたプロジェクトチームのアレンジ、Webサイトの制作などを行い、諏訪市の事業者をサポートしています。
今秋には、ロフトワークが担当する事業者(日東光学株式会社)が製造する次世代LED発光パネル「Lightface(ライトフェイス)」の活用策を考えるアイデアソンを開催、優れたアイデアは実際に製品化され、2017年春に渋谷ヒカリエにて開催される展示会にて出展される予定です。

事業者

株式会社ミクロ発條
髪の毛よりも細い世界最小のばね(外径0.072mm)の製造など“微細ばね加工の技術”を持ち、生産設備を自社で開発しているため、複雑形状の線加工の生産を行う。マレーシア、上海、大連にも拠点を構え、グローバルな対応も可能。
http://mikuro-spring.com/

日東光学株式会社
光学機器の総合メーカー。長年蓄積した設計と製造技術を活かし、開発から製造・品質保証まで一貫した体制を完備。Φ1~Φ600mmまでのガラスレンズ加工、プラスチックレンズ成形、金型加工、表面処理及び、ハイエンド精密機器用超高解像度レンズユニット、デジタルカメラ用レンズユニット他の設計・製造を得意としている。光の散乱理論を応用した高効率導光板技術に光学設計ノウハウを用いて、額縁状の枠(フレーム)がなく、表面全体が発光する次世代LED発光パネルを開発。
https://www.nittohkogaku.co.jp/

株式会社松一
超高速回転微細切削加工機を用いてサファイヤ、セラミックス、超硬等の硬脆性材、高分子素材、樹脂、高硬度材からアルミなど様々な素材に対する3D加工、微細穴加工を得意とする。また、加工技術レベルは、NAK55へのφ0.03㎜微細穴切削加工や、超音波援用加工で硬脆性材の切削加工、さらにバフ研磨分野でRa一桁nm加工も可能など、超精密加工を得意とする諏訪地域の中でも、高い技術力もつ。
http://www.matsu-ichi.co.jp/

プロデュースチーム

以下の3名が各事業者とタッグを組み、諏訪ならではの技術や製品の新たな可能性を探ります。約半年にわたるプロセスは、JAPAN MINUTEのWebサイト内「PROJECT REPORT」よりご覧いただけます(2017年3月まで更新予定)。

岩沢 仁

空間デザイナー/車輪家具プロデューサー/岩沢兄弟/有限会社バッタ☆ネイション代表

小林 新也

合同会社シーラカンス食堂代表。プロダクトデザイナー兼ブランドプロデューサー

秋元 友彦

株式会社ロフトワーク プロジェクトマネージャー

ロフトワークについて

ロフトワークは「すべての人のうちにある創造性を信じる」を合言葉に、クリエイターや企業、地域やアカデミアの人々との共創を通じて、未来の価値を作り出すクリエイティブ・カンパニーです。ものづくりを起点に、その土地ならではの資源やテクノロジーを更新する「FabCafe(ファブカフェ)」、素材と技術開発領域でのイノベーションを目指す「MTRL(マテリアル)」、クリエイターと企業の共創プラットフォーム「AWRD(アワード)」などを運営。目先の利益だけにとらわれず、長い視点で人と企業と社会に向きあい、社会的価値を生み出し続けるビジネスエコシステムを構築します。

株式会社ロフトワーク 広報:pr@loftwork.com

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