経済産業省・特許庁
「産業競争力とデザインを考える研究会」の報告書を公開
産業競争力とデザインを考える研究会による「デザイン経営」宣言
代表 林千晶が委員として参画している、「産業競争力とデザインを考える研究会」(主宰:経済産業省・特許庁)は、2017年7月から約1年の活動を通して作成した報告書を公開しました。
「産業競争力とデザインを考える研究会」は、デザインによる日本企業の競争力強化に向けた課題の整理とその対応策の検討を行うことを目的に、「デザイン」に様々な形で携わり第一線で活躍するスペシャリストたちを招聘して発足した政策提言のための研究会です。
「デザイン」の対象や領域は日々広がり、その広さゆえに言葉だけがひとり歩きをして、掴みどころがない難解なものになっていないでしょうか。そんな、拡大する「デザイン」の持つ本質的な価値、企業経営やビジネスに与えうるインパクトについて、全11回にわたって議論が進められてきました。
2018年5月23日、「『デザイン経営』宣言」として報告書を取りまとめ、先行事例集と共にWebで公開しました。これに合わせて、林千晶のコラムも公開しています。
「デザインは、経営にとって重要な資源である。世界のリーダー企業はとっくにそのことに気づき、投資を増加させている。それなのに、日本企業の多くはいまだ技術力をイノベーションの手段として捉え、デザインの重要性を認識していない。(中略)」 研究会メンバー間で意識が共有され、議論はさらに加速した。
今後の活動について
当研究会は今後さらに議論の場を広げるべく、「デザイン経営」の推進活動を進めていきます。その最初のステップとして、2018年6月13日・7月13日にオープンなイベントを開催。最新情報は随時ニュース・イベントページなどでお知らせいたします。ぜひご参加ください。
ロフトワークについて
ロフトワークは「すべての人のうちにある創造性を信じる」を合言葉に、クリエイターや企業、地域やアカデミアの人々との共創を通じて、未来の価値を作り出すクリエイティブ・カンパニーです。ものづくりを起点に、その土地ならではの資源やテクノロジーを更新する「FabCafe(ファブカフェ)」、素材と技術開発領域でのイノベーションを目指す「MTRL(マテリアル)」、クリエイターと企業の共創プラットフォーム「AWRD(アワード)」などを運営。目先の利益だけにとらわれず、長い視点で人と企業と社会に向きあい、社会的価値を生み出し続けるビジネスエコシステムを構築します。
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