アミタホールディングス株式会社 PROJECT

ビジネスモデルを整理したことで見えた新コーポレートサイト

継ぎ接ぎしてきたサイトを2つに分ける形でリニューアル

持続可能な社会モデルの構築をミッションとして、地上資源事業、地域資源事業、情報資源事業の3本柱で「未来デザイン企業」を目指すアミタグループ。親会社のアミタホールディングス株式会社とメインの事業会社であるアミタ株式会社は2013年5月、1つのサイトを2つに分ける形で懸案だったリニューアルを完了。さらに英語サイトを同時に立ち上げました。

アミタホールディングス株式会社常務取締役の藤原仁志氏と同経営統括グループ 共感資本チーム タスクリーダーの藤本あかり氏、プロジェクトマネージャーを務めたロフトワークの入谷聡、ディレクターの国広信哉の4名がプロジェクトを振り返り、それぞれの立場で考え、悩み、感じたことを語りました。

入谷(ロフトワーク):まずはリニューアルの背景をお聞かせください。

藤原(アミタホールディングス):弊社サイトでは、有機的な作りを目指し、早い時期からCMSを導入したり、技術的にはかなり挑戦してきたのですが、親会社と事業会社のコンテンツが混在していたこともあり、結果的に重くてわかりにくいサイトになっていました。いったん整理して、親会社はIRや広報をタイムリーに実施できるサイト、事業会社は問い合わせや引き合いにつながるサイトにしたいと考えたのです。

常務取締役 藤原 仁志氏

藤本(アミタホールディングス):サイトがわかりにくくなってしまったのは、2006年にアミタのサイトができ、その後アミタホールディングスの設立を機に親会社と事業会社のサイトを兼ねるようになったり、想定した事業とは異なる事業がメインになったりと、さまざまな変遷を経て継ぎ接ぎしてきた結果です。また、システム自体も古く、使い勝手が悪くなっていました。

入谷:ロフトワークを選んだ理由を教えて下さい

藤原:我々が実現したいことに対し、何が出来て何が出来ないのかを的確にジャッジでき、妥協するのではなく代替案を示してくれる。必要に応じてデザイナーを変えるといったことにも柔軟に対応できる制作会社でないと難しいと考えていたからです。納期の早さ、技術とデザインのバランスを踏まえた提案、プロジェクトマネジメントのスキルにも期待しました。

藤本:Webサイトは作って終わりではないので、長い目でおつきあいできるかどうかも重要です。自社の強みありきで提案される会社や、言われたとおり作るだけの会社もある中で、我々の思いを汲んだ上で、運用までを見据え、効果を最大化するための提案をしてくれました。

提案時の資料 現状分析

提案時の資料 ゴールの整理

アミタの価値に共感してもらえるサイトを目指し、ビジネスモデルの整理にも着手

入谷:設計で一番時間がかかったのがアミタ株式会社(事業会社)側のトップページ。メガドロップダウンによって様々な情報へのリーチを容易にするとともに、課題軸ではなく担当者別に入り口を分けたのがポイントです。御社も実現したいことが明確だった分、生みの苦しみも大きかったのでは?

トップページは担当者別の入り口を設けるアイデアを採用

藤原:アミタの価値をどう伝えるかで非常に悩みました。とにかくわかりやすく伝えたい。でも、我々はわかっているつもりなので、わかりやすいかどうかの判断がつかないのです(笑)。

藤本:効果的な見せ方についてご相談しながら、結局ビジネスモデルの整理までしてもらいましたよね。社員によって認識が違うことも明らかになり、「なるほどそうだったのか!」という気付きもあったようです。

ディレクター国広(左)と入谷(右)

国広(ロフトワーク):コンセプトをデザインに落とし込む段階では、企業理念のベースにある熱い思いを具現化し、いかに見る人に共感してもらうかという点に注力しました。ヒアリング結果を踏まえて1つのキーワードを設定し、関係者間で共有したことで、デザインへの展開はスムーズでしたが、文字のサイズや色味、配置、写真の大きさ、シャドウの入れ方など、御社は細部までかなりこだわられていましたね。

藤原:MacでもWindowsでも綺麗に見せたくて、html表現に限界があることは承知の上で、スタイル調整にはかなりの時間を費やしました。結果的に非常に見やすいものになって満足です。

藤本:同じコンテンツでも、トーンの違う2つのサイトで表現方法に変化を付けるなど、いろんなことを一度に叶えたい当社のわがままに、最後まできめ細かく対応いただきました。

年間数件だったWeb経由の問い合わせが月間で約10件に! 運用面でもコスト削減につながる成果を実感

入谷:リニューアル後、具体的な成果は見えていますか?

藤原:年間数件だった問い合わせが月間で約10件ほど入ってくるようになりました。またモバイル対応したことで営業の現場で活用されるようになり、iPadでサイトを見せながら商談するケースも増えつつあります。これらは、3階層までにすべての情報を配置し直し、欲しい情報にリーチしやすくした成果でしょう。運用面では、CMSをMovableType4からMovableType5へアップグレードしたことに加え、構造をシンプルにした結果、再構築にかかる時間が減り、使い勝手が格段に向上。残業も減り、コスト削減につながっています。

モバイルに対応したことで営業の現場での利用も促進

藤本:私自身も、広報担当としてメディア対応をする際、Webサイトだけで説明できるようになりました。また、英語サイトの完成を機に、今までWebに目を向けてこなかった海外事業部からも営業に活用したいという声が上がっています。社内からリクエストが出るようになったのは嬉しい限りです。

ただ定量的成果については、PVが親会社と事業会社の両サイトを合わせて元の1.5倍。1つを2つに分けたので3倍以上は欲しいところです。引き続きPDCAを回しながら改善を重ねていく必要があります。

国広:最後に、今後の計画はありますか?

藤原:どこが更新されたのかが見えにくいという指摘もあり、もっと更新感のあるサイトにしていきたいと考えています。それから、お客様に近い人たちがサイトづくりに積極的に関われる環境を整えていきたいですね。

藤本:将来的には、親会社も事業会社も、ただお客様に見てもらうだけでなく、相互のやりとりが増えていくようなコミュニケーションサイトへと育てていきたいですね。今後とも我慢強くお付き合いください(笑)。

入谷:すでにしっかり使いこんでいるからこその高度な要件ですね。これまたやりがいがありそうです。今後ともよろしくお願いします。本日はありがとうございました。

アミタホールディングス株式会社 京都本社前にて

※内容やお客様情報、担当ディレクター情報は本記事公開時点のものです。現在は異なる可能性があります。

お客様の声

アミタホールディングス株式会社常務取締役
藤原 仁志氏

ロフトワークは、我々が実現したいことに対し何が出来て何が出来ないのかを的確にジャッジでき、妥協するのではなく代替案を示してくれました。また、納期の早さ、技術とデザインのバランスを踏まえた提案、プロジェクトマネジメントのスキルにも期待しました。

アミタホールディングス株式会社経営統括グループ 共感資本チーム タスクリーダー
藤本 あかり氏

Webサイトは作って終わりではないので、長い目でおつきあいできるかどうかも重要です。自社の強みありきで提案される会社や、言われたとおり作るだけの会社もある中で、ロフトワークは我々の思いを汲んだ上で、運用までを見据え、効果を最大化するための提案をしてくれました。いろんなことを一度に叶えたい当社のわがままに、最後まできめ細かく対応いただいたと思います。

プロジェクトメンバー

入谷 聡

入谷 聡

株式会社ロフトワーク
クリエイティブディレクター

国広 信哉

株式会社ロフトワーク
シニアディレクター / なはれ

Profile

Keywords