2008年に開催されるクリエイティブ・コモンズ国際会議に向けロフトワークが日本発のクリエイターデザインを毎月提供
報道関係者各位
[2007年9月25日 2007-104]
株式会社ロフトワーク(本社 東京都渋谷区、代表取締役社長:諏訪光洋、以下ロフトワーク)は、インターネット時代の著作権の標準規格として世界で注目されているクリエイティブ・コモンズ(以下、CC)の日本における普及を支援しています。
その活動の一環として、来年札幌で開催されるCCの国際会議「iCommons Summit2008」に向け、日本発クリエイターの作品を毎月提供し、国際会議でのクリエイティブ展開を担当することになりました。
具体的には、CCを普及させるための活動母体「iCommons(アイコモンズ)」が毎月発行する機関紙「Lab Report」の表紙デザインをロフトワークがプロデュース。日本を代表する新鋭クリエイターの作品をCCライセンスで提供することで、プロのクリエイターによるCCライセンスの利用を促進します。
さらに2008年7月29日から8月1日まで札幌で開催される国際会議では、1年間に提供する12点の作品をベースに、パンフレットやポスター、カレンダーなどへのデザイン/商品展開も予定しており、日本発のクリエイティブを世界へと発信していきます。
背景
ロフトワークは、2006年からクリエイティブ・コモンズの日本普及への取り組みをスタート。2006年9月にはクリエイティブ・コモンズ・ジャパン主催のセミナーで「クリエイターの立場からみた著作権」をテーマに講演を行ったり、CCを活用したプロジェクト「C-shirt Project」への素材提供などを行ってきました。
※C-shirt Projectは、クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの素材をリミックスしてTシャツへ印刷し、ドロップシッピングで購入する仕組み
内容
「iCommons Lab Report」のデザインプロデュースは2006年12月からスタート。すでに8点のクリエイターデザインを提供していますが、このプロデュースが今年クロアチアで開催されたiCommons Summitでも好評を博したため、正式に2008年に向けてのプロデュースをiCommonsから依頼されました。
クリエイターネットワーク「ロフトワーク・ドットコム」でも2007年夏からCCライセンスを全面導入。ロフトワークは、ミッションである「クリエイティブの流通」を実現するため、CCへのデザイン提供やイベントでのコラボレーションなどを通じ、今後もクリエイティブ・コモンズをサポートしていきます。
提供デザイン
2006年11/12月号「世界中のクリスマス」
Jun Oson
2007年2月号 「ドゥブロブニクに想いを馳せて」
宮越明子
2007年3月号 「DRM(Digital Rights Management)は音楽業界の足かせだ」
加藤豪
2007年4月号 「フリー・カルチャー・ツアー@南アフリカ」
るじるし
2007年5月号 「フリーカルチャーの改革者たち」
小宮晶
2007年6月号 「国際会議でクロアチアに大集合」
本間 昌平
2007年7/8月号 「テクノロジーによって力を得る若者」
sioux
2007年9月号 「JimmyとHeatherのPartyを広める活動」
ヤマザキマサカズ
ロフトワークについて
ロフトワークは「すべての人のうちにある創造性を信じる」を合言葉に、クリエイターや企業、地域やアカデミアの人々との共創を通じて、未来の価値を作り出すクリエイティブ・カンパニーです。ものづくりを起点に、その土地ならではの資源やテクノロジーを更新する「FabCafe(ファブカフェ)」、素材と技術開発領域でのイノベーションを目指す「MTRL(マテリアル)」、クリエイターと企業の共創プラットフォーム「AWRD(アワード)」などを運営。目先の利益だけにとらわれず、長い視点で人と企業と社会に向きあい、社会的価値を生み出し続けるビジネスエコシステムを構築します。
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