2018年2月16日、ロフトワークがデザインリサーチで関与する「ビンテージ・ソサエティ・コンソーシアム」のフォーラムが開催、ロフトワーク代表の林千晶が登壇します。

ロフトワークは、2016年秋に「高齢化・高齢社会」をテーマに東京・吉野・成都(中国)の3都市でデザインリサーチを実施、「高齢化にまつわる基礎調査報告書」を公開しました。また2017年より、「ビンテージ・ソサエティ・コンソーシアム」の一員として、高齢者がよりいきいきと活動できる社会システム創出を検討するためのデザインリサーチに取り組んでいます。

■プレスリリース
「東京・吉野・成都(中国)の3地域、170名対象|「老い」への向き合い方のリアリティを探求する デザインリサーチ報告書を公開」

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当コンソーシアムでは、2017年9月よりリビング・ラボ(*)を設立し、複数の企業や大学、研究機関、地域の方を交えて実証実験が進められています。
フォーラムでは、設立から約半年を経て見えてきたもの、これまでの軌跡などが紹介されます。高齢社会に対応した、社会システムのデザインやサービス創出に関心のある方はぜひご参加ください。

(*)リビング・ラボ……人々が生活する街のなかで社会実験を重ねる拠点

フォーラム概要

経済産業省「ビンテージ・ソサエティ・ラボ」の到達点と未来
──高齢社会デザインの場としてのリビング・ラボ、開始6ヶ月の軌跡

※当イベントは、経済産業省の主催で開催されます。ご不明点は、概要内の連絡先へお問い合わせください。

背景・フォーラムの目的

「人生100年時代」が到来し、日本が超高齢化社会へと変化していく中、一人ひとりが価値観やライフステージに合わせて、一生、柔軟に働き・学び・遊び・活動し続けられるような社会システムデザイン、それを可能にするサービスイノベーションが求められています。

経済産業省では、昨年に公表した産業構造審議会「2020未来開拓部会」報告書に、「ビンテージ社会」というコンセプトを提示しました。日本の高齢化社会を、歳を重ねるたび人の「最盛期」が更新されていくような、「ビンテージ(Vintage)」な人生にあふれる社会にしていこうというコンセプトです。
このコンセプトを可能にするサービスイノベーションを生む場として、経済産業省では、昨年9月より、「都市」(介護施設・ニュータウン)・「地方」(温泉街)の生活現場を舞台にしたリビング・ラボ(川崎・鶴岡・所沢・狭山)を構築し、幅広く企業・大学・研究機関・地域社会を集めたオープン・イノベーションの運営をハンズ・オンで進めてきました。

4つのリビング・ラボ、具体的には「川崎ラボ」(介護×イノベーション)、「鶴岡ラボ」(温泉地×ヘルスケア)、「所沢ラボ」(ニュータウン×起業)、「狭山ラボ」(大学×起業)における、開始6か月の現時点までの議論の軌跡、運営の試行錯誤の過程を明らかにし、その内容をできる限り具体的に「手触り感」をもって紹介することを目的としています。

詳細

  • 日時
    2018年2月16日(金)13:30~16:30(受付13:00~)
    ※17:00頃から別会場にてネットワーキングセッション(参加費無料)も予定しています。
  • 会場
    東京大学「伊藤謝恩ホール」 (東京都文京区本郷7丁目3-1)
    <アクセス> 地下鉄本郷三丁目駅から徒歩6~8分
    <地図> http://www.u-tokyo.ac.jp/ext01/iirc/access.html
  • 対象
    リビング・ラボの運営を通じたオープン・イノベーション創出や、高齢社会に対応した社会システムデザインやサービス創出に関心のある企業、自治体、大学・研究機関、NPO、メディア等の方々。
  • お申し込み、お問い合わせ
    <申込み先> https://goo.gl/3NrkMJ
    <申込期日> 2月12日(月)
    <問合せ先> ビンテージ・ソサエティ・ラボ事務局 福﨑(Eメール:m_fukuzaki@skfch.com)
    ※上記Googleフォームへアクセスできない場合は、直接事務局までお申し込みください。
  • 主催
    経済産業省 商務・サービスグループ サービス政策課 教育サービス産業室

経済産業省「ビンテージ・ソサエティ・ラボ」の到達点と未来
──高齢社会デザインの場としてのリビング・ラボ、開始6ヶ月の軌跡

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プログラム

※変更する可能性がありますことをご了承ください

13:30 開会
13:35 主旨説明
──経済産業省 商務・サービスグループ サービス政策課 教育サービス産業室

◉第1部:ビンテージ・ソサエティの構想

13:50 「ビンテージ人材モデルと一考察 ~いかに人生100年時代を豊かに生きるか~」(仮)
──ロフトワーク代表取締役 林千晶
14:10 各リビング・ラボ(ビンテージ・ソサエティ・ラボ)の活動経過
 
  • 川崎ラボ:「入ると自立度が上がる、世界一生産性の高い介護施設」をテーマとし、入居者の「残存能力」を引き出して自立・自由・出番を増やし、同時に高齢スタッフの活躍機会を増やし、結果として施設としてのサステナビリティ(介護の生産性)向上を追求。
  • 鶴岡ラボ:「Well-beingプラットフォームとしての温泉旅館・温泉街」をテーマとし、地域における温泉旅館の多面的機能(高齢者の仕事の場、ヘルスケア・リカバリー拠点)を追求し、長期滞在型ツーリズムやバイオイノベーションの可能性を拡げる。
  • 所沢ラボ:「“やとい”の再生を通じた多世代交流型の学び・遊び・仕事づくり」をテーマとし、多世代交流・モビリティの拡大を意識したニュータウン地区のコミュニティ・インフラの再デザイン、不動産の新たな活用の在り方等を追求。
  • 狭山ラボ:「農福連携・リカレント教育・起業の場として大学」をテーマとし、高齢化社会のアクティブ・シニア層が「ただ学ぶ」だけではなく、埼玉西部地域の資源を活用して新たな「仕事」を生み出していくきっかけを生むリカレント教育の場づくりを追求。

◉第2部:ビンテージ・ソサエティ・プラットフォームの形成に向けて

15:00 パネルディスカッション
「オープン・イノベーションを可能にするリビング・ラボ運営:6か月を経た現在地点」
  ──パネリスト:
川崎ラボ・鶴岡ラボ・所沢ラボ・狭山ラボのテーマオーナーと参加者
ロフトワーク代表取締役 林千晶
  ──モデレーター:
経済産業省 教育サービス産業室長 浅野大介
  第1部の各リビング・ラボからのプレゼンテーションをもとに、それぞれのラボにおけるテーマ設定の過程、議論の過程など、6か月の試行錯誤の姿を明らかにし、日本のオープンイノベーションの現在地と課題について議論します
16:00  講評 
16:20  総括 
16:30  閉会 

 

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