EVENT トーク

古びた未来をどう壊す?
SFを軸に領域横断型で描く未来ストーリーの作り方と使い方

Finished イベント終了

本イベントでは、未来作家・宮本道人氏の著書『古びた未来をどう壊す?』を題材に、未来ビジョンの創造・共有において現在注目されている「SFプロトタイピング」の手法を紹介し、誰もが作り手になって未来ストーリーを描けるようになる方法を探ります。

また、革新的な未来を語る実験場として、新たなSF思考を作り上げる領域横断型のSFコミュニティ「imkp Lab.(イマケピ ラボ)」を同日の8月24日に発足します。コミュニティでは、小説家に留まらずアーティスト・クリエイター・研究者・ビジネスパーソンが垣根を越えてコラボレーションし、未来を考える視点やマインドセットを探求します。

Date
2023-08-24 (Thu)
19:00 - 21:20
Place
FabCafe Tokyo MAP
Capacity
30
fee
free

Finished

本イベントでは、未来作家・宮本道人氏の著書『古びた未来をどう壊す?』を題材に、未来ビジョンの創造・共有において現在注目されている「SFプロトタイピング」の手法を紹介し、誰もが作り手になって未来ストーリーを描けるようになる方法を探ります。

また、革新的な未来を語る実験場として、新たなSF思考を作り上げる領域横断型のSFコミュニティ「imkp Lab.(イマケピ ラボ)」を同日の8月24日に発足します。コミュニティでは、小説家に留まらずアーティスト・クリエイター・研究者・ビジネスパーソンが垣根を越えてコラボレーションし、未来を考える視点やマインドセットを探求します。

About

古びた未来を書き換える、SFプロトタイピングとは

「SFプロトタイピング」とは、SF(サイエンスフィクション)の発想・世界観・ストーリーテリングを活用することで、アイデアを飛躍させ、革新的なビジョンを導き、今後あり得るかもしれない未来の姿を構想・試作することができる手法です。物語の力を活かし、他者と未来像を議論・共有し、未来の価値創造のヒントや先端技術の活かし方を探る手法として注目されています。

イノベーティブな未来を描くために、 世界を書き換える「ストーリー」の作り方と使い方

本イベントでは、産官学の幅広い領域で、多くのSFプロトタイピングのプロジェクトに携わってきた未来作家の宮本道人氏をお招きし、同氏の著書『古びた未来をどう壊す?世界を書き換える「ストーリー」のつくり方とつかい方』を題材に、古びた未来像を壊し、真にイノベーティブな未来を、いつでも、いくつでも、気軽に、誰もが語れるようになる方法を解説します。

また、ロフトワークがこれまで手掛けてきたSFプロトタイピングの実例や、コミカロイド社と共同で取り組んでいる、SF×マンガが切り拓く新しい表現の可能性もご紹介します。

登壇者は、未来作家、SFプロトタイパー、アーティスト、ハッカー、サウンドアーティストまで様々。SFを軸に、領域を横断しながら古びた未来を書き換える手法についてディスカッションします。

クリエイター、アーティスト、漫画家、ビジネスパーソン。専門性の垣根を越えて、SF思考で物語を作りながら未来像をみんなで描こう!

イベントの後半では、短時間で未来ストーリーをつくるショートワークショップを行います。

SFプロトタイピングでは、一般的にテキストベースの小説という形でアウトプットを制作しますが、本ワークショップでは、誰もが漫画を制作できるプラットフォーム「コミカロイド」を用いて、SFと漫画を組み合わせて、未来ストーリーを漫画で表現します。

漫画は、アイデアやコンセプトがビジュアル化できる視覚的なコミュニケーションメディアであるため、世界観と物語の共有と議論を起こしやすいことが大きな特徴です。

ワークショップでは、登壇者からの講評を受けながらグループで漫画を制作。ワークショップで生まれた漫画は後日、SFプロトタイパー大橋氏による『ITmedia NEWS』の連載「SFプロトタイピング」で“未来のイノベーション”を起こせ!にて掲載されます。また、ワークショップ後もコミュニティ内で、登壇者とストーリーをブラッシュアップしていきます。

新たなSF思考を作る領域横断型のSFコミュニティ「imkp Lab.(イマケピラボ)」を同日発足!イベント内にて詳細を発表。

イベント同日、SFを軸に、様々な分野の作り手が集う場として、領域横断型のSFコミュニティ「imkp Lab.(イマケピラボ)」を発足します。

SFコミュニティ「imkp Lab.」は、文学分野で活躍してきたSF作家と、スペキュラティブデザイン・アート思考などのクリエーション分野で活躍してきた未来志向的なアーティストを繋げていく実験場です。インスピレーショナルな世界観を妄想し生み出すSF小説家と、世界観を派生させたりインスピレーションを加速させることができるプロトタイパーとしてのアーティストが共創することで、イノベーションの風土を醸成していくことを目的として活動していきます。

コミュニティでは、今注目を集めるSFの考え方を学び、作品制作やビジネスへの応用を探るとともに、また未来を考えるに必要な視点やマインドセットについて語り合います。外部ゲストをお呼びした勉強会やミートアップイベントなどを開催予定です。

こんな人におすすめです

  • SFの考え方を学び、作品制作に活かしたいと考えているアーティストやクリエイター、漫画家など
  • 絵を描くのは苦手だが、漫画化したいアイデアを持っている方や、デジタルツールを使ってストーリーを描いてみたい方
  • 様々な領域のアーティストやクリエイターと共に、クリエイティブなアイデアを生み出したいと考えている方
  • ビジネスでSFプロトタイピングの活用を検討している方

Speakers

宮本 道人

未来作家 / 奇想アドバイザー / 架空研究者 / 東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員

宮本 道人

サイエンスフィクションを用いた様々なワークショップを考案し、多数の企業のビジョン研修や新規事業開発に協力。著書に『古びた未来をどう壊す?』、編著に『SF思考』『SFプロトタイピング』『プレイヤーはどこへ行くのか』、原作担当漫画に「デジタルヘヴン」(『RE-END』所収)など。博士(理学、東京大学)。

詳細を見る サイエンスフィクションを用いた様々なワークショップを考案し、多数の企業のビジョン研修や新規事業開発に協力。著書に『古びた未来をどう壊す?』、編著に『SF思考』『SFプロトタイピング』『プレイヤーはどこへ行くのか』、原作担当漫画に「デジタルヘヴン」(『RE-END』所収)など。博士(理学、東京大学)。
石原 航

アーティスト / ハッカー / imkp Lab. CSO

石原 航

慶應義塾大学総合政策学部卒業、同学政策・メディア研究科博士課程を単位取得満期退学。 「ありえるかもしれないインターネット」をテーマに様々な作品、システムを制作・開発しながら新しいアバター観やデジタルコミュニティの可能性を思索・研究中。 総務省認定異能β(総務省公認のへんなひと)保持者。Ars Electronica 2019 Future Innovatorに選出。公益財団法人クマ財団奨学クリエイター4〜5期生採択。 主な受賞歴にWIRED Creative Hack Award 2021 準グランプリ、同賞 2018 特別賞、Campus Genius Contest 2019 審査員特別賞など。

詳細を見る 慶應義塾大学総合政策学部卒業、同学政策・メディア研究科博士課程を単位取得満期退学。 「ありえるかもしれないインターネット」をテーマに様々な作品、システムを制作・開発しながら新しいアバター観やデジタルコミュニティの可能性を思索・研究中。 総務省認定異能β(総務省公認のへんなひと)保持者。Ars Electronica 2019 Future Innovatorに選出。公益財団法人クマ財団奨学クリエイター4〜5期生採択。 主な受賞歴にWIRED Creative Hack Award 2021 準グランプリ、同賞 2018 特別賞、Campus Genius Contest 2019 審査員特別賞など。
大橋 博之

SFプロトタイパー / imkp Lab.客員研究員

大橋 博之

WEBメディアや雑誌等でビジネス中心のライティングをおこなうと共に、SF作家と協力しながら企業に対してSFプロトタイピングを提供している。ITmedia NEWSで「SFプロトタイピング」で“未来のイノベーション”を起こせ!と題した、SFプロトタイピングの事例などの記事を連載中。著書に『SF挿絵画家の時代』『少年少女昭和SF美術館』『日本万国博覧会 パビリオン制服図鑑』/編集・執筆『大阪万博』などがある。

詳細を見る WEBメディアや雑誌等でビジネス中心のライティングをおこなうと共に、SF作家と協力しながら企業に対してSFプロトタイピングを提供している。ITmedia NEWSで「SFプロトタイピング」で“未来のイノベーション”を起こせ!と題した、SFプロトタイピングの事例などの記事を連載中。著書に『SF挿絵画家の時代』『少年少女昭和SF美術館』『日本万国博覧会 パビリオン制服図鑑』/編集・執筆『大阪万博』などがある。
高橋 祐亮

アーティスト/デザイナー / MVMNT クリエイティブパートナー / imkp Lab. CPO

高橋 祐亮

1992年生まれ。慶應大学SFC/東京藝術大学大学院を経て、現在はアーティスト・デザイナーとして活動。
3D表現を中心にVRコンテンツやCGI、インスタレーションの制作を行う。また昆虫食や宇宙建築、可動建築などのテーマにおいてはリサーチとデザインの二軸でプロジェクトを行っている。
個人での活動と並行して2020年より都内建築アトリエに3Dデザイナーとして所属し、2022年よりサウンドアーティスト・映像作家とIEEIR(アート・リサーチコレクティブ)を結成するなど他分野とのコラボレーションを重視している。
WEB:https://www.yt92.tokyo/

詳細を見る 1992年生まれ。慶應大学SFC/東京藝術大学大学院を経て、現在はアーティスト・デザイナーとして活動。
3D表現を中心にVRコンテンツやCGI、インスタレーションの制作を行う。また昆虫食や宇宙建築、可動建築などのテーマにおいてはリサーチとデザインの二軸でプロジェクトを行っている。
個人での活動と並行して2020年より都内建築アトリエに3Dデザイナーとして所属し、2022年よりサウンドアーティスト・映像作家とIEEIR(アート・リサーチコレクティブ)を結成するなど他分野とのコラボレーションを重視している。
WEB:https://www.yt92.tokyo/
丸山 翔哉

株式会社ロフトワーク MVMNTプロデューサー /サウンドアーティスト/imkp Lab.所長

丸山 翔哉

1994年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部を経て、サウンドアーティストとして活動。2023年4月プロデューサーとしてMVMNTに参画。MVMNTでは主に研究開発事業やサービスデザインなどMVMNTの自主事業に携わっている。
アーティスト活動において聴取環境についてのサウンドスタディーズのリサーチから音響表現を中心に、サウンドメイキング、インスタレーション、VRの制作を行う。
2022年から3DCGアーティスト、映像作家3人によるアートリサーチコレクティブIEEIRを結成し、多方面でコラボレーション制作も行なっている。主な受賞歴にNEWVIEW AWARD 2022グランプリなど。

詳細を見る 1994年生まれ。慶應義塾大学総合政策学部を経て、サウンドアーティストとして活動。2023年4月プロデューサーとしてMVMNTに参画。MVMNTでは主に研究開発事業やサービスデザインなどMVMNTの自主事業に携わっている。
アーティスト活動において聴取環境についてのサウンドスタディーズのリサーチから音響表現を中心に、サウンドメイキング、インスタレーション、VRの制作を行う。
2022年から3DCGアーティスト、映像作家3人によるアートリサーチコレクティブIEEIRを結成し、多方面でコラボレーション制作も行なっている。主な受賞歴にNEWVIEW AWARD 2022グランプリなど。
瀬賀 未久

MVMNT 広報・PRマーケティング/imkp Lab. CCC

瀬賀 未久

千葉大学都市環境システム学科卒業。ランドスケープ設計事務所でデザイナーを経た後、空間クリエイティブカンパニーにて、ブランディングとプロモーションを中心に、イベントや展覧会の企画、商業施設開発を手掛ける。2018年よりgluon に参画し、建築・都市とテクノロジーの両軸から、領域を横断して様々な専門領域を繋ぎ、新しい価値を生み出すために、都市のビジョン構築や技術実装に取り組んでいる。また、メディアアートの文化振興と人材育成にも力をいれており、2018 年よりCG-ARTS にて文化庁メディア芸術祭をはじめとするアートプロジェクトの企画、クリエイティブ・ディレクション、広報業務に携わる。2023年よりMVMNTユニットに参画。これまで活動してきた都市×アート×テクノロジーの分野に、新たにコミュニティを掛け合わせ、クリエイティブを核にした企画開発に従事している。

詳細を見る 千葉大学都市環境システム学科卒業。ランドスケープ設計事務所でデザイナーを経た後、空間クリエイティブカンパニーにて、ブランディングとプロモーションを中心に、イベントや展覧会の企画、商業施設開発を手掛ける。2018年よりgluon に参画し、建築・都市とテクノロジーの両軸から、領域を横断して様々な専門領域を繋ぎ、新しい価値を生み出すために、都市のビジョン構築や技術実装に取り組んでいる。また、メディアアートの文化振興と人材育成にも力をいれており、2018 年よりCG-ARTS にて文化庁メディア芸術祭をはじめとするアートプロジェクトの企画、クリエイティブ・ディレクション、広報業務に携わる。2023年よりMVMNTユニットに参画。これまで活動してきた都市×アート×テクノロジーの分野に、新たにコミュニティを掛け合わせ、クリエイティブを核にした企画開発に従事している。

Program

第1部
トークセッション
19:00-19:10
イントロダクション
・古びた未来とは?
・古びた未来を書き換える「SF思考」って何?
宮本 道人(未来作家/奇想アドバイザー/架空研究者/東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員)
19:10-19:50
古びた未来をどう壊す?トークセッション 

・SFの力をどう使う?「SFプロトタイピング」の活用事例
宮本 道人(未来作家/奇想アドバイザー/架空研究者/東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員)

・ビジネスに生きるSFの力
大橋博之(SFプロトタイパー/imkp Lab.客員研究員)

・SF×マンガが切り拓く新しい表現手法
石原 航(アーティスト/ハッカー/imkp Lab. CSO)

・SFコミュニティ「imkp Lab.」について
丸山翔哉(ロフトワーク MVMNTプロデューサー/サウンドアーティスト/imkp Lab.所長)

第2部
ワークショップ
宮本 道人(未来作家/奇想アドバイザー/架空研究者/東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員)
石原 航(アーティスト/ハッカー/imkp Lab. CSO)
大橋博之(SFプロトタイパー/imkp Lab.客員研究員)
高橋 祐亮(アーティスト/デザイナー/MVMNT クリエイティブパートナー/imkp Lab. CPO)
丸山翔哉(MVMNTプロデューサー/サウンドアーティスト/imkp Lab.所長)
瀬賀 未久(MVMNT 広報・PRマーケティング/ imkp Lab. CCC)
20:00-20:10

ワークショップの説明

20:10-20:40
グループに分かれてストーリー作り  

・趣味の言葉と未来の言葉から生まれるストーリーをソウゾウ(想像/創造)しよう
・マンガのプロットをつくろう

20:45-21:00
各グループの発表
21:00-21:15
講評
21:15-21:20
お知らせ

Outline

開催日
8月24日(木) 19:00 – 21:20 (開場:18:45)
参加費
無料
会場
FabCafe Tokyo
定員
30名
※申込多数の場合抽選となる場合がございます。ご了承ください。
※当日オンラインでの配信はございません。
主催
株式会社ロフトワーク MVMNT Unit

ACCESS

FabCafe Tokyo
東京都渋谷区道玄坂 1-22-7 道玄坂ピア1F

MVMNTについて

2023年から活動を始めたMVMNTは「20xx年の伝説を創る」を目指し、エモーショナルな社会と文化の創造をミッションに、アーティストやクリエイターとともに、未知のムーブメント“新たな伝説”を生み出すユニットです。アートドリブンで思想性・社会性のあるコンテンツ(新たな意味・世界観)をプロトタイピング、レガシーな手法をハックした伝達システムをつくり、ファンダムの力でXS〜XXXLまで創造的な運動を起こすことを目指します。

Web Facebook Instagram Twitter note Podcast

Finished

Related Event