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川竹 敏晴 2016.02.02

テクニカルディレクターがイラストで図解!CMS編

テクニカルディレクターがイラストで図解!CMS編(Movable Type、WordPress、concrete5、NOREN)

こんにちは。テクニカルディレクターの川竹です。

Webサイト構築案件であれば、主にコンテンツ管理システム(CMS)の導入を技術面からサポートする役割をしています。

ロフトワークのテクニカルディレクターチーム。プロジェクトを技術面でサポートしています。(筆者は右から二番目)

ロフトワークでは、複数のCMSの中から目的のWebサイトに最適なCMSを選定するので、それぞれのCMSの特長や機能について、クリエイティブディレクターやクライアントから頻繁に質問をもらいます。そんなときにわかりやすく説明して、プロジェクトコミュニケーションを円滑にするのもテクニカルディレクターの仕事のうち。

技術的な話になると、「さっぱり分かりません」と言われてしまう……(TдT)

プロジェクトメンバーのリテラシーは多様なので、私自身は下記のようなことに気をつけて説明しています。

  • むずかしい言葉や横文字を使わない
  • イメージしやすい別のものに例える
  • 図を描いて説明する

たとえば、CMSを「専門的な知識のない人でもホームページが更新できる仕組み」と言い換えたりするわけですが、それでも、CMSの特長や機能の説明では、複雑かつ情報量も多いので、「さっぱり分かりません」と言われてしまうことも(TдT)

打開策は突然に。そうだ、イラストで説明しよう!

ところがある日のこと。複雑な仕様がともなうWebサイトの改修案件で、担当のクリエイティブディレクターが手描きのイラストをささっと描ける人だったので「この仕様、絵に描いてみたら?」と提案したら、1時間くらいで案件の概要イラスト(A3サイズの1枚絵)ができました。

この概要イラストは、社内ミーティング、クライアントとの打ち合わせ、開発者との打ち合わせでも大活躍でした。概要イラストを見たばかりのクライアントですら、指を差しながら「この内容がこっちに表示されて…」と自身で解説できるほどでした。

イラスト(図解)は、全員が同じイメージを共有できるので、クライアントやディレクターなど様々な立場の人に分かりやすく理解してもらうために有効なことが分かりました。

CMSの仕組みを解説するイラストつくって、CCライセンスで公開しました!

そこで今回、さっそく、イラストの得意なメンバーに手伝ってもらい、それぞれのCMSの特長を図解してみました!(本当はプロジェクトで実際に導入しているすべてのCMSを扱いたいところでしたが、お試しということで4種類のCMSを選んでみました)

Movable Type

クリックするとFlickrページから画像をダウンロードできます

WordPress

クリックするとFlickrページから画像をダウンロードできます

concrete5

クリックするとFlickrページから画像をダウンロードできます

NOREN

クリックするとFlickrページから画像をダウンロードできます

いかがです。イメージつきやすくなったでしょうか?

このイラストをミーティングで使うようになってから、クライアントに「勉強したいから、この絵をもらっていい?」と言われたことも。言葉だけの説明で「さっぱり分かりません」と言われてきたのに、イラストがあれば、まず見てみようと思ってもらえるようになったのは嬉しいですね。

多くの人に使っていただきたいので、このイラストはクリエイティブ・コモンズ・ライセンス(表示 – 非営利 – 改変禁止)で公開しています。ぜひ使ってください!(また、2015年1月現在の情報でつくってますがツッコミがある方はぜひご連絡ください。随時なおしていきます)

そして次回は、「ドメイン/サブドメインをイラストで解説する編」をお届けする予定です。おたのしみに!

川竹 敏晴

Author川竹 敏晴(テクニカルグループ テクニカルディレクター)

豊田高専専攻科(情報科学専攻)卒業後、システム開発会社に職歴持ちの新卒として入社。エンジニアとしてWebアプリケーション開発に従事。よりWebサイトの開発に携わるべくWeb制作会社に転職。多数のCMS導入案件の開発を担当したのち、2011年にロフトワーク入社。
各種CMS(Movable Type, WordPress, concrete5, NOREN, WebRelease2など)の導入では提案から設計、開発、運用までサポート。各CMSコミュニティのイベント企画・運営にも関わり幅広いネットワークを持つ。

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