ロフトワークに入社して5年経ちました。
採用人事の齋藤です。

入社当時、私の職種はディレクターでした。3年間ディレクターとしてがむしゃらに突き進み、4年目から念願の採用人事へ社内転職しました。
ロフトワークに入社して最初に衝撃を受けたのは、メンバーの仲が良いこと。夜になるとメンバーの手作り感ありあまる社内Ustreamを聞きながら残業したり、みんなで送別会にコスプレしたり…(最近では機会も減りましたが)。同僚というより「友達」に近く、休日に会ってもストレスを感じないことが驚きでした。

若かりしあの頃。2011年

つらかったことは、ロフトワークの仕事で感じる「痛み」がすべて自分の未熟さでしかないこと。以前の環境なら、どこの部署が協力してくれないとか、この制度が邪魔だからとか、いくらでも言い訳をつくれたのに…。シガラミがないロフトワークで感じる痛みは自分の成長痛でしかない。痛みの質が良い。だから、乗り越えた時の達成感とメンバーへの感謝の気持ちには澄み切ったものがあります。(真面目なこと書いてる…今回は真面目な記事です!)
わたしが採用のコミュニケーションで心がけていることは、求人ページでは伝えきれない「現場のリアルな温度感」を引き出して伝えること。興味を持ってくれた方とお会いする場にメンバーにも同席してもらい、双方の共通するジャックをみつけプラグを繋ぎ「リアルな温度感」を体感してもらいます。

今回はみなさんにもリアルな温度感を伝えるべく、採用の場でよくメンバーにする質問「ロフトワークに入社して何が変わった?」を何人かに投げかけてみました。

ロフトワークに入社して何が変わった?

ディレクター 高井 勇輝 入社4年目 渋谷オフィス

ディレクターの高井です。ロフトワークに来て3年半が経ちました。
もともとはWeb広告業界出身で、クリエイティブ職は未経験だったのですが、自分で新しいサービスを作ろうと色々動いていたときに、それを実現させるための、プロジェクトを作り引っ張っていくスキルと経験を身に付けたくて、「プロジェクトデザイン講座」への参加をきっかけにロフトワークにジョインしました。

多種多様なディレクターがいるロフトワークの中でも、Webサイト制作から空間ディレクション、新規事業や芸術祭の立ち上げなど、かなり幅広いプロジェクトに関わっている方だと思います。
スペシャリストというよりはジェネラリストで、広くこなせる反面、すごく得意な武器がないのがコンプレックスでもあるのですが、いわゆる「0→1」のような答えのない新しいものを作るときに、広くその曖昧な部分も含めてばくっと大枠を捉えて、ファシリテーションしながら形を作っていけるのが自分の持ち味なのかなと最近は感じています。

ロフトワークは、チャレンジングなプロジェクトが多く、世の中のトレンドのスピードをダイレクトに感じる環境なので、得られるものもできることもどんどん変わっていくし、良くも悪くもまだまだやることがたくさんあるなと感じながら日々奮闘しています。

ディレクター 齋藤 実帆 入社8年目 渋谷オフィス

ロフトワークに入社して8年目、クリエイティブDiv.の齋藤実帆です。
ロフトワークでは珍しく2008年に新卒入社しました。現在は主にWeb制作のプロジェクトを中心に、プロジェクトマネージャー兼ディレクターを行っています。

ロフトワークのディレクター職のやりがいは、受注した予算の中であれば、プロジェクトの設計から実施まで、すべて自分でコントロールできること。予算やスケジュールを、どのように配分していくか自分で考え、判断することができるのです。
クライアントのビジネス課題を解決するために、誰と何を作るのかはプロジェクトマネージャーが最終判断し、クライアントに提案して問題なければその形で進めることが可能です。
例えば、以前担当した学習院女子大学のWebサイトリニューアル案件では、WebデザイナーにWebページをデザインしてもらう前に、グラフィックデザイナーと大学の世界観を検討しました。
明確なゴールを設定し、そのゴールへの道筋は自由であることがこの仕事の面白さだと考えています。


ディレクター 石川 由佳子 入社2年目 渋谷オフィス

ロフトワークに入社して、1年半弱。忙しいけど、いつもみずみずしい気持ちでいられるのは、「自分のやってみたいと思えることに、正直でいられる。」環境があるからなのかなと最近強く感じます。
学生のとき、本屋で立ち読みしていた本に、たまたまロフトワークの案件が紹介されていて「私のやりたいこと、これだ!」と直感してから偶然が重なりインターンで飛び込んだロフトワーク。新卒で別の会社に入社して数年たって「やっぱりここじゃなきゃダメ。」と戻ってきた私を「お帰り」と快く迎えてくれました。

入社早々、刺激的な案件が目白押しで、経済産業省と実施しているMORE THAN PROJECTでは、日本中の情熱ある素晴らしい中小企業の方や、トップクラスのクリエイターの方と一緒に純粋に「いいものを作る」ということに没頭しています。KENPOKU Art Hack Dayでは、異なるジャンルの人たちが融合することで新しいアート作品が生まれていく瞬間を目の当たりにしたり、企業の新しいイノベーションスペースを体験からデザインして作ったり。

こんなプロジェクトを若くても、どんどん挑戦していけるのは、多様性があたりまえに存在し、新しい価値観を一緒に面白がって形にしていける仲間やパートナーがロフトワークにはいるからなんだと思います。

そんな空気感がある。許容の範囲が広い感じ。
だからか、周りから最近「いつも楽しそうに仕事しているよね」とよく言われるようになりました。
いい意味で公私混同できる。幸せなタイミングがたくさんある会社です。

ディレクター 牧 貴士 入社3年目 京都オフィス

こんにちは、京都でクリエイティブ・ディレクターをしている牧です。
ロフトワークは現在3年目になります、早いですねぇ。。

大学卒業後すぐに起業していたので約10年間独学であれこれやってきた中で、うまくいくプロジェクトとうまくいかないプロジェクトがあって、どうしたら確率があがるのか考えているうちに”プロジェクトマネジメント“というスキルの存在を知り、修行したくて入社しました。
「なんとかなる」精神の僕が10年間好き勝手やっていたので、組織に入ることや、ここで扱うスキルなど、この年であらゆる壁にぶつかるのはめちゃくちゃ幸せな事。辛い事もありますが、それすら楽しみながら日々働いています。
この2年で一番ためになったのは、プロジェクトがはじまる初期段階でつくるプロジェクトマネジメント計画書です。プロジェクトに関するすべての情報を設計して予定を明確にしてから進めていくんですが、作業区分などを場の勢いで始めていた自分としては、目から鱗落ちまくりでした。そんな事もわからないのかと思うんでしょうけど、勉強せずいきなり自分でやってたので、本当に何もしらなかったんです。
計画が大事だと知ってはいたけど、こういう風にするんだと知った時のあの衝撃・・・。
学びは個人のプロジェクトにも役立ってます。ダブルワークとして、春に琵琶湖の湖岸沿いのコンビニ跡地を改装してお店を始めたんですが、共同代表との作業区分を明確にすることで、今日まで問題なくうまくいってるのは間違いなくここで学んだことのおかげです。

広報 石川 真弓 入社4年目 渋谷オフィス

ロフトワークに入社して4年目、広報の石川真弓です。

2013年6月、前職を辞めて、世界一周して、そして新しく働かせてもらえる会社を探していた私。正直、いろんな会社からオファーを頂きました。最終的にロフトワークに決めたのは、「いろんなプロジェクトがあって飽きなそう、FabCafeがある、そして週4で副業して良い」というロフトワークならではの魅力に、新しい社会人人生を賭けてみたくなったからです。そしてその時の決断は間違っていなかった。
今も胸を張って「ロフトワークで働くの楽しい!ロフトワークに入社を決めた私GJ(グッジョブ)!」と言えます。
今のロフトワークって本当に過渡期で、プロジェクトの規模も変わって、いろんなところに拠点ができて、3年前より2年前より1年前より、ますます面白くなっている。そしてその変化の渦中にずっと身を置いているだけで、自分が成長している錯覚をおこすくらい。

広報と言いながら、オリンパスのOPC Hack & Make Projectのプランナーなど、いろんなプロジェクトに関わらせてもらいました。理由をかこつけて、海外出張にも行かせてもらいました。この会社では、自分次第で自分の仕事をデザインできるのも素敵なところです。

テクニカルディレクタ 大森 誠 入社10年 渋谷オフィス

こんにちは、テクニカルディレクターの大森です。今年、年男の36歳です。(←手作り感ありあまるラジオをつくってた人)

ロフトワークに入社して10年目をむかえています。
入社のきっかけは前職の上司がロフトワークに転職したのがきっかけで声をかけてもらった事です。
前職との技術の違いやプロジェクトのスピード感の違いなどを感じながらも頑張れたのは、メンバーのプロジェクトへの熱意に背中を押してもらったり支えてもらったりしたからだと思います。
テクニカルディレクタという職種は一般的な技術職とは違うと思っています。技術面だけでなくコミュニケーションも担当し、開発パートナだけでなくクライアントとも直接やり取りをします。
似たプロジェクトはあっても同じプロジェクトは1つもないので、絶えず自分を変化させられることが非常に大事だなと日々感じています。
そんな私が2年前に義父が倒れた事で(心筋梗塞の手前で命に別状はなかった)手伝い始めたのがきっかけで農業に興味を持ちました。今年の5月からダブルワークとして義父の農園を手伝っていますが、作物を育てる事に喜びと楽しみを感じています。
一方で、農家は収入が安定しないので跡を継がない家も多くなってきています。農業の課題はその家だけでなく地域としての課題も多分にあります。珍しい経歴だと思うので自分の経験がどのように農業に役立てるのかを焦らず考えています。

 

採用活動のたのしみは、メンバーの内に秘めた想いを知れること。「へぇ〜そんなこと考えてたんだ!」とつい気づくと聞く側になっていたり。多様性を良しとするロフトワークでさらに個性が強まって、思わぬ働き方や仕事が生まれているのでメンバー個々に何回でもアップデートがあることがたのしみです。

 

今回登場しているロフトワークメンバーと直接話しをしてみませんか?

10/18に開催されるイベント「loftwork OPEN OFFICE -2016 autumn-」では、ディレクターの仕事の裏側から、正直しんどい話まで、ざっくばらんに話を聞けます。8月に開催した第一回は即満員御礼。夜の薄暗いオフィス見学ツアー(誰得?)もあるので、興味があるあなたは是非お越しください。

いろんなお話をしましょう!

齋藤 稔莉

Author齋藤 稔莉(採用)

多摩大学経営情報学部にて組織心理学を専攻。卒業後、Web制作会社にて人事部の立上げにリーダーとして参加。2011年にロフトワークに入社したのち、3年間のディレクターを経て念願の採用人事に異動。常にあらゆる可能性を広く捉えることが信念。ハプニングをチャンスへと転換させる強みを持つ。選択的シングルマザーとして子育てと仕事に奮闘中。

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「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2024」内関連イベントに
Layout シニアディレクター宮本明里とバイスMTRLマネージャー長島絵未が登壇