こんにちは、ロフトワークの室です。
入社してまだ5ヶ月ですが、実は入社するまでITにはあまり馴染みがありませんでした。
そんな僕がついこの間、国内外のIT技術の一大見本市、CEATECに行ってきたので、レポートをお届けします。

CEATECって?

毎年10月に幕張メッセで開催されるアジア最大級の規模を誇るIT技術とエレクトロニクスの国際展示会。

国内外で活躍するITとエレクトロニクス関連企業/団体、及び、ユーザ企業/団体が参加し、時代の先端を行く最新技術や製品の発表/デモを行っています。

会場は国内外の企業ブースで埋まっています。どこを見ても人、人、人・・・!!
IoTやVRなど、今話題の最新技術がたくさんあり、会場を歩き回っているだけでもすごい情報量。
今年はIoTを活用した健康管理サービス等も多く、いよいよIoTが身近な暮らしの中にも実装される気配をビンビンに感じます。

さて、そんな会場の中で注目したいのがコチラ、DENSOさんのブース。DENSOといえば、自動車部品で有名な企業ですよね。数あるブースの中でも特にDENSOさんに注目した理由は・・・

じゃん!DENSOとloftworkの取り組みを紹介するブース!
実は今年7月から約3ヶ月に渡ってLoftworkとDENSO協同のプロジェクトを進めていたのです。
今回は、その成果を一部展示していただいております。

技術、価値、事業をひらく DENSOPENプロジェクト

DENSOの特許技術である屋内即位システムの活用可能性を、約3ヶ月にわたり、3組のクリエイターとの共創から活用可能性を考え、プロトタイプを作成するプロジェクト。

デンソーが持つ技術力とそして多様なクリエイターのアイディアの組み合わせで、既存の活用領域や、既存の体験を超えた「新しい体験」を生み出すことを目的としています。

↑まずはプロジェクトムービーをご覧ください!

今回題材となった技術、超音波ビーコン!超音波を利用した高精度な位置即位が特徴です。
駅構内や地下街など、屋内でのナビゲーションを想定して生まれた特許技術です。

プロジェクトから生まれた3つのプロトタイプのうち、今回は「子どもの能動的な学び」をテーマにした体験のプロトタイプが展示されています。(写真は弊社2Fでの体験会の様子)

実際に会場で体験する弊社石川。糸電話型のデバイスをビーコンにかざして、超音波をキャッチすることで情報を受け取ることができます。

来場者の方にも実際に体験していただきました。

プロジェクトムービーと実際の体験の様子のデモ動画も合わせて展示いただきました。
位置即位技術×教育という新しい掛け合わせに来場者も興味津々。
今回の展示を通して、多くの人にDENSOの技術の可能性を知ってもらえたのではないでしょうか。

 

技術力と、多様なクリエイターのアイディアの掛け合わせ。
それだけでなく、互いが前のめりに関わるスタンス。
「面白そうだね」を大切に、丁寧にディスカッションを重ねた先にある、クリエイティブジャンプ。
既存の活用領域や、既存の体験を超えた「新しい体験」のきっかけは、好奇心やワクワクなのかもしれません。
そして、そんな気持ちから生まれたモノだからこそ、人を惹きつける魅力があるのかもしれませんね。

室 諭志

Author室 諭志(バイスMVMNTマネージャー)

京都造形芸術大学卒。元美術教師。2017年ロフトワーク入社。2022年より現職。
STYLY、株式会社パルコ、Loftworkが3社合同で立ち上げたXRの実験的プロジェクト「NEWVIEW」での企画・運営(2019〜)のほか、北海道釧路市の阿寒湖アイヌコタンを舞台としたアイヌ文化と現代美術を扱う祭典的プログラム「AKAN AINU ART WEEK」(2024)の企画・運営など
フィジカル/アナログとテクノロジー/バーチャルを横断しながらアートプロジェクトを実践。
生活者視点のサービスデザインから、新しい観光文化の創出への挑戦まで、ビジネスとアートを組み合わせた新しい価値創出を実践している。

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