YAOYA PROJECTが産経新聞に掲載
大阪の町工場から世界のマーケットへ

ロフトワークが大阪府八尾市と取り組んでいるYAOYA PROJECTが、2020年1月24日と25日の2日間にわたって、産経新聞の朝刊に掲載されました。YAOYA PROJECTは、大阪府八尾市の中小企業と日本中から集ったクリエイターが、オリジナルのプロダクトを共創し、世界市場に挑戦するプロジェクト。それまでOEM製品の生産を主軸にしてきた八尾市のものづくり企業8社が、アイデアコンテストによってマッチングしたクリエイターと新しい製品を開発し、台湾市場に乗り出します。
1月24日の記事では、YAOYA PROJECTをデザインの考え方を経営に入れる事例として説明しながら、プロジェクトに関わる事業者やクリエイターの声が取り上げられ、翌25日の記事では、台湾で行われた現地調査や、プロジェクトのプロセスや販売ルートなど、プロジェクトの詳細が解説されています。それぞれ1日先駆けてWeb版の記事も公開されています。
記事の中では、担当プロデューサーの小島のメッセージが以下のように取り上げられています。
八尾市に協力して、ヤオヤ・プロジェクトのコンセプトを決めてきたデザイン会社「ロフトワーク」(京都市下京区)のプロデューサー小島和人さん(37)は「新しいニーズを生み出す商品開発のプロセスを、デザイナーと企業が共に作り出すヤオヤ・プロジェクトをモデルにした取り組みが全国的に広まれば、日本のものづくりはきっと変わるだろう」と話している。
また、「(OEM商品では自分が作っている製品の用途すら知らされずモチベーションを保つのが難しいこともある中、)ものづくりは本来、おもしろいもの。それを仕事にしている会社の魅力を、ヤオヤ・プロジェクト参加を通じて、若手にも伝えたい」という事業者の想いを伝えたうえで、「自社製品づくりを通じて、販路拡大を狙うだけでなく、ものづくりを担う一人一人に自社の技術力や製品に誇りを持ってもらいたい。ヤオヤ・プロジェクトの狙いはそこにある。」とプロジェクトへの期待で結んでいます。




11月には、アイデアアワードを踏まえて、採択されたクリエイターと事業者全員で台湾視察とプロダクト制作に向けてのワークショップを開催。各プロダクトの完成は2020年4月に完成予定です。
プロジェクトメンバー

飯田 隼矢
ロフトワーク
クリエイティブディレクター
ロフトワークについて
オープンコラボレーションを通じてWeb、コンテンツ、コミュニケーション、空間などをデザインするクリエイティブ・カンパニー。
グローバルに展開するデジタルものづくりカフェ「FabCafe」、素材と向き合うクリエイティブサービス「MTRL(マテリアル)」、クリエイターとの共創を促進するプラットフォーム「AWRD(アワード)」を運営。世界中のクリエイターコミュニティと共創することで、幅広いクリエイティブサービスを提供します。
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