「デザイン経営」実践の5つのポイントとは？
中小企業におけるデザイン経営調査報告書を公開

ロフトワークは、経済産業省関東経済産業局、公益財団法人日本デザイン振興会の協力のもと、『中小企業のデザイン経営〜経営者のビジョンが文化をつくる〜』を公開しました。スノーピーク、ファミリアをはじめ、経営者が「デザイン」を活用する経営を通して成長を遂げている中小企業8社を対象とした調査を行い、デザイン経営の実践における5つのポイントを報告書としてまとめました。

ロフトワークは、代表の林千晶が『「デザイン経営」宣言』の起草に関わって以来、特許庁や中小企業庁、また企業とともにデザイン経営の実践に挑戦してきました。そのなかで、デザイン経営の先行事例は、大企業については多く紹介されていますが、中小企業についてはまだ十分に知見が共有されていないことを課題として感じていました。

経済産業省関東経済産業局、「グッドデザイン賞」を主催する公益財団法人日本デザイン振興会の協力を得て、中小企業経営のモデルケースとして8つの企業を選定、現地調査を行い、知見を整理しました。中小企業の経営者の皆さんがデザイン経営への理解を深め、実践するきっかけを作りたいと今回の調査を報告書の形にまとめました。

本報告書は、２つのコンテンツで構成されています。

デザイン経営は、一朝一夕で変革が叶うような手法ではありません。調査対象企業8社も、それぞれ都度、課題に直面しながら何年も、時間をかけてデザインを活かす取り組みをしてきました。
そこで本報告書は、読者である経営者の方が自社の状況に応じた展開が可能となるよう、「How To」でだけでなく、企業ごとにどのような背景があり、どういったことを考え実行したのか「Why / What」も含めてご紹介しています。

調査対象企業に共通する事柄を整理し、5つの特徴にまとめました。それぞれの項目ごとに実践のポイントを紹介しています。

経営者自身に、経営のプロセスと課題、成功のポイントを伺い、インタビュー形式でまとめました。
最盛期の1/5まで事業規模を縮小し士気が下がっていたところから、社内を巻き込み新規事業を立ち上げ、採用もできるようになり、社員の士気が再びあがったプロセスなど、ビジネスに携わるものであれば何かしらの示唆を受けられる内容です。また、自分を経営者の立場に置き換えて読んでみると、また違った学びを得られると思います。ぜひご覧ください。

本報告書は、クリエイティブ・コモンズ・ライセンス（CC BY-NC-SA 4.0*）を付与し一般公開します。 このライセンスは、非営利な目的のもと、適切なクレジットの表示、ライセンスへのリンク貼付、変更がある際はその旨を表示し再配布の際は同じライセンスを付与すれば、利用・再配布することが可能です。営利目的の利用の際は、ロフトワーク広報（pr@loftwork.com）にお問い合わせください。

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