「デザイン経営 GUIDEBOOK」をオンラインで公開。
中小企業が一歩を踏み出すためのガイドブック
デザイン経営を学び、実践したい全ての人に。デザイン経営のはじまりから、実践までを集約
ロフトワークは、「デザイン経営 GUIDEBOOK」をオンラインで公開しました。
デザインを活用した経営手法である「デザイン経営」の理解を深めたい方、実践への一歩を踏み出したい方に向け、デザイン経営の「はじまり」から「実践」までをコンパクトに5篇に集約。細かい手法の解説でなく、デザイン経営の意味・意義を咀嚼し、まずは社内で小さく挑戦することを応援する内容となっています。
「デザイン経営 GUIDEBOOK」Webサイト
デザイン経営とは
2018年5月23日、経済産業省・特許庁はデザインによる企業の競争力強化に向けた課題の整理と検討した対応策を「『デザイン経営』宣言」として発表しました。
技術だけでは差別化が難しくなった企業の価値について、“デザイン”を経営の資産と捉え、活用することで、ブランド構築とイノベーションを推進していく経営手法です。企業の存在価値を改めて定義し、目指す姿を実現していく手法としても力を発揮します。
「デザイン経営 GUIDEBOOK」の特徴
デザイン経営 GUIDEBOOKは、デザイン経営を学び、実践したい全ての人に向けて、始める前や迷ったときに、胸ポケットからそっと取り出してもらえるような存在であることを願っています。なかでも特に、大企業と比べるとまだ知見が十分に共有されていないであろう中小企業のデザイン経営の助けになることを目指しています。
1.中小企業のデザイン経営実践を支援する「Dcraft」の活動から誕生
デザイン経営 GUIDEBOOKは、2020年にロフトワークが行なった、中小企業のデザイン経営実践を支援する「Dcraft デザイン経営リーダーズゼミ(以下、Dcraft )」*プロジェクトの知見を外部に広く共有する目的で作成されました。Dcraftに参加した30社の中小企業が、経験豊富なクリエイティブディレクターや経営者から学んだデザイン経営の実践の内容も、GUIDE BOOKから動画でご覧になることができます。
2. デザイン経営を実践した、経営者やデザイナーの生の声を掲載
どのようにすれば自社のビジョンと響き合うデザイナーに出会えるのか。良縁を結ぶため必要な姿勢はあるのか? Dcraftを通じて、デザイン経営を実践した経営者とデザイナーによる、実体験に基づくリアルな声を掲載しています。
3. 水と油のような「経営」と「デザイン」。その出会いを紐解く解説
デザイン経営とはそもそもどういうものなのか? 水と油のように距離があると感じる「経営」と「デザイン」について、各々のルーツを遡り、2つがどのように結びついたかの考察を、公益財団法人日本デザイン振興会 常務理事の矢島進二さんに寄稿いただきました。
*Dcraftは、「令和元年度補正 ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金 〔ビジネスモデル構築型〕」の採択事業として実施されました。
目次
1. Roots デザイン経営とはじまり
2. Define デザイン経営とは
3. Result デザイン経営と数字
4. Partner デザイン経営とデザイナー
5. Practice デザイン経営と実践
ロフトワークのデザイン経営 関連リンク
中小企業におけるデザイン経営調査報告書「中小企業のデザイン経営〜経営者のビジョンが文化をつくる〜」https://loftwork.com/jp/news/2020/03/05_design-driven-management_report
Dcraft デザイン経営リーダーズゼミ
デザイン経営の実践を支援する7ヶ月間のプログラム
https://loftwork.com/jp/project/dcraft
ロフトワークの「デザイン経営導入支援」について
https://loftwork.com/jp/method/design_management
ロフトワークについて
ロフトワークは「すべての人のうちにある創造性を信じる」を合言葉に、クリエイターや企業、地域やアカデミアの人々との共創を通じて、未来の価値を作り出すクリエイティブ・カンパニーです。ものづくりを起点に、その土地ならではの資源やテクノロジーを更新する「FabCafe(ファブカフェ)」、素材と技術開発領域でのイノベーションを目指す「MTRL(マテリアル)」、クリエイターと企業の共創プラットフォーム「AWRD(アワード)」などを運営。目先の利益だけにとらわれず、長い視点で人と企業と社会に向きあい、社会的価値を生み出し続けるビジネスエコシステムを構築します。
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