株式会社両口屋是清 PROJECT

365日、贈り物を探したくなる「提案型」Webサイト
老舗和菓子 両口屋是清 ウェブサイトリニューアル

Outline

贈り物に選ばれるための提案型の情報設計

両口屋是清は寛永11年 (1634年)に名古屋で創業した和菓子の老舗。全国に約85店舗を展開しています。今回、店頭とオンラインそれぞれが果たす役割を時代性に合わせて見直し、Webサイトを今以上に活用したいという要望を受け、主要ターゲットを整理するとともに、店舗やオンラインでの購買に繋げるべく、全面リニューアルを行いました。

ロフトワークは、ターゲットユーザーを把握しコミュニケーション方針を決めるためのヒアリングを実施したうえで、コンテンツとタッチポイントの整理・言語化し、デザインテンプレートの制作を支援。「365日の贈り物」をテーマに、いつでも贈り物に選ばれるための提案型の情報設計やUX設計を行いました。

プロジェクト概要

  • 支援内容
    ・リニューアル方針策定
    ・情報設計
    ・デザイン
  • 体制
    クライアント:株式会社両口屋是清
    プロデュース:柏木 鉄也
    プロジェクトマネジメント:川上 直記
    クリエイティブディレクション:松下 恵里花
    テクニカルディレクション:小野村 香里
    デザイン:株式会社スピッカート
    撮影:東 花行

Outputs

両口屋是清 公式オンライン

ヒアリングを行った結果、40代〜60代の女性を中心として、贈答用としてのニーズが多いことがわかりました。そこで、リニューアルのコンセプトを「365日の贈り物」として、それまでニーズが特に多かったお中元とお歳暮以外にも贈答用として両口屋是清を選んでもらえるよう、提案型のウェブサイトを設計。さまざまなシチュエーションで両口屋是清のお菓子を選んでもらうための工夫やコンテンツが散りばめられました。

また、リニューアルを期に、それまで個別に存在していた公式サイトとオンラインストアを「両口屋是清 公式サイト」として統合することで、どのページからもカートに移動できるなど、シームレスな導線を設計。サイトからの離脱を防ぐとともに回遊性も高めるデザインになりました。

また、季節ごとにメインビジュアルのカラーリングを変更できる仕様にすることで、常にウェブサイトに訪れた時の季節感を感じられるよう、デザインしています。

Points

贈り物を「提案」するWebサイトとは

Webサイトのコンセプトである「365日の贈り物」とは、あらゆるシチュエーションにおいて、両口屋是清の和菓子をプレゼントしたくなるようなシーンを提案するということ。和菓子のニーズが多いお歳暮やお中元などの定番の用途に限らず、さまざまな場所において喜ばれるお菓子を「贈る」という視点で紹介。買う人の気持ちを言語化し、購買に繋げるデザインを設計しました。

店頭とオンラインのコミュニケーションをつなぐ

ヒアリングをする中でわかってきたのは、実店舗の店員がお客様とのコミュニケーションを密に行うなかで、どんな目的を持った人に対してどんなお菓子をおすすめしたら喜ばれるか、あるいは、すでに両口屋是清のお菓子を食べたことのある人がどんな感想を持っているか、などの情報が豊富に蓄積されていたことでした。

そこで、Webサイトで購入を検討する際にも実店舗で蓄積されてきた集合知を生かす工夫として、「お客様の声」という項目を追加。プレゼントとして贈るという視点で、どんな用途で喜ばれているか、生の声を販売員から集めて掲載しています。さらに、各商品に「お土産に最適」、「御祝いや感謝の気持ちをこめて」「一口サイズ」などのキーワードタグを付けることで、各商品がどんな目的やシーンで喜ばれるのかイメージしてもらう工夫をしています。

また、商品詳細ページへの導線も、贈る目的別に選べるよう設計。また、それまで実店舗のみでオーダーできた人気サービスのオリジナル焼印を、Webからもオーダーできるようにすることで、より幅広い用途の贈り物に対応できるようになりました。

実店舗の販売員がお客様との密なコニュニケーションで得てきた声をWebサイトに反映させた
贈る目的別に選べるよう設計された商品詳細ページへの導線

Member

川上 直記

川上 直記

株式会社ロフトワーク
クリエイティブDiv. シニアディレクター

松下 恵里花

松下 恵里花

株式会社ロフトワーク
クリエイティブディレクター

柏木 鉄也

柏木 鉄也

株式会社ロフトワーク
チーフプロデューサー

小野村 香里

小野村 香里

株式会社ロフトワーク
テクニカルグループ シニアディレクター

メンバーズボイス

“明るくシンプルなデザインで、よりお客様に親しみやすく分かりやすいサイトになったと思います。ターゲットユーザーを明確にすることで、商品提案も工夫できるようになりました。365日贈り物をしたいと思って頂ける様にこのサイトを成長させていきたいと思います。

この度、ロフトワークの皆様と一緒にプロジェクトを行い私自身大変勉強になりました。ありがとうございました。”

株式会社両口屋是清 企画部eコマースグループ 馬場 智恵

“店頭スタッフや利用顧客の方へのインタビューや観察を通じて、第三者への「贈り物」を選ぶ上での店頭でのコミュニケーションの重要性を改めて感じました。その上でWebサイトが果たす役割を整理し、写真やことばの選び方といったコンテンツ内容や、季節ごとの見せ方にもこだわりました。”

株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター 川上 直記

“両口屋是清という歴史ある老舗和菓子屋のサイトリニューアルに関われたことを、嬉しく思います。常に新しいことに挑戦している一方で、菓子職人が手作業で行っている部分の多さや、店頭でのお客さんとの交流など、人が介入することを丁寧に行い信頼を勝ち取っているいることがヒアリングを行う中で感じました。長年愛されている両口屋是清がより多くの方と繋がれるツールとしてこのサイトが育っていくことが楽しみです。”

株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター 松下 恵里花

Keywords

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顧客体験の向上と業務改善を同時に実現する
サービスサイトリニューアル