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日髙 拓海, 岩崎 諒子, 宮崎 真衣 2026.02.12

食・祭り・映像から見えた能登の現在地。
名古屋と東京で寄り合う、関わりのかたち

ロフトワークとFabCafeは、令和6年能登半島地震をきっかけに、2024年2月に「NOTONO」プロジェクトを立ち上げました。本プロジェクトは、震災を通して出会った人や活動との関係を大切にしながら、能登の再生や伝統産業、地域文化に触れる機会を、都市の中につくっていく試みです。

「能登を代表して語る」ことや、復興の正解を示すことではなく、能登の各地で続いている個人の営みや実践に光を当て、その声や手触りを、展示や食、場づくりを通してひらいてきました。

震災から2年を迎える2026年1月、FabCafe TokyoとFabCafe Nagoyaにて、能登の人に出会い、豊かな食文化を味わい、郷土の風景や営みに触れるイベントを開催しました。本レポートでは、その二つの場で立ち上がった空気と、そこから生まれた小さなつながりについて紹介します。

このイベントを一緒につくった人たち

辻野 実(株式会社SCARAMANGA/DOYA COFFEE/NOTONOWILD)
能登町在住。デザインとヒップホップの精神を軸に、過疎や地域課題に向き合うプロジェクト「NOTONOWILD」を主宰している。震災および豪雨後は、NOTONOWILDグッズの売り上げを活用し、支援団体への資金提供や仮設住宅・公民館への物資寄付など、地域に根ざした支援を継続。能登の仲間たちと新たなクルーを結成し、2026年5月には能登で音楽祭の開催を予定している。

高市 克己(Food Factory Company 株式会社 iSU)
金沢市在住。社名の「iSU(イスゥ)」は、日本語の「椅子」とエストニア語の「食欲」を掛け合わせた言葉で、食卓を支える存在でありたいという思いが込められている。石川・沖縄・神奈川などで飲食の現場を渡り歩き、イベント出店、商品開発、器ブランドの立ち上げ、ホテルレストランの運営支援や飲食店プロデュースなど、食にまつわる多様な事業を手がけてきた。能登の食材を県内外に届ける「NOTO FOOD」の構想・開発を担っている。

Wild Tame
東京を拠点とするクリエイティブ・エージェンシー。25名以上の国際色豊かなクリエイターが所属し、企業ブランディングや広告キャンペーン、ドキュメンタリー、映画のメイキングなど、活動は国内外に広がる。「HOME-FOR-ALL」の映像制作を手がけたことをきっかけに、能登とのつながりが生まれた。以降、能登の人や風景、営みと向き合い続けている。

能登の現実とは?

名古屋・東京、いずれの会場でも、辻野さんはトークの冒頭で、震災後の能登の状況について、いくつかの数字を挙げて話を始めました。たとえば、令和6年能登半島地震では、2024年1月1日時点で最大40,688人が避難生活を余儀なくされました。住宅被害も深刻で、奥能登4市町では全壊6,077棟、半壊18,328棟にのぼり、その後、公費解体が完了した家屋は28,582棟に達しています。また、震災前と比べて、地域の人口は約13%減少していることも共有されました。

こうした避難者数や住宅被害、人口の変化といったさ数字は、能登の産業やコミュニティ、そして個人の営みが、どのような現実の上に成り立っているのかという前提を客観的に示すものです。

数字だけを見れば、状況は決して楽観できるものではありません。一方で、その現実のなかでも、人々は暮らし、店を開け、食をつくり、祭りを続け、関係をつなぎ続けています。今回のイベントでは、災害によって「失われたもの」よりも、いまも続いている営みに目を向けながら、それらをもっと活性化させようという人々の声を共有しました。

能登の自然がぎゅっと詰まった「NOTO FOOD」

今回のイベントでは、「DOYA COFFEE(ドーヤコーヒー)」が、能登の食材を使ったFOTO FOODシリーズを石川県外では初めてFabCafeで提供しました。脂ののった鰤、澄んだ空気の中で育つ能登豚、発酵調味料、地域に根ざしたパンづくり。能登の豊かな自然が、ひと皿の中にぎゅっ!と詰まったフードです。

このメニューは、石川県で食に関わってきた高市克己さんが開発しました。目指したのは「特別な料理」をつくることではなく、能登で続いている食の風景や日常の延長を、そのまま届けること。能登には、自然が豊かで、おいしい食材が数多くあります。その魅力を名物としてひと皿に込めることで、「食べに来る」「会いに来る」といった、県外から能登へ足を運ぶ動機をつくりたいと考えました。

その構想をもとに、高市さんが声をかけたのが、能登町でコーヒースタンド「DOYACOFFEE」を営む辻野実さんです。フードを提供する拠点として「DOYA COFFEE」が位置づけられ、グラフィック制作も辻野さんが手がけました。

「NOTO FOOD」の開発をした高市さん(写真提供:DOYA COFFEE)
能登半島の漁師・中田洋助さんから仕入れた鰤を、天然醸造味噌の伝統を守る味噌蔵「新出商店」で漬け込んだ

NOTO FOODは、イベント限定の特別メニューではなく、FabCafeでは2026年2月24日から3月16日まで提供します。ブリトーは、鰤以外にも能登の旬の魚に変化しながら開発し、能登町宇出津のコーヒースタンド「DOYA COFFEE」や石川県内の様々なイベントで展開される予定です。食べることを入口に会話が生まれ、次の行動につながっていく。その連鎖が起きる最初の場として、FabCafe・ロフトワークとコラボレーションしました。

>>NOTO FOODの背景・開発ストーリーを読む

NOTO BURRITO(ノトブリトー)
NOTO BURRITOで使う魚は、能登の漁師集団、日の出大敷が水揚げした鮮魚を能登麹に漬け込み、奥能登仕込みの天然醸造味噌で作った絶品ソースで炙った魚を、丹精を込めて一本一本巻き上げました。ブリトーに使用する魚は、鰤、ガンド、スズキなどの中から、その時々によって特に良質なお魚をセレクトします。

NOTO PANINO(ノトパニーノ)
澄んだ空気の中で育った「能登豚」をふんだんに使ったパニーノ。香り豊かで、噛めば噛むほど甘味が広がるもちもちとした肉質。その肉汁までを余すことなく野菜と煮込み、トマトベースの上質なミートソースに仕上げました。新鮮な野菜とチーズをNOTO PANINOのために開発された、地元のパン職人によるオリジナルのパンでサンドしカリカリに焼き上げた、誰からも愛される一品です。

どうやってはじまったのか?

今回のイベントは、いくつかの偶然の出会いと出来事が、時間をかけて重なった結果として、自然にかたちになっていきました。震災後、ロフトワークのメンバーが能登を行き来する中で、高市克己さんをはじめ、DOYA COFFEEの店長 國分まゆ穂さん、映像制作チーム・Wild Tameと出会いました。2025年10月、私たちは高市さんから「NOTO FOOD」の構想を聞き、同じ時期にWild Tameから能登をテーマにした映像完成の連絡が届きました。そこに出演していたのがDOYA COFFEEオーナーの辻野さんだったことを知り、これまで点だった出来事が一本の線としてつながりました。

これは、時間をかけて関係を育ててきた人たちと一緒に能登をひらく機会になるのかもしれない。食と会話、そしてクリエイターたちが自然に交わるFabCafeは、その舞台としてとても自然な選択でした。

2024年10月に訪問した「DOYA COFFEE」。当時は、建物に部分的な崩壊や傾斜があり、余震による二次災害のリスクが認められる「要注意」の黄色い紙が建物内に貼られていた

名古屋会場:関わりの一歩目を踏み出す空気

1月25日に開催された名古屋のイベントは、能登に初めて触れる人も多く集まる場となりました。「能登大新年会」と題し、NOTO FOODの味わいと、能登の祭りの文化に触れる一夜です。

会場に足を踏み入れると、天井からは能登の祭りで使われてきた法被が吊るされ、提灯に灯がともり、能登の祭りの象徴であるキリコの中福(なかふく)も並びました。キリコとは、能登各地の祭礼で使われる巨大な灯籠で、地域ごとに形や装飾が異なります。展示というよりも、能登の気配がそのまま持ち込まれたような空間に!

写真中央にあるのが、FabCafe Nagoyaに展示された辻野実さん所有のキリコ。行燈部分のデザインは「橋の下世界音楽祭」に出演したグラフィティーアーティスト達によって開催中に会場内で描かれた

大漁旗や、法被、提灯などが能登から持ち込まれ、FabCafe Nagoyaに能登がやってきた!ような空間を演出

能登には300のお祭りがあるといわれ、法被も村によって異なる

DOYA COFFEの店長 國分まゆ穂さんにより、能登のコーヒーや日本酒を振舞ってくれた

能登の出身者、大学生の同級生が能登に住んでいて話をよく聞いていた人、お祭り好きな人など、様々な人がより集まった

「NOTO FOOD」のグラフィックがプリントされたスウェット。辻野さん率いるSCARAMANGAがデザイン

イベントには、2012年より愛知県豊田市にて開催されている「橋の下世界音楽祭」の運営チームの主要メンバーであるNOBさんが駆けつけ、震災後にご自身も参加した数々の能登の祭りの魅力について語りました。2024年9月に開催された「橋の下世界音楽祭2024」では能登の仲間たちが能登の酒や塩などの物産や各種グッズや能登牛などを持って出店しました。

NOBさんは災害支援団体「チーム橋の下」の一員として震災直後より支援物資の収集を開始し奥能登の避難所へ物資の配布や炊き出し、家財道具の運搬、家屋修繕、瓦礫撤去作業などのボランティア活動を行い、また地元の方々と共に音楽イベントや盆踊りなども企画運営し現在も継続的に活動を行っています。

イベントでは、能登の季節感や地域文化を伝える話も共有されました。能登半島では、夏から秋にかけて、各地で多様な祭礼が行われます。中でもキリコ祭りは、祭礼全体が7月から9月ごろまで続くことが多く、地域ごとに特色ある行事が次々に開かれます。

その先陣を切るのが、能登町宇出津地区で毎年7月に行われる「あばれ祭」と呼ばれる勇壮な祭りです。約40基もの巨大なキリコが火の粉の中を練り歩き、神輿が大暴れする姿が見どころです。辻野さんは、こうした祭りの連なりが、単なる観光イベントではなく、地域の人と外から来た人が自然に交わる場として、季節と人をつなぐ能登のリズムをつくっていると語りました。

石川県能登町宇出津(うしつ)で行われる「あばれ祭」の様子。高さ約7メートルの巨大な奉燈(キリコ)約40基が町内を巡行。松明(たいまつ)の周りで、キリコが火の粉を浴びながら威勢よく人々が乱舞する(写真提供:NOTONOWILD)

石川県能登町小木港で行われる「とも旗祭り」の様子。高さ約20メートルにもなる巨大なのぼり旗(とも旗)が特徴で、美濃紙約500枚を繋ぎ合わせて作られる(写真提供:NOTONOWILD)

石川県珠洲市飯田町で毎年7月20日・21日に開催される伝統的な祭り「飯田町燈籠山(とろやま)祭り」の様子(写真提供:NOTONOWILD)

この話を受けてNOBさんが投げかけたのが、「祭りだけがツールじゃない」という言葉です。スポーツでもいいし、別の集まりでもいい。大切なのは形式ではなく、人が集まり続け、関係が生まれるコミュニティに身を置くことだという視点でした。能登には、食材も自然も祭りもあります。ただ、それらを支えているのは、日々顔を合わせ、関係を重ねてきた人たちです。

名古屋の場では、「祭りに参加してみる」「何かの集まりに加わってみる」といった小さな一歩が、地域の人や県外の人とつながるきっかけになるのだという感覚が、前向きな実感として共有されていました。

写真提供:DOYA COFFEE

トークの中でFabCafe Nagoyaの斎藤健太郎は、「能登と関わりたいという声は確実に増えている一方で、何から始めればいいかわからない人も多い」と話しました。だからこそ、まずは食べる、話す、会うといった小さな関わりから始められる場を、FabCafeやロフトワークとしてつくり続けていきたい、と語ります。

新年会といえば、じゃんけん大会!?

イベントの終盤にはじゃんけん大会が行われ、辻野さんが手がける「NOTONOWILD」のグッズがプレゼントとして用意されました。景品として用意されたのは、辻野さんが主宰するプロジェクト「NOTONOWILD」のグッズです。勝ち抜いたのは、3名の参加者でした。

NOTONOWILDは、辻野さんが主宰する能登町を拠点に、デザインや音楽、カルチャーの力で地域の魅力を発信してきたプロジェクトです。「ワイルド=野生のままに生きる」という感覚を大切にしながら、能登の日常や風土、人の営みを、肩ひじ張らずに伝えることを目指しています。震災や豪雨の後は、グッズの売り上げを仲間の支援団体に充て、仮設住宅や公民館への灯油や雪かき道具の寄付など、地域に根ざした活動も続けてきました。

この日のじゃんけん大会では、NOTONOWILDのスウェットや手拭いなどがプレゼントされました。辻野さんによれば、これらのグッズは能登エリアではよく知られており、身につけて歩いていれば「すぐに仲間だとわかる」のだそう。能登のことが気になっていたものの、何から関わればいいかわからなかった人、食に惹かれて気軽にで足を運んだ人、知人に誘われ、半ば偶然参加した人。

三者三様の参加者が、話を聞き、食を味わい、場の空気に触れるなかで、「一度、能登に行ってみたい」「実際の場所を見てみたい」という声が、自然と生まれていました。そんなムードが高まる中でのじゃんけん大会。次に能登を歩くときの目印を手に入れようと、思わず力が入る時間でもありました。

東京会場:すでに関わっている人たちが集い、語り合う空気

1月29日にFabCafe Tokyoで開催した「NOTONO DINER」は、すでに能登に何らかの形で関わっている人たちが多く集まる場となりました。企業の立場で地域との関係づくりを模索している人、自治体関係者、クリエイターなど、参加者の背景はさまざまでした。

ダイナーという名前の通り、能登の食材を使ったNOTO FOODを囲みながら、現地を訪れた経験や、仕事や活動を通じた関わり方について、自然と会話が生まれていきました。印象的だったのは、「関わり方は一つじゃなくていい」「無理のない形で続けることが大事」という声が、参加者同士の間でも何度となく交わされていたことです。それぞれの立場から、どう関わり続けられるかを確かめ合っていました。

司会は、ロフトワークの日髙拓海。ロフトワークで地域プロジェクトを専門に扱うゆえんユニットのプロデューサーとして、各地の地域やコミュニティと関わりながら仕事を続けてきた一人です

FabCafe Tokyoでは50名以上の方が参加する中でNOTO FOODが振る舞われました。料理が運ばれると、自然と話題は能登の食文化へと広がっていきます。能登の食は、単に「おいしい特産品」ではなく、風土や季節、暮らしの工夫が積み重なった日常の延長にあります。

能登で暮らす辻野さんと國分さん、そして祖父母が能登で暮らしていたことで、幼い頃から能登の食に親しんできた高市さん。三人を囲みながら、「能登の人にとって、魚介はご馳走なのか?」「なぜ、能登には独特の食文化が残っているのか?」といったお話しを聞きました。

話題は、発酵や保存の知恵にも広がっていきます。魚を麹に漬けること、味噌や発酵調味料を最後まで使い切ること。獲れたときにすべてを食べ尽くすのではなく、時間をかけて味を変えながら、次の季節へとつないでいく。その考え方が、能登の食の根底にあるのではないかという話に広がりました。

今回のメニューで使われているのも、まさにそうした能登の知恵の延長にある食材でした。能登で水揚げされた鰤を、麹とともに漬け込み、奥能登仕込みの天然醸造味噌を使った味噌ソースで仕上げる。保存のための工夫でありながら、結果として深い旨みを生み出す方法です。

「祭りの前って、家に人が集まるから、自然と仕込みが始まるんですよね」
「食べることが、誰かを迎える準備でもあったんだと思います」

トークの中で、こうした発酵の文化が、祭りや人の集まり、「よばれ」(招いて食事をふるまう習慣)と結びついてきたことも語られました。

夜明け前に行われる能登の漁。荒天の中でも船を出し、獲れた魚をその場で選別していく。辻野さんは「能登の食は、こうした日常の仕事の積み重ねの上に成り立っている」と話す

漁や山仕事のあと、獲れたものを分け合う風景。辻野さんは「能登では買うよりも回る感覚が強い」と話す。食材は、顔の見える関係の中で行き交い、暮らしの中に自然と組み込まれていく

奥能登の味噌蔵。長い時間をかけて発酵する味噌は、能登の食の土台とも言える存在だ

トークセッションのスペシャルゲストとして登場したのは、関東を拠点に活動しながら、「能登のわプロジェクト」のメンバーとして、能登との関係づくりを続けてきたシマヲさんです。

シマヲさんは、「最初は支援しようと思って関わり始めた」と率直に話しました。ただ、能登に通い、顔の見える関係が生まれ、行き来を重ねるうちに、その動機は少しずつ変化していったと言います。支援する側という意識よりも、人と人として自然につながっていく感覚のほうが、続ける原動力になっていった。そんな距離感を大切にしてきたと語りました。

「毎回、大きなことをしなくていい。続けられる形で、行ったり来たりできればいい」

その言葉は、会場に集まった参加者にとって、能登との関わり方を現実的に想像するためのヒントとなっていました。支援をどうするかよりも、どんな距離感で、どう関わり続けてきたか? 現地に何度も足を運ぶことだけが関わり方ではなく、自分の暮らしや仕事の延長線上で、できることを続けていく。「自分ならどんな関わり方ができるだろうか?」会場には、関わりを続けるためのヒントがいくつかありました。

「能登のわプロジェクト」の募金箱。「支援してください」というより、顔の見える関係の延長として、無理のない形で置いている」と紹介された。能登と都市を行き来する中で生まれたつながりを、途切れさせないための小さな仕組み

映像で出会う、もう一つの能登

名古屋と東京、それぞれの会場で、Wild Tameが制作した短編ドキュメンタリー『還火 Rising from the Fire』の上映も行われました。本作の語り手は、能登町でDOYA COFFEEを営み、NOTONOWILDの活動を続ける辻野実さんです。この映画は、辻野さんの地域再建の歩みを伝え、祭りが希望の象徴として受け継がれていることを伝えます。

この映像制作は、Wild Tameにとっても挑戦的な作品でした。外部のクリエイターとして、どこまで地域に踏み込み、どの距離感で寄り添うのか。ディレクターを務めたWild Tame の仙田菜々子さんは、復興や支援といった言葉に回収せず、しかし現実から目を逸らさない表現を探り続ける必要があったと言います。結果として生まれた映像は、能登の風景や人の営みを通して、「失われたもの」ではなく「受け継がれているもの」に焦点を当てています。多国籍なメンバーが在籍するチームの中で、「外から関わる立場だからこそ、能登で続いている営みを、そのままの温度で伝えたい」という思いから、本作の映像制作に取り組んだといいます。

FabCafe Nagoya 上映会の様子
Wild Tame 仙田菜々子さん

今回のイベントで語られていたのは、「能登の今」を一つの言葉でまとめることではありません。それぞれの場所で、それぞれの人が続けている営みと、そこに関わり始めた人たちの声です。

食べてみる。話を聞いてみる。会いに行ってみる。NOTONOがひらこうとしているのは、そうした関係の入口かもしれません。FabCafeというカフェでもあり、クリエイティブコミュニティでもある場所で、これからも形を変えながら、能登とのつながりを編み直していきます。

執筆:宮崎真衣(ロフトワーク)
撮影:Daisuke Murakami

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