2023年8月22日(火)より日産自動車株式会社(以下、日産)は、将来を担う若い世代とともに未来の移動体験やものづくりのアイディアを共創するプロジェクト「DRIVE MYSELF PROJECT」を立ち上げました。ロフトワークでは、全体の企画設計に携わりました。また、ブランドコミュニケーション/PRを株式会社GEKIと共同で実施しました。日産、ロフトワーク、GEKIの3社と次代を担う若い世代が一丸となって、未来の移動体験やモビリティを活用した新しいライフスタイルを共創します。

本プロジェクトは、「移動体験をデザインするアイデアソン」、「暮らし方のプロトタイピング」、「身近な発明チャレンジ」の3つのプロジェクトを実施。次世代を担う10代から20代の若者がプロジェクトの中心となり、日産で先行技術開発に携わるエンジニアや若手従業員も参加します。また、クリエイティブでより良い社会づくりに取り組むゲストを迎え、ロフトワークでも同世代で熱意を持ったメンバーが参画するなど、企画から実施までの全プロセスを通して次世代の挑戦心を育んでいます。

背景 : 日産自動車株式会社 創立90周年、ワクワクする未来の共創

1933年の創業以来、日産は「他がやらぬことを、やる」精神のもと、ワクワクするドライビング体験や革新的な技術を提供し、人々の生活を豊かにするようなイノベーションをドライブし続けてきました。また日産は長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」で「共に切り拓く、モビリティとのその先へ」をスローガンに掲げ、移動と社会の可能性を広げることを目指しています。

創立90周年の節目となる年に、これからの未来を見据え、日産と「次世代との共創を通して未知なる未来のワクワクを描く」ことに挑戦するため、DRIVE MYSELF PROJECTを企画しました。

常識にとらわれずに未来の可能性をひらき、ワクワクする社会を共につくることを目指しているロフトワークは、同じ志を持つ日産とともに、次の時代を担う全ての若者の創造性を信じ、本企画に参画します。

プロジェクト1 : 移動体験をデザインするアイデアソン

人生の大切な時期にコロナ禍による移動制限を経験した世代が、その独自の視点で移動体験をデザインするアイデアソンを開催し、日産の先行技術開発に携わるエンジニアや若手従業員と共に移動におけるイノベーションに取り組みます。また、ゲストスピーカーには、ロボットによる遠隔操作で様々な立場の人の移動を可能にしてきた吉藤オリィさんや、クリエイティブな方法で社会課題の解決を志す辻愛沙子さんを迎えます。

日時:2023年8月24日(木)
会場:分身ロボットカフェDAWN ver.β(所在地:東京都中央区日本橋本町3丁目8−3 日本橋ライフサイエンスビルディング3 1階)
参加者:10~20代 約20名(予定)
※参加者の募集は終了しています

プロジェクト2 : 暮らし方のプロトタイピング

モバイルハウスで移動しながら新たなライフスタイルを創造する、次世代クリエイターのSAMPOと日産が共同で未来の暮らし方を考えます。日産のエンジニアが持つものづくりの考え方をSAMPOに共有して両者で新しい発想を生み出しモバイルハウスのプロトタイプを制作します。プロトタイプには、日産のバッテリーや研究中のアイディアを採用したり、役目を終えた自動車部品などを再利用します。また、制作過程を描いたドキュメンタリー映像の公開も予定しています。

プロジェクト3 : 「身近な発明チャレンジ」アイデアを募集

ブリコラージュ(Bricolage)*の考え方をテーマに、身近なものを使って日常生活をより豊かにし、人々をワクワクさせるアイディアを募集します。本プロジェクトには、国内外から世代を問わず誰でも応募が可能で、アイディアの対象は有形無形を問うことなく、表現方法もグラフィックや写真、動画、ウェブサイトなど、自由に選択できます。なお、応募作品の中から総合賞(4点)、次世代賞(4点)、みんなが選んだ賞(数点)を選出し、ウェブサイトやSNSに作品を掲載する予定です。

応募期間:2023年7月19日(水)12:00~10月2日(月) 12:00 (日本時間正午)
審査期間:2023年10月中旬(予定)
受賞作品発表:2023年10月末(予定)

*Bricolage(ブリコラージュ):1960年代、フランスの文化人類学者であるクロード・レヴィ=ストロースが著書『野生の思考』のなかで提唱した概念である。「寄せ集めて自分でつくる」「ものを自分で修繕する」「器用仕事」とも訳される。

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