ケネディクス不動産投資顧問株式会社 PROJECT

専門人材を獲得し、社員エンゲージメントを高める
Webサイトリニューアル

Outline

国内最大級の不動産アセットマネジメント会社であるケネディクス株式会社の100%子会社として、REIT(不動産投資信託、以下リート)の受託・運用を行っているケネディクス不動産投資顧問株式会社(KFM)。リート運用会社として国内有数の受託資産残高を誇る同社は、資金調達、投資、運用の各業務を通して、投資家への安定した分配金の確保と受託資産残高の成長を目指しています。

安定的な資金運用を得意としているのみならず、新規物件取得や資産入替など“目利き力”を生かした積極的な挑戦によって成長してきたKFM。一方で、専門的かつ高度な知識が求められるリート業界は人材獲得競争が激しいことから、人材の確保には課題がありました。

2023年、KFMは組織再編と社内体制の変更をきっかけに、コーポレートサイトリニューアルを決定。ロフトワークはそのパートナーとしてプロジェクトに伴走しました。本プロジェクトでは、同社の強みと特色への解像度を高めながら、顧客からさらなる信頼を獲得するのみならず、業界内の人材や社員からの理解や共感を促すエンプロイヤーブランディングを重要視したWebサイトリニューアルを行いました。

執筆:王 俐勻/ロフトワーク マーケティング
編集:山口 謙之介、岩崎 諒子/Loftwork.com 編集部

Staff Credit
クライアント:ケネディクス不動産投資顧問株式会社
プロデュース:柏木 鉄也
プロジェクトマネジメント:飯島 拓郎, 長谷川 太一
クリエイティブディレクション:長谷川 太一, 小池 陽香
プロジェクトサポート:北島 識子, 渡邉 多惠子
テクニカルディレクション:伊藤 友美, 大森 誠(以上、ロフトワーク)
アートディレクション/デザイン:NODACT 菊池 良太
コーディング・開発:Good rings 坂田 一馬
コピーライティング:(株)Rockaku
ビジュアル:vision track 川上 貴士
ライティング:sagres 吉原 徹

*所属・肩書きはプロジェクト実施当時のものです。

Approach

新たな人材の獲得と社員エンゲージメント向上に焦点を当てた、
コーポレートサイトリニューアル

Webサイトリニューアルに際し、自社の強みを多角的な視点から分析し、ターゲットと方針を明確にするためのワークショップを実施しました。

ワークショップは2日間にわたり、さまざまな部署から14名が参加。社員間の交流促進を兼ねて、お互いに会社の未来について語る場を設けながら、仕事に対するやりがいや面白みも含めて整理。同社として打ち出すべき情報をまとめていきました。

さらに、ワークショップ終了後には、マネジメント層や社員とのヒアリングを実施。ワークショップの内容や結果をフォローアップしながら、Webサイトに掲載するべき情報を丁寧に整理していきました。これにより、関係者全員がWebリニューアルに対する理解を深めながら、プロジェクトの方向性を明確にしました。

これらのプロセスをふまえ、最終的なリニューアルのターゲットと課題を以下の3点に定めました。

Webリニューアルのターゲット像と課題

  • 採用候補者:人材獲得競争が激しい業界の中で、より優れた人材の獲得に向けたコミュニケーションを実施する
  • 社員の家族と知人:社員のエンゲージメントを高める上で、彼らの身近な人に正しく自社の仕事への理解を促す
  • 投資家:ガバナンスへの信頼感と資産運用の特色を伝える

Output

挑戦する姿勢と、競合他社との「視点の違い」を打ち出すTopページ

不動産業界のWebサイトで採用されがちな、ビルや保有物件の写真を起用するのではなく、温かみがある手描きイラストのアニメーションを採用。売買する物件でなく、土地と建物の先にある人々の営みと温かみを重点においています。また、ファーストビューに掲載されている「見えている景色のその先へ」のキャッチコピーが、同社の挑戦する姿勢を体現しています。

定量データと端的なコピーで表現する「私たちの強み」

旧サイトで自社の強みを伝えきれていなかった課題に対し、挑戦・強み・定量的なファクトを5つに整理し提示。ワークショップとインタビューから収集した情報を整理・分析し、「トップクラスの運用資産額」「安定と挑戦の好循環形成」などのわかりやすいキャッチコピーとイラストによって、強みとなる情報を簡潔に整理。また、スクロールに連動するアニメーションによって数値データを表示することで、ユーザーの目に留まるよう視線を誘導しています。

情報を整理し、美しく・シンプルに信頼感を伝える

事業紹介のページは、業界外の人にはわかりにくいリートの構造をシンプルな図表によって表現。さらに、主な業務内容を整理したことで、多くの読み手が理解できるような工夫をしています。

今回のWebサイトリニューアルでは、CMS(コンテンツマネジメントシステム)にWordPressを採用し、表示画面を再現しながら編集可能なブロックエディターを実装。コーディングの技術を持たないWebサイト担当者でも、コンテンツを美しく更新できる環境を実現しました。また、投資家が重要視するサステナビリティへの取り組みやガバナンスに関する最新の情報を、正確かつ分かりやすく提供するために情報を整理しました。

Voice 

ケネディクス不動産投資顧問株式会社 経営管理部長 竹田 達哉さん

このプロジェクトのパートナーを選ぶにあたり重視していたのは、プロジェクトのプロセスに役員、社員が参加することで「KFMらしさとは何か」「自社の強み、良さは何か」を改めて考えるきっかけを作れるかという点でした。

その点、ロフトワークの提案には、社内横断的なメンバーによるガッツリとしたワークショップの実施とマネジメントインタビューを通じた自社の特徴の炙り出しが盛り込まれており、イメージ通りだったのでロフトワークをパートナーに選びました。結果としてねらいは達成できたと思っています。

それは、プロジェクトが終わってしばらく経ったのちに、ワークショップに参加した若手社員から聞いた「ワークショップに参加した全員がKFMの良さや強みを真剣に熱く議論しているのを見て、KFMの明るい未来を感じた」という言葉が表していると思います。

Member

小池 陽香

株式会社ロフトワーク
クリエイティブディレクター

Profile

伊藤 友美

株式会社ロフトワーク
テクニカルグループ テクニカルディレクター

Profile

渡邉 多恵子

株式会社ロフトワーク
クリエイティブディレクター/PMO

Profile

北島 識子

株式会社ロフトワーク
シニアディレクター / デザインエヴァンジェリスト

Profile

柏木 鉄也

株式会社ロフトワーク
チーフプロデューサー

Profile

長谷川 太一

長谷川 太一

株式会社ロフトワーク
クリエイティブディレクター

飯島 拓郎

飯島 拓郎

株式会社ロフトワーク
クリエイティブディレクター

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