ロフトワークは、株式会社三井住友フィナンシャルグループが運営する、環境・社会課題解決に取り組むコミュニティ「GREEN×GLOBE Partners」(以下GGP)の企画運営に2020年より携わってきました。

このたび3周年を記念し、GGPでは「ちきゅうのみちくさ展」と題して、2023年7月5日(水)〜7月27日(木)に環境や社会課題について考える展示を、三井住友銀行東館ライジングスクエアにて行います。持続可能な社会へのヒントとなるアート作品や事例を展示することで、サステナビリティへの新しい視点を提供します。

また、展示期間中である7月11日(火)には、“サステナビリティ”や“ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン”をテーマに、有識者によるトークセッションを開催します。従来のビジネスの常識にとらわれず、多様なステークホルダーとともに地域社会や自然環境をよりサステナブルにする事業者の方々をお招きし、これからのビジネスのあり方について探求していきます。

GGPは、環境・社会課題解決のためにSMBCグループが2020年7月に設立した事業者コミュニティです。ロフトワークは、GGPの連携パートナーとして、コミュニティ内外の志をともにするパートナーをつなぎ、プロジェクトの組成と推進を支援してきました。立ち上げ以降、研究者や先進的な取り組みを行っている企業とのトークイベント開催やレポートの発信、自治体とともに持続可能な都市をデザインするためのワークショップなどに取り組んでいます。

これまでGGPは、『環境・社会課題解決の「意識」と「機会」を流通させる』ことを目的に、事業者に向けた情報発信や、仲間を見つけるための機会の創出など、事業者に向けた支援を行ってきました。一社では解決が難しい環境社会課題を多様なステークホルダーの力で解決するために、業種や企業規模、団体種別(企業、自治体、社団法人など)にとらわれず、1500社・団体以上のパートナーが参画しています。

2023年7月にGGPが3周年を迎えるにあたり、ロフトワークと共に、有識者を招いたトークセッションや展示、パートナー同士のミートアップイベントを開催いたします。

「ちきゅうのみちくさ展」寄り道して考えるサステナビリティ

SDGsが国連サミットで採択されてから7年ほどが経ち、ビジネスや消費をより持続可能なサイクルへ転換しようという意識や取り組みが社会に浸透しつつあります。一方、世界的な変革の流れの中で、持続可能性と経済性を両立させることに苦労していたり、社会全体での意識啓蒙が進んだ結果、活動自体が目的化してしまい、個人としての納得感を持てていないまま義務感や焦りを感じながら、日々指針や目標と向き合っているといった方もいるのではないでしょうか。

「ちきゅうのみちくさ展」は展示とトークセッションからなるイベントです。持続可能な社会に取り組むプレイヤーたちが、社会課題や環境課題に対する向き合い方を再構築し、ポジティブに捉え直せる体験を提供することを目指します。目の前の課題を見つめながらも、少しだけ肩の力を抜いて新しい視点を得られるような体験機会や、共に未来を目指すパートナーとの出会いを創出します。

トークセッション詳細

トークセッションでは、従来のビジネスの常識にとらわれず、環境・社会課題について、地域や文化、社会システムといった、俯瞰的な視点で課題を捉え直し、社会をよりサステナブルにする事業を営む方々をお招きし、これからのビジネスのあり方について探求していきます。

セッション1 : B-corpや共助の取り組みから学ぶ、サステナビリティ時代の価値創造とビジネス変革 

企業としてESGに取り組んでいく際に、よくありがちな短期視点・直線思考を脱却し、土地や人と関係性を築き上げていくところから新しいビジネスの流れづくりに注力している方々をお呼びします。サステナブルなビジネスのあり方や他者との共創から生まれるイノベーションの可能性について議論し、未来の新常識になるような、新しい視点を提供していきます。

セッション2 : DE&I実現に向け、当事者視点で社会構造を再構築するには?

これまでの社会システムや社会に染み込んでいる価値観が「社会的弱者」という立場を生んでいるという視点を持ち、従来では行政が主に担ってきたとされるケアのサービスに、事業として取り組まれている方々をお呼びします。どのように社会システムを見直し更新しているのかや、誰もが公平なスタートラインに立ち、豊かな人生を生きる社会をつくることができるのかについて議論します。

セッション3 : GREEN×GLOBE Partners 参加企業が語る、ビジネスとサステナビリティの現在地

実際にGREEN×GLOBE Partnersに参加している老舗企業やスタートアップや自治体が、このコミュニティを活用することで生まれた新たな取り組みや商品を紹介。異なる業種の他社と協働することで生まれる相乗効果や、経済性と社会性を両立する事業を推進する想い、葛藤について語っていただきます。

トークセッション概要

開催日:2023年7月11日(火) 14:00〜16:45
参加費:無料
配信:YouTube配信
共催:株式会社三井住友フィナンシャルグループ、株式会社三井住友銀行、株式会社ロフトワーク、株式会社コングレ
申込締切:2023年7月9日(日)23:59

・イベントページよりお申し込みください(https://bit.ly/3N0SsdO
・視聴者の皆様の画面や音声は共有されません。お気軽にご参加ください。
・プログラムは、予告なく変更される場合があります。

展示詳細

会場には、7組のアーティストや活動家による、私たちに普段とは違う角度で社会や地球環境を捉えるきっかけを与えてくれる作品を7点展示。SDGsに代表される、「ゴール」に向けて日々チャレンジし一直線に奔走する中で、ともすれば見失ってしまう課題の本質や個人の感情を改めて見つめ直し考える、サステナビリティの寄り道のようなひとときを生み出します。

展示構成イメージ、什器制作協力:株式会社飛騨の森でクマは踊る/会場構成:tamari architects

展示概要

開催期間:2023年7月5日(水)〜2023年7月27日(木)  ※会期中無休
    平日:8:00〜18:00 土日祝:9:00〜18:00
参加費:無料(予約不要)
会場:三井住友銀行 東館 ライジングスクエア1F アースガーデン(東京都千代田区丸の内1−3−2)
共催:株式会社三井住友フィナンシャルグループ、株式会社三井住友銀行、株式会社ロフトワーク、株式会社コングレ

「GREEN×GLOBE Partners」について

株式会社三井住友フィナンシャルグループが運営する、環境・社会課題解決をテーマに活動するコミュニティです。同社は2020年4月に「SMBCグループ サステナビリティ宣言」を策定。その中で、「ステークホルダーと共に行動することでより良い社会の実現へ貢献する」ことを掲げており、GGPはこの宣言を実践するための取り組みの一つです。GGPの活動目的は、幅広い企業に向けて環境・社会課題に関する意識醸成を図ること。そして、志を共にする仲間が集い、学び合うことで課題解決に向けた新たなアクションが、このコミュニティ内から創発することを目指しています。

■GGPに関するお問い合わせ
GGP事務局
mail:ggpartners_info@ea.smbc.co.jp

Keywords

Next Contents

「ETHICAL DESIGN WEEK TOKYO 2024」内関連イベントに
Layout シニアディレクター宮本明里とバイスMTRLマネージャー長島絵未が登壇