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金岡 大輝 2025.12.02

AIは魔法じゃない。FabCafeが問い続けるテクノロジーとの関係性

3Dプリンターやレーザーカッター等のデジタルものづくりマシンを備え、ものづくりや素材、テクノロジーを活かした多彩なプロジェクトを行うカフェ「FabCafe Tokyo」。そんな場所で2025年7月、はじめて「AI」をテーマに構成された展示『AI is Not Magic展』が開催されました。

「ものづくりカフェで、なぜAIの展示?」と不思議に思うかもしれません。ただそこには、FabCafe開業当初から続く「テクノロジーとの向き合い方を探求したい」という普遍的な姿勢と、誰でも来られるカフェという場を活かした議論の土壌がありました。

そしてこの記事が公開される2025年冬、FabCafe Tokyoでは、その姿勢をさらにひらいていく展示『The Power of Openness』を準備しています。2025年7月の『AI is Not Magic展』で浮かび上がった問いは、AIだけでなく、さまざまなテクノロジーやプロジェクトへと連なりながら、「オープンであること」の力を確かめていく試みへつながっていきます。

7月に開催された展示「AI is Not Magic展」の振り返りとともに、テクノロジーとどう付き合っていくのか、そしてその実験はこれからどこへ向かっていくのか。FabCafe Tokyo COO 兼 CTO(事業責任者 兼 最高技術責任者)金岡大輝に話を聞きました。

AI is Not Magic 展

生成AIの技術革新と普及により、私たちの暮らしや仕事、創作活動にAIが深く関わるようになってきました。しかし、その構造やロジックに触れることなく、ただ便利な存在として利用しているケースも少なくありません。「AI is Not Magic」は、そうした魔法的な捉え方を一歩引いて問い直します。AIを正しく理解し、創造の現場で自分ごととして活用していくには、どうすればよいのか。AIとどんな距離感で付き合っていくのか。FabCafeらしい対話と実験の場を通じて、そのヒントを探りました。

>>展示詳細

なぜFabCafeが「AI」を展示で扱うのか?

── FabCafe Tokyoで「AI」というテーマをメインに扱うのは、今回がはじめてだったと伺いました。『AI is not Magic展』は、どのような展示だったのでしょうか?

金岡 この展示は、「AIとの協業による人間の創造性と共生関係のあり方を考察する」という目的を起点に企画された実験展示でした。AIとの共創を多様な視点から描いた作品に注目し、背景とともに紹介するものです。

FabCafe Tokyo COO 兼 CTO(事業責任者 兼 最高技術責任者)金岡大輝

── なぜ開催することに?

金岡 AIの展示は、ずっとやりたいと思っていたんです。FabCafeはこれまで、常にいろいろな社会のトピックを注視して、関連する展示を行ってきました。テクノロジーを評価するためではなく、「テクノロジーがどのように社会と交わりはじめているのか?」を探るために。

FabCafeができた時にも、同じ問いを僕たちは抱いていました。FabCafe Tokyoがオープンした2012年3月当時、デジタルファブリケーションという技術そのものは、新しい技術ではありませんでした。ただ、当時のそれは工場の中や、大学、研究所の中など、多くの人にとってはアクセスできない場所にあった。

そういう技術が「FAB」として社会的なトピックを伴うムーブメントとして紹介され、クリエイティブ層と接続し、社会の中でのデジタルファブリケーションと人の関係性の試行錯誤が行われるようになってきたのが2012年頃に起きていたことでした。そして、FABというテクノロジーが当時置かれていた状況と、今のAIの状況は似ていると思っています。ますますAIの存在が一般化していくいまだからこそ、展示を通して「あなたならどういう使い方をしますか?」という問題提起がしたかった。

自分たちの普段の行動や生活のプリンシパル(主要で重要な部分、実行する主体)と、広まりつつあるテクノロジーをどう繋げるかということが、FabCafeの主な問いなのだと僕たちは考えています。

── 生活のプリンシパルと、テクノロジーをどう繋げるかを考えなければならない。そう考えるようになったきっかけはなんですか?

金岡 好きなインタビューの映像があって。研究者でありハッカーのAndrew “bunnie” Huangの「Technology is Not Magic」というタイトルのもので、企画展のタイトルもここから着想を得ています。実は彼とは友人で、タイトルを使わせてもらうことについても事前に了承を得ています。彼が語る“テクノロジーを魔法のように捉えないこと”という姿勢は、今回の展示の根底にある考え方と強くつながっていました。

彼は映像のなかで、人々はテクノロジーを魔法のように自分の理解の及ばない、コントロールの効かないものと考え始めているし、ビッグテックもそう考えさせようとしているけれど、それは危険なことだと話します。自分がどう使い、どう付き合うかを立ち止まって考えないと、我々はテクノロジーの奴隷になってしまうと。

AIをはじめ、あらゆるテクノロジーに向き合うために大切な考え方だと思いました。

自身もオープンソースのPCを自作するというAndrew "bunnie" Huang。テクノロジーを無防備に信仰することの危険性を語る

テクノロジーと「私」の生活はどう繋がるか?

── 「テクノロジーと生活のプリンシパルを繋げる」という視点は、とても興味深いと感じます。その上で、なぜ今回のような形式をとったのでしょうか?

金岡 突然、「テクノロジーとあなたの生活はどう繋がってますか?」「あなたにとって、AIってどんなものですか?」って聞かれてもみんな困るじゃないですか。だから、AIとうまく自分なりの関係性を作っていると感じるプロジェクト、関係性についての問題提起をしている作品を取り上げました。

プロジェクト名:Synthetic Memories(シンセティック・メモリーズ)

Synthetic Memories(シンセティック・メモリーズ)は、失われる危機にある個人的な記憶を再現し、保存することを目的としたプロジェクトです。話し言葉や書き言葉による記憶の記述を視覚的なイメージに変換することで、特に高齢化や移住、神経疾患などによる記憶喪失を経験している人々が、自身の過去と再びつながり、困難な状況の中でもアイデンティティの継続性を保てるよう支援します。

金岡 今って、AIを使って何か間違った情報が返ってきたら「間違ったもの」として捉えると思います。ただ、このプロジェクトにおいては違います。その人の語った記憶を通して生成されたものが、その人しか知り得ないパーソナルな経験を誰かに伝えるための補助線になっている。インタビューを受けているおじいちゃんおばあちゃんにとって、そのAI生成画像と現実との間に違いがあっても、「画像がフェイクかどうか」という議論とはまた異なる関係性だと思うんです。

たとえば、生成AIによる“正確ではない”画像だったとしても、それをきっかけに記憶がよみがえったり、感情が動いたりするのであれば、その瞬間にとっては「フェイクかどうか」が本質ではなくなる、そんな感覚に近いものがあると思っています。

ェームズ・ブライドルの作品
金岡が制作した椅子

作品名:AI Chair

廃材の山から椅子をつくるプロセスを、作家ジェームズ・ブライドル自身が試行錯誤しながらまとめ上げたのが、この作品の核となる「手引書(マニュアル)」です。掲載写真(左)は、手引書が生まれるきっかけとなったジェームズによるオリジナル作品。FabCafe Tokyo では、この手引書を紹介する参考展示として、金岡が手引書をもとに再制作した椅子(写真右)も併せて展示しています。

金岡 AIが間違った答えを出力するという事象に対して、作家のジェームズブライドルはインタビューのなかで「今、AIが世界をそうやって見てるってことだろう」と話していました。AIが正しい答えを言ってくれるってこと自体が、人間中心的なAIの考え方なんじゃないかと。

AIを活用することで、そういう“世界を学習している最中のAIが、世界をどう見ているか”という視点を自分に取り入れているって姿勢はすごく面白いなと思います。そして彼は、AIが日々変化・進化していくことを理解した上で、自分のクリエイティビティとの距離をどう取るか、どのように組み合わせるかを常に探っている。そのプロセスごと「今はAIとこう向き合っている」という関係性として見せてくれているように感じます。

この二つの作品は、テクノロジーとの関係性を作るという意味でとてもいい例を示してくれているのかなと思います。

AIへの理解と、プロジェクト化の重要性

── 展示のなかには、自分たちで操作できる作品もありましたね。

金岡 はい。ゲーム開発者・木原共さんの『演画』という作品ですね。彼の作品は、大規模言語モデルに対して人々が抱く「バイアスのない、ニュートラルなものであるはず」という先入観に疑問を投げかけるものになっています。

作品名:演画

説明:漫画内のキャラを演じて遊べる参加型マンガ〈演画〉を探求するレーベル「演画プロジェクト」。演画ではプレイヤーのセリフが吹き出しに反映され、生成AIの返答が漫画家の手描き原稿と融合し、遊ぶたびに物語の展開が変わる。ゲーム開発者・木原共を中心に、様々な漫画家と協働し、生成ストーリー体験の可能性を広げていく。

──確かに、AIに何かを質問しても、偏った意見を言われることはないと思っていました。膨大な情報を読み込むからこそ、バランスの取れた答えを出すんじゃないかって。

金岡 木原さんからは、展示当時(2025年7月時点)の大規模言語モデルについて、「LLMを訓練しているデータは欧米由来のものが多く、その文化や価値観を相対的に高く評価しやすいのではないか」という問題提起がありました。僕があの作品で重要だと思うのは、まず「AIとはそういう前提を持った存在なのだ」と理解することです。ただ、AIのアップデートは非常に速いので、数週間〜数ヶ月で状況が変わる可能性がある。だからこそ最終的には、「自分だったらAIとどう関わるのか?」という判断が大事になってくるのだと思います。

── なるほど。AIを使うために細かい技術や構造をちゃんと理解できていなくてもいいけど、「こういうものかもしれない」という認識を持っておくことは必要。

金岡 そうだと思います。攻殻機動隊の映画の『イノセンス』で荒牧課長が「シーザーを理解するために、シーザーである必要はない」と言ってましたけど、AIを理解するためにAIエンジニアである必要はないと思うので。ここで重要なのは、自分の体を使ってAIを覚えてみるということだと思います。「自分はこう関わってみたから、こう認識しています」という実体験と結びついた認識が大事。

── なるほど。だからジェームズブライドルも「AIと関わってみる」ために、一緒に椅子を作った。

金岡 彼だって、別に椅子が作りたかったわけじゃないですよね。それを通じて、AIとの共創が自分のクリエイティブにどう繋がるかを実践してみたかったんじゃないかと思います。僕の理解としては。そして、そんなふうにAIとの関わり方を模索する方法は、個人や企業にとってそれぞれのやり方があるはずだと思います。

── そう考えると、「作品をつくる」というレベルまではいかなくても、実生活のなかでAIと自分なりの関わり方をすることで、理解を深めることができそうですね。

金岡 ここからは議論があることかもしれませんが、AIを開発している企業からすれば、それって別に考えてほしくないことだとも思うんです。きっと、何も考えずただ「便利だな」で使ってもらえたらそれでいいはず。ただ自分たちは、自分なりにどう理解して、どう使うかということが重要な姿勢だと考えています。それはつまり「自分なりにどうテクノロジーに介入するか」という姿勢でもあって、それはFabCafeの根底にあるものです。

デジタルファブリケーションにおいても、そこにある技術と自分のバックグラウンドを重ね合わせて、技術を理解・評価しながら「なぜこの機械を使うのか」「どうやって使うのか」を考えることから、新しいものづくりが生まれてきたはず。そういうディスカッションや試行錯誤の場を、フラットでオープンな空間で提供し続けたい…… というのが、FabCafeがずっとやっていきたいことなんだと思います。

FabCafeの内観写真

── 反対に言えば、あまり何も考えずテクノロジーを利用することもできてしまいますよね。

金岡 AIによって「作れるものの数」は爆発的に増えていくし、それを1つ1つ検証することに時間をかけるのは難しくなっていくと思います。その流れに乗っかっていく方が楽だけど、僕たちは立ち止まって考えないといけない。

自分なりにテクノロジーを評価する姿勢を保ち続けないと、テクノロジーとの関係性は維持できるものではないと思います。そういう姿勢を常に持っている人が、テクノロジーを自分の能力の一部に取り入れていけるのかなと思います。その先に、まだ名前がない職能が見つかっていくような可能性も、あるんじゃないかな。

「テクノロジーとの関係性を議論する」ことのできる、開かれた場

── AIに限らず、さまざまなテクノロジーに対して「自分たちのバックグラウンドとどう結びつけられるのか?」をFabCafeは考え続けてきたんですね。

金岡 そうですね。テクノロジーを使いながら「評価する」ということでまず第一歩、その先にはそれをみんなで共有したり、自分で作品を作ってみたり、プロジェクトを立ち上げてみるというステップがある。

さらに発展する形として、連携できるパートナーを見つけ、予算化したプロジェクトへと育てていくことが出来ると思っていて。それらのどのステップもやってみることが出来るのが、FabCafeという場所だと思います。そして、僕たちには「プロジェクトをデザインする」という力があるからこそ、「誰を巻き込んで、どうプロジェクト化すれば、社会にどんなインパクトが与えられるんだろう?」ということにまでチャレンジしていきたい。

── 重要ですね。FabCafeの展示には「ここから、誰かのプロジェクトが生まれてほしい」という思いが込められているともいえる。

金岡 FabCafeはホワイトキューブのギャラリーではないからこそ、展示を通して繋がれる相手は幅広いと考えています。その時々の展示を解説する展示ツアーにはさまざまな企業の方が参加してくれますが、そこでテーマに関する議論が起こることも多いですね。

── たとえば『AI is not Magic』の展示では、どのような議論が?

金岡 話す中でよく聞いたのは、「AIは業務効率化のツールとしてばかり見ていたけれど、また違った向き合い方と可能性があるんだと驚いた」という声でした。「AIを使ってるのか、使われているのかわからなくなっていた」という声もありました。

── まさに、議論を通してテーマに対する認識を広げたり、「自分たちはそのテクノロジーにどう向き合っているのか?」「自分たちの普段の活動と、どう接続できるのか?」を考える機会が生まれているんですね。

プロジェクト名:Techno Graphical Data ArchiveTechno Graphical Data Archive

金岡が語るテクノロジーを評価しながら使うという姿勢を、そのプロセスごと可視化した例だといえます。職人の身体性や手技を3Dスキャンで抽出しながらも、単にデータ化するだけでなく、「その技術をどう未来につなぐのか?」「デジタル化によって何が失われ、何が拡張されるのか?」を問い続けるプロジェクトだからです。テクノロジーを一方向的に便利な置き換えツールとして使うのではなく、文化や人間の営みとの接続を探り直す実践とも言えます。

>>プロジェクト詳細

──『AI is Not Magic展』を開催した理由を聞いていくと、FabCafeがテクノロジーに対してどういう姿勢で向き合ってきたのかがよくわかるように思います。その立場や役割は、開業から13年の間に変わってきたと思いますか?

金岡 大きく変わった部分はないと思います。もちろん、時代の変化に応じて扱うトピックは変わりますが、根底にあるものややっていることは変わらない。長年活動を続けるなかで意識してきたことがあるとすれば、それは「誰でも来られる場所である」ということですね。

── 誰でも来られる場所?

金岡 カフェに来たら、大学の先生と生徒でも、企業のエンジニアと学生でも、フラットな“カフェのお客さん同士”になるんです。イベントに参加したら、イベントのお客さん同士という関係性になる。フラットに人と繋がれることの意義や、異なるバックグラウンドの人が繋がれることの価値は、13年間経っても、その大切さを証明し続けているのかなと思います。

そうした「開かれた場所」の価値が、東京以外の場所でも求められているとわかったのも、この13年間の変化かもしれません。

── FabCafe HIDAをはじめとした地方にあるFabCafeでも、地域に根差した多くのプロジェクトが生まれていると伺います。

金岡 置いている機材もビジネスモデルも違うけれど、共通するのは「オープンな場がある」ということです。それぞれの地域によって抱えている課題は違っても、オープンで議論できる場の価値は変わらない。

── あらゆる人が来られるFabCafeで、これからどんな議論が起きて、どんなプロジェクトが起きていくんでしょうね。AIだけじゃない、あらゆるテクノロジーとの向き合い方を考えられる気がする。

金岡 まずは、テクノロジーとあなた(チームや組織)が、どういう立ち位置を作りますか?という議論が大切だと考えています。その立ち位置を作るためのパートナーには、クリエイターが入っていくことが重要です。

「チームとして、テクノロジーとこう付き合う」というものが見えたら、その関係性を体現したプロトタイプを作ってみるフェーズ2や、それを広めるための場を作ってみるフェーズ3、事業計画を作ってみる……と次の段階を踏むことができる。その全てに対してFabCafeは適切なチームを組むことができるし、伴走できる存在なんじゃないかと思います。

特に、変化のスピードが早いAIにおいては、外部と組んでプロジェクトを行うことが大事で、それは日々FabCafeが取り組んでいることです。常に新しいチームを作りながらテクノロジーに向き合うということの強さを、僕たちは提供できると思います。

FabCafeは「Openness」を体現するプロジェクトをつくる

『AI is Not Magic展』での問いかけは、さまざまなプロジェクトにも生かされています。それは、テクノロジーを魔法として消費するのではなく、社会や生活との関係性をひらきながら、他者と共有していく試みでもあります。

たとえば、Techno Graphical Data Archiveでは、株式会社デンソーとともに、東海道を拠点に消えゆく職人技を3Dスキャンでデジタル化し、世界からアクセス可能なアーカイブとして保存・継承する取り組みを進めています。高度なテクノロジーを用いながらも、「誰のために、どのように開かれたデータにするのか」という問いがプロジェクトの中心にあります。

また、「Project Apophis」では、千葉工業大学とともに、2029年4月13日に地球へ接近する小惑星アポフィスをめぐる探査計画をきっかけに、宇宙と非宇宙分野の共創を模索しています。未知の天体というスケールの大きなテーマも、「どのように社会やビジネス、クリエイティブの現場にひらくことができるか?」という視点から捉え直しています。

「Project Apophis」のイメージ写真

これらのプロジェクトに共通しているのは、テクノロジーを閉じられた専門領域にとどめないという姿勢です。AIやデジタル技術を活用しながらも、その使い方をオープンに議論し、時には批評しながら、新しい協働や職能、体験を生み出していく。その意味で、『AI is Not Magic展』は、単独の展示ではなく、こうした実践の入口として位置づけられているのかもしれません。

​​2025年12月6日〜2026年1月15日には、FabCafe Tokyoで展示「The Power of Openness」がスタートします。Techno Graphical Data ArchiveやProject Apophisをはじめ、開かれていることを別々の角度から体現する作品やプロジェクトが集まります。

完結した答えを示すのではなく、テクノロジーと人間の関係性を問い続けること。誰かひとりのものではないテクノロジーを、どのように共有し、どのように自分ごと化していくのかを、オープンな場で実験し続けること。AIやテクノロジーとの自分なりの距離感を探りたいとき、あるいは、チームや組織としての立ち位置を考えたいとき。そんなときは、コーヒーを片手にFabCafe Tokyoの展示をのぞいてみることで、新しい会話やプロジェクトのきっかけが見つかるかもしれません。

「The Power of Openness」展示詳細

展示のキービジュアル

会期:2025年12月6日(土)〜2026年1月15日(木)
時間:10:00〜20:00
入場料:無料 
共催:FabCafe Tokyo、株式会社ロフトワーク

Openness会 — “ひらかれている”こと。完結を目指すのではなく、誰かといっしょに手を動かしながら、予定調和を超えていくこと。それは、世界13拠点でローカルのクリエイターやアーティストとともにものづくりを続けてきたFabCafeが、大切にしてきた姿勢です。本展「The Power of Openness」では、“ひらかれている”という状態を多様な形で体現する作品やプロジェクトをご紹介します。

>>展示詳細

執筆:乾隼人(ロフトワーク)

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