ユーザーの多様な環境に対応したUI・UX設計
Outline
探しやすさと魅力の紹介を両立した神奈川県Webサイトユーザビリティ改善
日々増えていく情報に対し、サイト内での情報の検索性や、スマートフォンをはじめとした新しい情報端末への対応に課題を抱えていた神奈川県庁のWebサイト。検索機能の改善や端末種別に応じた画面デザインの提供を目指して、Webサイトのリニューアルを実施しました。
プロジェクト概要
- 背景
Webサイトの情報量の増加と共に、ユーザーが必要な情報を探すことができないという状況が生じていた。
スマートフォン、タブレット端末の普及による利用環境の多様化に伴い、即時性や端末種別等に影響されない表現力が必要に。 - 目的
検索エンジンの強化による、ナビゲーションの強化
プロモーションとファインダビリティを両立させたUIの実現
モバイル端末を含めた、様々な端末での表示最適化 - 支援内容
プロジェクト全体管理
PC/モバイル両環境のトップページデザイン制作
下層ページの共通パーツのデザイン
ページを構成するテンプレートのコーディング
アクセシビリティ対応。JIS-X8301 2010 AAに準拠(一部例外規定あり)
これからの県政の広報施策を考えるワークショップの実施とレポート作成 - アプローチ
ログ分析の視点と海外トレンドの示唆より、サイト内検索の優先順位を大幅に上げたTOPページのUIを提案
神奈川県としての新しいデザインに挑戦をしつつ、JIS-X8301 2010 AAへの準拠
プロジェクトの初期にテンプレート毎の重点チェック対象を洗い出すことで、6万ページのコンテンツを一気にレスポンシブ対応 - プロジェクト期間
2015年10月〜2016年3月
Outputs
Member
メンバーズボイス
“プロモーションエリアの強化と、ユーザーのファインダビリティ向上の2つを大きな目的に、JIS-X8341 2010 AAに一部準拠しつつ、これまでの自治体によくあるWebデザインからの脱却を目指しました。また確認に十分な時間の取りにくい、トップへのデザイン提案では、2分ほどのムービーにまとめ、伝えるべき内容の抜け漏れを防ぐとともに、具体的なイメージを早期に共有しながら作り上げました。”
ロフトワーク クリエイティブディレクター 菊地 充
“今回のリニューアルでは述べ6万ページを構成する約80のテンプレートについてコーディングを実施しました。半年間で、一気にスマートフォンへの対応が行えたのは、これまでの運用で作成したコンテンツでの問題はある程度許容しつつ、必要であれば運用側で修正するという思い切った判断で実現できたと思います。この規模のサイトのスマートフォン対応としてはかなりスピーディーに行えたのではないでしょうか。”
ロフトワーク テクニカルディレクター 村田 真純
“市役所や区役所などの基礎自治体とは比べると、広域自治体である県庁のサイトは、住民からすると、接点が少ないという課題がありました。県政に対して、どうやったら興味をもってもらえるか。さらに、訪問者に神奈川県の魅力を伝えるために、Webでどのような表現ができるかを念頭に置きながらご提案しました。”
ロフトワーク プロデューサー 浅見 和彦
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