学生アンバサダー育成を中心に、プロダクトのファンコミュニティを作る
共創プログラム
Outline
アンバサダー育成し、学生主体のワークショップを実施。
プロダクトのファンを増やし認知を高める
アメリカに本社を持つオートデスク株式会社(以下、オートデスク)が提供している、クラウド型CAD/CAMツール『Fusion 360』。3Dモデリングに必要な高機能を備えながらも、個人の趣味利用に加え、学生、教員、教育機関であれば無償で利用できるという大胆な施策を打っています。
「よりやる気のある若い世代が、これからの時代のツールを使いこなせる担い手になってほしい」と考えたオートデスクは学生アンバサダーを任命し、学生自身が企画・運営する複数回のワークショッププログラム(Fusion360 学生アンバサダープログラム)を実施。その環境づくりをサポートしたのがFabCafe、そしてFabCafe MTRLでした。
Fusion360 学生アンバサダープログラム プロジェクト概要
- 支援内容
アンバサダープログラムの全体企画設計
コミュニティと拠点(FabCafeとFabCafe MTRL)の提供
学生運営イベントのサポート - アプローチ
FabCafeのネットワークを活用した学生アンバサダー候補の推薦
FabCafe MTRLでのワークショップ
学生アンバサダーによるワークショップの実施に向けたコーチング
・各種活動ごとのWebサイトでのレポート - 体制
クライアント:オートデスク株式会社
エデュケーション プログラム マネージャー 渡辺 朋代さん
インダストリー ストラテジー & マーケティング Fusion 360 エヴァンジェリスト 藤村 祐爾さん
AutoDesk Education Senior Manager – Japan, A/NZ, Korea Mr.Brenton Wyett
プロデューサー:FabCafe 川井 敏昌
プロジェクトマネージャー/:FabCafe MTRL プロデューサー 小原 和也
3DCADソフトFusion 360とは?
Fusion 360とは、オートデスク社が提供しているクラウドベースの高機能3DCADソフトのひとつです。3DCADソフトは通常、数十万~数百万円の価格がつけられていますが、Fusion 360は月額数千円で運用することが可能。しかも非営利・趣味用途であれば無料で使いつづけることができます。そのため、3Dモデラーやクリエイターたちの間で爆発的に利用が広まりつつあります。
Process
Fusion 360 学生アンバサダープログラムの全体企画設計
「学生へのFusion 360の認知と利用促進」を目的として、「設計・デザインに関心のある学生」を対象に、プログラム全体を企画。
FabCafeが持つコミュニティマーネージメントの知識やPRのスキルを、学生アンバサダーたちに教え、学生たち自身がワークショップを主導し、自らコミュニティを拡大させていくことを目標としました。
コミュニティと活動拠点(FabCafe/FabCafe MTRL)の提供
学生アンバサダープロジェクトキックオフ
モデリング初心者向けワークショップ Fusion360でポストカードをデザイン 場所:FabCafe
各大学にてアンバサダーの自主企画によるワークショップを開催し、学生から学生へレクチャーをする機会を創出。FabCafeコミュニティスペースの活用企画づくりを含めた全面的なコミュニケーションサポートを行いました。
千葉大で行われたイベント デザ科×Fusion360<千葉大学生限定>
日本大学芸術学部で行われたイベント
FabCafeで行われた成果発表会。各大学、それぞれの活動や活動を通じての気付きをアピールしました
ゲスト登壇者のアサインや会場提供、当日の進行を担当。 アンバサダー同士の連携、第2期生の育成を視野に入れ、コミュニティの整備も行っています。
参加した学生の声
岡本 そらさん 慶應義塾大学環境情報学部4年
Fusion 360は初心者でしたが、元々デジファブ分野でモノづくりをすることや機材や3Dモデリングを教える機会が多かったので、ワークショップを企画しFusion 360を広める仕事というのが自分にとても合ってるなと思いました。それぞれ毛色の違う他大学のみんなと一緒に活動できたことも多くの刺激をもらえて、新たにFusion 360もマスターできて、とても充実したアンバサダー体験となりました!
村上 佳央さん 日本大学芸術学部デザイン学科3年
他の大学の学生と協力し合い、様々なイベントを開催することができてとても良い経験をさせていただきました。学生だから出来たこともたくさんあります。 また、自分の知らない知識を吸収できましたし、モデリング力も格段にレベルアップしました。夏のいい思い出になりました!
森 祐介さん 工学院大学機械システム工学科4年
今回の活動で僕はチャレンジする事の大切さを学びました。他分野の学生と一緒にイベントを企画する中で自分は何が出来るのか?そんな不安がありました。ですが一緒に活動していく中で互いの知識や技術の共有は良い刺激になりました。後輩アンバサダーの方々にも是非互いに交流を深め、自分のものづくりに生かしてほしいです。
柿木 大輔さん 千葉大学大学院工学研究科デザイン科学専攻修士1年
「そんな風に使うこともできるのか!」と、人から学ぶことが多くありました。 色々なことができるFusion 360の使い方は、本当に人それぞれ。 Fusion 360を通して、多くの素敵な仲間達に出会えたことが大きな成果です。
Interview
学生主体の3Dモデリングワークショッププログラム
「Fusion360 学生アンバサダープログラム」インタビュー
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