人の顔が見える。リサーチから導き出された大阪医科大学のWebサイト
Outline
2016年4月大阪医科大と大阪薬科大は、運営する法人同士が対等合併。「学校法人大阪医科薬科大学」を発足しました。合併から1年が経過し、学校法人大阪医科薬科大学Webサイトおよび大阪医科大Webサイトのリニューアルを実施。
関係者への徹底したリサーチから情報を整理し、伝統と発展を感じさせるデザインで表現。閲覧者に大学の姿をわかりやすく伝える構成を目指しました。
- 支援内容
Webサイト構築
・リサーチ・企画
・情報設計
・ページデザイン、HTMLコーディング
・CMSテンプレート開発(WebRelease2 )
・サイト全体のHTTPS化(常時SSL化)
・コンテンツ移行登録 ※約400ページ
・CMSマニュアル作成/CMS講習会実施(計3回)コンテンツ制作
・研究ストーリー 取材、撮影、原稿作成
・キャンパスマップ作成
・歴史・沿革ページデザイン制作対象
・学校法人大阪医科薬科大学 公式サイト https://www.omp.ac.jp/
・大阪医科大学 公式サイト https://www.osaka-med.ac.jp/ - プロジェクト体制
クライアント:学校法人大阪医科薬科大学
プロジェクトマネージャー:入谷 聡
ディレクター:田中 翔理
プロデューサー:篠田 栞 藤原 里美
テクニカルディレクター:小野村 香里 - クリエイティブチーム
・デザイン:CONDENSE 梶原 勇吾
・CMS (WebRelease2)実装:ネクストページ 金澤 優 岡田 貴正
・特集コンテンツ『研究最前線』ライティング:杉本 恭子
・写真撮影:楠本 涼
Outputs
学校法人大阪医科薬科大学 公式サイト
大阪医科大学 公式サイト
特集記事『研究最前線』シリーズ企画制作
旧サイトには無かった「研究」コンテンツを充実するため、特集記事『研究最前線』シリーズを制作。特定の先生にフォーカスするのではなく、「複数の教室・専門をまたぐ共通テーマ」(素材イノベーション、オーラルケア、放射線治療など)を設定し、複数の先生が登場するというフォーマットとすることで、多様な角度から大阪医大のユニークな研究の取組みに光を当てています。
Process
学内の様々なステークホルダーからじっくりと意見を集約
多様な学内ステークホルダーの意見を吸い上げるため、プロジェクト最初期の1ヶ月半をかけて30人以上の教職員および学生にヒアリング。インタビュー結果をまとめた資料を「企画書」として、制作の方向付けを行っています。この“Discovery Report”は学長ほか大学経営メンバーにも正式文書として共有し、デザイン提案などの裏付けとしても活用しています。
学内の様々な関係者から意見を集約することで、新しいWebサイトへの期待に乖離がおきにくいだけでなく、これまで表に出ることのなかった関係者の今が可視化されました。
教える人や学ぶ人、運営を支える人の実像をリアルに反映させた大学Webリニューアルプロジェクトとなっています。
1ヶ月半にも及ぶ長期インタビューもインタビューの進捗・結果は、Discovery Jounalとして定期的に共有。最終的に発信した全てのJounalをまとめて、Reportを作成しています。
大学全体での「ひと」の把握がしやすいWebサイトに
Discovery ReportのFindingsから、「大阪医大にどのような先生がいるのか俯瞰しにくい」という課題を受け、教室紹介テンプレートを作成。各教室の特長・得意領域と、顔写真・一言入りの教員プロフィールという共通フォーマットを用いることで、大学全体での「ひと」の把握がしやすいWebサイトを目指しています。
Member
メンバーズボイス
“私自身はじめての「医学・医療」領域の専門プロジェクトでしたが、プロジェクトメンバーや先生方からの丁寧なインプットをもとに勉強を重ね、とことんわかりやすい情報構成を心がけました。デザインの合意形成過程では、医学部教授会にお邪魔してプレゼンテーションをさせていただくなど貴重な体験もしつつ、大学広報におけるWebサイト活用の重要性と可能性を、さまざまな視点から実感しました。”
クリエイティブディレクター 入谷 聡
Next Contents