東海国立大学機構 PROJECT

大学の知的資源を起点とした、新たな共創と公共の場
「ComoNe」の立ち上げ・運営支援

Outline

大学には、専門知を有する研究者や次代を担う学生などの人的資源、教材や機材、空間などの物的資源、最先端の研究成果を含む情報資源など、さまざまな「知の資源」が存在しています。環境・社会課題が深刻化するなかで、大学がその価値を地域や社会へとひらき、社会全体の変革を牽引していくためには、どのような“場”と”仕掛け”が必要なのでしょうか?

2020年4月に設立された東海国立大学機構は、岐阜大学と名古屋大学の法人統合により誕生した、日本初の一法人複数大学制度による国立大学法人です。本機構は、理念として掲げる「Make New Standards for The Public(公共のための新しい当たり前を創造する)」の具現化に向け、2025年7月、名古屋大学構内に「Common Nexus (コモンネクサス、愛称:ComoNe・コモネ)」を開設しました。

ComoNeは、研究成果や教育資源を“公共財”として社会に開く新たな共創拠点。岐阜大学・名古屋大学の学生や教職員はもちろん、近隣住民、子ども、研究者、クリエイター、アーティストなど、多様な人々が世代や領域を超えて交わり、発見と出会いが生まれる探究の場です。

ロフトワークは、2023年より、本施設のコンセプト設計、立ち上げ準備から企画・運営までを一貫して支援してきました。世代や領域を超えたつながりから新たな交流や価値を生み出す、先進的な空間づくりを総合プロデュースしています。

『ComoNe』内観。広々とした吹き抜け空間に大階段状の観覧席が設けられ、学生や来館者が思い思いに過ごしている。中央には色鮮やかなオブジェが吊り下げられている。

Challenge

共創と公共を両立する、国内では類をみない施設モデルの実現へ

施設名の「Common Nexus(コモンネクサス)」には、「共有知(Common)」と「つながり(Nexus)」の意味が込められています。ComoNeは、探究活動や共創を重視しつつ、誰もが気軽に立ち寄れる公共施設としての役割を両立させるという、国内でも類を見ない革新的な施設モデルの実現に挑戦しています。

7000㎡に及ぶ広大な空間のなかで展開される多様な活動を通じて、横断的な学びの提供や次世代の育成、地域の賑わい創出、新しい働き方の提案、国際交流など、「未来の新しい当たり前」を築くさまざまな社会的価値の創造を目指しています。

この壮大なビジョンの実現に向け、ComoNeは、その建築コンセプトである芝生をめくったような「土壌」のなかで、新しい「芽」が育っていくエコシステム(生態系)を生む場としてデザインされています。

『ComoNe』のエコシステムを示す図版。中央の事務局を軸に、学生や研究者、アーティスト、企業などの会員、寄附者や地域住民といった共感者、外部施設や自治体とのパートナー、アンバサダーが関わり合い、活動の交流・創出・発信を循環させる仕組みが描かれている。

ComoNeでは、施設内で活動を行う組織や個人が、事務局やアンバサダー(有識者)のサポートのもと、交流や共創を通じて活動成果を生み出します。その活動成果が発信され、地域住民や来館者の目に触れ、社会へとひらかれていきます。さらに、周辺には寄附者・スポンサー、他施設や自治体などの共創パートナーも参画し、更なる機会や資金が提供されていく。このようなサイクルが循環することで、より大きな社会的価値の創出を目指しています。

このように、ComoNeは多様なステークホルダーが複雑に絡み合う価値循環のシステムを生む場として構想され、その実現に向けた空間・プログラム・事業計画などが包括的にデザインされています。

Project Scope

ロフトワークは、ComoNeのプロジェクトにおいて、建築以外の領域を包括的に支援。企画・プロデュースから空間設計、コンテンツ設計、コミュニケーション領域の支援、および施設の運用に至るまで、トータルで支援しています。

『ComoNe』のプロジェクト支援スコープを示す図版。企画立案や事業計画、空間デザイン、運営計画、プログラム企画、広報・ブランディングなど、多岐にわたる領域を包括的にサポートしていることが整理されている。

Output & Approach

ComoNeが「大学経営の装置」として機能し、さまざまな社会的価値を生み出す状態を目指して、多角的なアプローチでプロジェクトを推進しました。

施設の基盤となる、全体企画・コンセプト設計

「探究の場」と「公共施設」の両立という目標を達成するためには、まず強固な企画・コンセプトや、持続可能な運営に向けた事業計画などを固める必要があります。ロフトワークは、企画初期から伴走することで、施設の基盤づくりに大きく寄与しました。

コンセプト策定

プロジェクトの第一フェーズとして、施設として掲げるビジョンやコンセプト、想定ターゲットや目指すべきUX、展示・プログラムの方針をまとめたコンセプト策定書を制作。企画から伴走することで、長期にわたる施設の立ち上げ、さらには今後の運用においても一貫した方針となる軸を定めることができました。

『ComoNe』コンセプト策定書の表紙。施設外観写真とカラフルな模様があしらわれ、タイトルとロゴが配置されている。
『ComoNe』コンセプト策定書の一枚。緑豊かな屋外スペースと多様な活動が展開される館内のイラストが描かれ、理念やタグラインとともに共創の場としてのビジョンが示されている。
『ComoNe』コンセプト策定書の一枚。シンボルオブジェ、外構サイン、造作カーテン、展示什器やKIOSKなど、空間を構成する要素のイメージが並べられている。

コンセプト策定書以外にも、ComoNeの企画概要や空間デザイン、プログラムなど、多岐にわたるコンセプトや実装のポイントをドキュメント化。随時検討とブラッシュアップを行いながら開業準備を進めていきました

持続的な運営に向けた事業計画

価値を生み続けるための、持続可能な運営モデルの構築

新たな施設の開業・運営には大きなコストが伴います。そのため、ComoNeでは有料会員制度、有償サービス、スポンサー制度の導入を通じて、持続可能な運営モデルの構築を目指しています。

ロフトワークは、施設の持続可能な運営を支援するため、単に企画・デザインに留まらず、事業計画の策定に深くコミットしました。具体的には、会員料金体系や施設利用料などの設計を含む運用上の収入計画や支出計画、立ち上げに伴うイニシャルコストの計画などを支援。

また、目標達成に向けたKPIの策定では、訪問者数や会員数だけでなく、施設のなかでどのような交流や価値が生まれ、社会にどのようなインパクトを与えるのかを重視して指標を設計しました。

多様な活動を生み出す、空間デザイン

ロフトワークは、ComoNeの建築コンセプトである芝生をめくったような「土壌」のメタファーを具現化し、多様な交流と活動が生まれるための空間デザインと各種内装のディレクションを担当しました。

多様な機能を持つ各エリアを結ぶ、空間づくり

『ComoNe』施設内の様子。段差状の観覧席に人々が座り、奥にはカラフルな椅子が並ぶエリアや大きなスクリーンが設置されている。
『ComoNe』施設内のラウンジスペース。床に座布団や低いテーブルが配置され、来館者がリラックスしたり談笑したりしながら過ごしている。吹き抜けから光が差し込む開放的な空間。
『ComoNe』の講義型イベント用スペース。段差状に配置されたテーブル席に参加者が着席し、正面スクリーンで発表者がプレゼンテーションを行っている
施設内のブックエリア。壁一面の大きな本棚に書籍が並び、来館者が本を手に取ったりソファで読書を楽しんだりしている。
KIOSKエリア(購買エリア)の様子。カウンターでスタッフと来館者がやり取りをし、周囲には商品を並べた什器が配置されている。

ComoNeの空間は、目的の異なるさまざまなエリアによって構成されています。会員が交流や制作を行うことができる「共創空間」、多様な作品に触れ思考を深める「ミュージアム」、学生や一般の人々が思い思いの時間を過ごす「公共空間」。その3つの機能が一体となっていることが大きな特徴です。

共創空間で生まれた新たな価値や活動が、ミュージアムでの展示を通じて一般の人々や地域社会へとひらかれていく。そして、そこで生まれた新しいカルチャーが公共空間を通してさらに社会に浸透していく。こうした活動の有機的な連携を目指すために、ただエリアを配置するだけでなく、流れとしての体験設計を含めて空間がデザインされています。

館内マップ。中央のPASSAGEを軸に、GALLERY、SAND THEATER、ROOTS BOOKS、LOAM HALL、KIOSK、LOUNGE、FAB SPACE/STUDIOなど多様なエリアが配置されている。
「ComoNe」館内図
吹き抜けの広い共有スペース。大階段状の観覧席で人々がくつろぎ、中央には色鮮やかな吊り下げオブジェが設置されている。
館内の中央導線エリア。大きな吹き抜け空間に人々が行き交い、周囲にはラウンジや階段、本棚などが配置されている。

なかでも、施設の東西の入り口を繋ぐ中心動線「PASSAGE」エリアは、一般にひらかれ、多様な人々が交わりながら価値を発信する場所として位置付けられています。館内のいたるところに複数のコミュニティが活動できる多様なエリアを配置し、さまざまな形で社会へとひらいていく。この流れを設計することで、共創施設としての真価を発揮することができます。

豊かな体験をもたらす、什器・家具・サイン

既製品家具、既製品カーテン、備品の選定に加え、造作家具、造作カーテンのディレクションも担当。空間全体のコンセプトと調和しつつ、実用性も加味した家具を制作・配置しました。また、ロゴ、内外のサイン、外部オブジェのディレクションも手掛け、ComoNeのブランドイメージを視覚的に統一し、来場者の体験をより豊かにする役割を担っています。

芝生広場に設置された屋外サイン。色とりどりの透明なパネルと立体文字が組み合わさり、背景には建物が見えている。

施設の顔となる、象徴的な屋外サイン

館内に設置されたインフォメーションサイン。オレンジと黄色の透明パネルに『i INFORMATION』と記されている。

ロゴマークを分解した要素をモチーフに、施設動線をわかりやすく伝える屋内サイン

館内に設置された展示用什器。黒を基調とした多面体の形状で配置され、空間にアクセントを与えている。

企画内容に合わせて自由に組み換え可能な展示用什器

大階段の座面にカラフルなクッションが並べられ、利用者が快適に座れるように整えられている。奥には吊り下げオブジェが見える。

ロゴのベースカラーをモチーフに、カラフルに展開されるクッション

館内に設置された白いカーテンの利用シーン

透過性が高く、空間を緩やかに仕切るカーテン

共創のエンジンとなる、会員制度と多様なプログラム

ComoNeにおける共創を駆動させるエンジンとなるのが、多様に展開されるプログラムです。人々の好奇心が出会い、新たな価値となって、社会へと発信されていく循環を支えることを目指しています。

複数のコンテンツが連動する「ComoNeプログラム」

ComoNeの中心で展開される企画展示と、ワークショップやトークなどのイベントを併せた複合プログラムが「ComoNeプログラム」です。企画展示では、公募作品・誘致作品を展示し、来場者にComoNeにおける新しい展示鑑賞体験を提供。市民からの疑問や感想を集め、テーマに基づいたゲストによる対話や参加型体験が行われるなど、多様なコンテンツと連携して、来場者がComoNeに関わるきっかけを生み出します。

館内で行われている企画展示の様子。什器やモニターに展示物や映像が配置され、来館者が立ち止まって見学している。

公募型から子ども向けワークショップまで、多様に展開されるプログラム

ComoNeでは、そのほかにもさまざまなプログラムが実施されます。例えば、探究活動やプロジェクトを公募・採択するプロジェクト公募型のプログラム「ねのねプログラム」。これはComoNeの会員でなくても応募可能で、3ヶ月に一度、公募プラットフォーム「AWRD」で募集されます。

さらに、会員プロジェクトの発表や企業・団体による出店や見本市を行う「コモの市」や、研究者による小中高生向けイベント「ComoNeアカデミア」、シェア本棚を起点とした「ひととなりブックス」など、世代や立場を超えた交流を促す多様なプログラムが展開されています。

共創スペースの様子。テーブル席で人々が話し合ったり作業したりしており、開放的な空間に階段や大きな窓が設けられている。
『ひととなりブックス』の様子。マイクを持った登壇者2人が本を紹介し、観客が見守っている。

価値創出をサポートするための、メンバーシップ制度

ComoNeのメンバーシップ(有料会員)制度では、イベント開催やプログラム参加、施設利用に関わる特典を得ることができ、探究活動やその発信に対する支援を受けることができます。

会員制度の存在により、運営事務局が施設内で「誰がどんな活動をしているか」という情報を把握できることも大きなメリットです。これにより、交流・制作・発信に関する運営事務局からの適切なサポートが可能となり、結果として価値創出に繋がりやすい状況が生まれています。

ComoNeの会員体系を示す表。学生メンバー、メンバー、コーポレート、アンバサダーの4つのプラン概要が並んでいる。
ComoNeにおける4種類の会員体系

魅力的な“問い”や“活動”を伝える展示施策

企画展示以外にも、施設のいたるところで研究者とアーティストの共創作品や活動発表のための展示も併設。ComoNeから生まれた最新の活動を展示に反映し、そのプロセスや魅力を多くの人々に届けていく機会となります。

研究者とアーティストの協働で「問い」を提示する作品展示

「GALLERY」エリアでは、長期展示「STEAM GALLERY」としてSTEAM作品を展示。東海エリアにゆかりのあるアーティストと東海国立大学機構の研究者との連携による領域横断のSTEAM作品を3点制作し、展示しています。アーティストと研究者がコラボレーションし、多様な人々に向けて新たな「問い」を与え、思考の探求を促すことを目的としています。作品に加えて、インタビュー映像や制作プロセスを伝える展示など、関連コンテンツも展示しています。

『ミテルスとトキアカス』の展示風景。中央にスクリーンとキャラクターが配置され、カラフルな装飾や布の仕切りが並ぶインスタレーション。

作品名:ミテルスとトキアカス
アーティスト名 + 研究者名:パーフェクトロン + 早川尚志

Fragmentations of Unityの展示。紫や緑に発光する円筒形のオブジェが吊り下げられているインスタレーション。

作品名:Fragmentations of Unity
アーティスト + 研究者名:菅野創 + 米澤拓郎 + Kyopalab

インスタレーション《Deep ground Resonance》の展示風景。吊り下げられたガラス容器と床に広がる光の波紋が広がる作品。

作品名:Deep ground Resonance 深淵なる大地の中の共鳴
アーティスト + 研究者名:滝戸ドリタ + 鈴木泰博

探究プロセスを共有する屋台型展示「Project Material」

屋台型の展示「Project Material」では、メンバーシップ会員の活動を来場者や他の会員に紹介。未完成のアイデアや実験過程も含めて展示することで、ComoNe来場者からの反応を得て、作品のブラッシュアップやモチベーション向上、更なる共創へと繋がっていきます。

Project Materialの展示什器を囲み、資料や制作物を見ながら対話する様子。

施設が育つための運用・コミュニティマネジメント

共創施設はつくって終わりではなく、開業以降どれだけの価値を生み出していけるかが重要です。継続的な運営の中で目指すのは、変化に柔軟に対応しながら、更なる交流と共創を生み出す「アクティベート(活性化)」のサイクルを生み出すこと。その実現に向けて、ロフトワークは「人と仕組み」に焦点を当てて支援しています。

施設を支える「人」の採用と育成

ComoNeの運営体制において、中核をなすのが「クルー」の存在です。彼らは「場」の運営スタッフとして最前線に立ち、ComoNeの施設紹介を行うツアーの案内役として、施設のコンセプトや魅力を一般の来場者に分かりやすく伝える役割も担っています。

ロフトワークは、その採用計画と育成を含む運営体制の構築を支援しました。クルーは、会員をはじめとする多様なステークホルダーと対話し、幅広い人々との交流を促すことで、ComoNeが目指す「共創の場」のあり方を体現することを目指しています。

インフォメーションカウンターで、来館者に案内や資料を渡しながら笑顔で対応するクルーの様子。和やかな雰囲気の中でコミュニケーションが交わされている。
館内ツアーで、クルーが天井から吊るされたカラフルなインスタレーションを指し示しながら来館者に解説している様子。参加者は手元の資料を見たり、作品を見上げたりしながら説明に耳を傾けている。

多様な活動を支えるオペレーションやシステムの整備

ComoNeでは、展示や共創スペースだけでなく、会議室やFabスペースなど、多様な目的に合わせた設備も用意されています。これらを滞りなく運用していけるように、利用ルールや各エリアの運用方針、展示の点検や問い合わせ対応など、多岐に渡る運用オペレーションを整理しました。

また、顧客情報管理システムを導入し、会員情報・予約・決済・イベント申込などを一括で管理。利用者と事務局が、お互いに利用・管理しやすいシステム基盤を構築しています。

大きな窓から自然光が差し込む会議室。可動式のテーブルとキャスター付きチェアが配置され、数名がノートPCを広げて打ち合わせをしている。予約して利用できる落ち着いた打合せ空間の様子。
レーザーカッターや3Dプリンターなどの機材が並ぶFabスペース。利用者が機械を操作したり作業を行ったりしており、ものづくりやプロトタイピングに活用できる環境が整っている

多くの人を巻き込む、ブランディングとコミュニケーションツール

ComoNeのPR戦略においては、単なる情報発信に留まらず、多様なステークホルダーを巻き込み、彼らの主体的な情報発信を促すことで、施設の「熱量」を伝播させることを目指しています。その実現に向けて、施設のブランディングや各種コミュニケーションツールの制作を支援しました。

ロゴの策定

ComoNeのロゴ。カラフルな抽象模様の円形シンボルと、右側に配置された『ComoNe 東海国立大学機構 Common Nexus』の文字。

ComoNeのロゴは、集う人々が主役となり、個性を際立たせ、一人ひとりが場を作り上げるという施設のコンセプトを表現しています。多様な形が集まってできたシンボルマークは、「知の集合」をイメージさせ、中央に集まり、そこから新しい価値が拡散していくComoNeの活動を象徴するものです。

ComoNeのシンボルマークを構成する要素を分解して示した図。丸や多角形、曲線など異なる形が組み合わさり、右端でロゴの完成形になる。

シンボルマークは、有機的な形態とピクセル表現などの3つの形から構成。「理性と感性」「文系と理系」のように、相反する要素が融合するComoNeの場のあり方を示しています。また「土の中」を想起させるアースカラーを基調としつつ、細部に鮮やかな色彩を用いることで、多様な個の存在を際立たせました。

タグライン・ステートメントの策定

関係者や利用者に対してComoNeが「どのような場なのか」を規定し、その性格も伝えるようなキャッチコピーとしての「タグライン」と、それを紐解くメッセージである「ステートメント」を作成。タグラインの策定においては、東海国立大学機構のビジョンを再解釈しながら、軽やかな語尾によって「ひらかれた共創空間」としてのイメージを表現しています。

ComoNe タグライン&ステートメント

ComoNe、
ここが未来かもね

ここは、アート好きも科学好きも、
人も自然も、大人も子どもも、
一緒になって交わる広場。

ここは、まだ名前のない種が、
いくつも芽を出す、ふかふかの土壌。

ここは、のんびりと歩く散歩道。

さまざまな活動をのぞけば、
次の夢中が見つかりそう。

ComoNe。ここで何をしよう。
私のあたらしい世界がひらいてゆくね。
みんなの知恵がめぐってゆくね。
そう、ここが未来かもね。

コミュニケーションツール

学生、会員、来館者、出展者、地域の方々など、多様な人々が活用する本施設において、さまざま発生するコミュニケーションの支援や、施設のブランディングに寄与するツールを制作しました。

コンセプトムービー

ユニフォーム

ComoNeのシンボルパターンがあしらわれたショルダーストラップを付けたユニフォーム。黒いバッグを肩から掛け、屋外で着用している様子。
ComoNeのシンボルパターンがあしらわれたショルダーストラップを付けたユニフォーム。黒いバッグを肩から掛け、屋外で着用している様子。

Credit

プロジェクト概要

  • クライアント名:東海国立大学機構
  • プロジェクト期間:2023年〜2025年7月(以降、運用フェーズ)

体制

  • 株式会社ロフトワーク
    • プロデュース・事業計画:松井 創、福田 悠起
    • プロジェクトマネジメント:渡邊 健太、宮本 明里、野島 稔喜
    • 空間ディレクション:渡邊 健太、棚橋 京平、伊阪 若奈、ニッキ・ホール
    • 展示・プログラムディレクション:野島 稔喜、伊阪 若奈、礒崎 葉奈、櫃石 祥歌
    • コミュニケーション方針策定・ツールディレクション:棚橋 京平、伊阪 若奈、野島 稔喜、杉田 歩、櫃石 祥歌
    • 運営設計・採用・研修:小榎 翔平、杉田 歩、渡邊 健太
    • Webティザーサイト構築:村田 真純、櫃石 祥歌
  • 外部パートナー
    • 企画協力:吉成 信夫
    • 意匠設計:株式会社小堀哲夫建築設計事務所
    • コピーライティング:川原 綾子
    • イラスト制作:オノ タツヤ
    • ロゴ・サイン・オブジェ
      • ロゴデザイン・サインデザイン・シンボルオブジェ/屋外オブジェ制作監修:株式会社 竹本新デザイン事務所
      • 屋外オブジェ制作施工・館内サイン制作施工:名古屋黒板株式会社
      • シンボルオブジェ制作施工:スタッフナインハット株式会社
      • 内照式照明制作施工:日本サイン株式会社
    • 造作家具
      • KIOSK/企画展示/屋台展示什器デザイン・制作監修・コミュニケーションボード制作施工:アンビエントデザインズ株式会社
      • 企画展示/屋台展示什器制作設置:飛騨産業株式会社
      • KIOSK制作設置:株式会社飛騨の森でクマは踊る
    • 既製品家具・カーテン
      • 備品・既製品家具・カーテンの調達:株式会社丸天産業
      • クッション制作:株式会社パシフィックハウステクスタイル
      • 造作カーテンデザイン:株式会社ファブリックスケープ
      • 造作カーテン制作:マナトレーディング株式会社
      • 既製品カーテン制作・設置:クリエーション バウマン ジャパン株式会社
      • 電動ブラインド制作・設置:立川ブラインド工業株式会社
    • STEAM GALLERY 作品企画制作:
      • 菅野 創(メディアアーティスト/愛知県立芸術大学 メディア映像専攻 特任教授)、米澤 拓郎(名古屋大学 大学院工学研究科 准教授)、Kyopalab(Kyopalab株式会社)
      • 滝戸 ドリタ(アーティスト/ディレクター/デザイナー)、鈴木 泰博(名古屋大学 大学院情報学研究科 准教授)
      • パーフェクトロン(クワクボ リョウタ:メディアアーティスト/情報科学芸術大学院大学 教授、山口 レイコ:クリエーター/女子美術大学 特任教授)、早川 尚志(名古屋大学 宇宙地球環境研究所 助教)
    • STEAM GALLERY 展示コンテンツ
      • ライティング:服部 円
      • グラフィックデザイン:root design studio
      • 展示什器デザイン・制作監修:山際 悠輔
      • 展示什器制作:株式会社TANK、株式会社ウエルオン
      • 映像制作:locofilm
    • コンセプトムービー
      • モーショングラフィックデザイン:岩木 伊織
      • 音楽制作:かおりんぐマシン
    • コミュニケーションツール
      • ツールデザイン:THROUGH
      • ツールデザイン:FREAKS lab.
      • モーションロゴ・ジングルデザイン:岡本 斗志貴
    • ユニフォーム
      • ネームタグ・バックストラップデザイン:シミズダニ ヤスノブ
      • バックストラップ制作:PADMAM
    • Webティザーサイトデザイン・構築
      • 株式会社スピッカート

*肩書きはプロジェクト実施当時のものとなります。

執筆・編集:後閑 裕太朗(株式会社ロフトワーク)
図版制作:村岡 麻子(株式会社ロフトワーク)
活動写真撮影:楠瀬 友将(有限会社フォワード)
屋内サイン・家具撮影:渡邊 健太(株式会社ロフトワーク)

Member

松井 創

株式会社ロフトワーク
Layout CLO(Chief Layout Officer)

Profile

福田 悠起

株式会社ロフトワーク
プロデューサー

Profile

宮本 明里

株式会社ロフトワーク
Layout シニアディレクター

Profile

野島 稔喜

株式会社ロフトワーク
Layout ディレクター

Profile

渡邊 健太

株式会社ロフトワーク
Layout ディレクター

Profile

棚橋 京平

株式会社ロフトワーク
Layout ディレクター

Profile

伊阪 若奈

株式会社ロフトワーク
Layout ディレクター

Profile

礒崎 葉奈

株式会社ロフトワーク
Layout ディレクター

Profile

ニッキ・ホール

株式会社ロフトワーク
Layout ディレクター

Profile

櫃石 祥歌

櫃石 祥歌

株式会社ロフトワーク
クリエイティブディレクター

杉田 歩

杉田 歩

株式会社ロフトワーク
Layout ディレクター

小榎 翔平

株式会社ロフトワーク
Layout co-CLO (Chief Layout Officer)

Profile

村田 真純

株式会社ロフトワーク
テクニカルグループ テクニカルディレクター

Profile

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ロフトワークは、コンセプト立案から空間設計、プログラム企画、運営支援まで、トータルで空間づくりをサポートします。特に、ブランド価値向上や共創の実現を得意としています。

また、研究開発・ブランディングなど、多様な目的に対応した空間づくりや、空間を活性化するプログラムの企画・運営についても、数多くの実績があります。詳細は、以下のサービス資料をご覧ください。

ハードからソフトまで、空間に関するこれまでの取り組みを、サービス資料に掲載しています。
ぜひ、ダウンロードしてご覧ください。

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2050年に向けた先端研究を「いま、触れる展示体験」へと実装
大阪・関西万博 内閣府/JST「ムーンショットパーク」