不確実性を組み込む、次世代AI技術
「ProbComp」の可能性を広げるWebサイト
Outline
ロフトワークは、日本Probabilistic Computing協会(JPCCA)のWebサイト制作を支援しました。本プロジェクトは、現実世界の不確実性を直接モデル化してAIに取り込む技術「Probabilistic Computing(以下、ProbComp)」の専門性と魅力を最大化し、潜在的なユーザーおよび会員とのエンゲージメント向上に貢献する情報ハブの確立を目的としています 。
2025年6月30日開催のイベント「NEW CONTEXT CONFERENCE TOKYO 2025 Summer」での情報公開に合わせ、約1ヶ月という短期間で、ノーコードWebプラットフォーム「STUDIO」を用いて、日・英の2言語でのWebサイト構築を実現。ProbCompがもたらす世界観をデザインで表現しつつ、協会の活動を広げるための会員専用コンテンツも実装しました。
ProbCompについて
私たちは普段、さまざまな「あいまいさ」や「不確かさ」のなかで日常や社会生活を過ごしています。この現実世界における不確実性を統計的手法を使ってソフトウェアに取り込んだ新しいAI技術が「ProbComp」です。
ProbCompは長年にわたりマサチューセッツ工科大学(MIT)をはじめとする研究機関で研究が続けられており、従来のAIよりも現実的で柔軟な判断が可能であると言われています。特に、ProbCompはモデルの解釈可能性が高く、AIが下した判断の根拠を追いやすくするため、医療や金融など「信頼性」が求められるさまざまな分野での活用が期待されています。
Outputs
TOPページ

不確実性を表現するデザイン表現


STUDIOを活用し、まだ世の中に浸透していない技術の社会実装に寄与する
本プロジェクトでは、専門的な技術に関する協会という、組織上の特性を考慮して、STUDIOツールを最大限に活用してWebサイトを実装。小規模ながら熱量のあるユーザーが集うことを目指し、更新にも柔軟に対応できるインフラを整備しました。さらに、最新の研究成果や活動状況に触れることができる会員専用サイトも制作しています。
プロジェクトの進行にあたっては、計画からデザイン、実装、コンテンツ登録までを効率的に進行。その上で、まだ広く一般に浸透していない「ProbComp」という概念の啓蒙に向けて、関係者との入念なコミュニケーションを通じてその想いや発展可能性を丁寧に拾い上げていきました。結果として、複雑な概念をデザインへと落とし込みながら、ProbCompの社会実装に向けた活動基盤を創出することができました。
Credit
プロジェクト概要
- クライアント:一般社団法人日本Probabilistic Computing協会
- プロジェクト期間:2025年6月
体制
- ロフトワーク
- プロジェクトマネジメント:齋藤 杏菜
- ディレクション・テクニカルディレクション:松永 篤
- プロデュース:中圓尾 岳大
- 制作パートナー
- Webサイトデザイン:智原 北斗(株式会社stans)
- Webサイトコーディング:早水 湧亮(株式会社stans)
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