忠泰建設機構 JUT DEVELOPMENT(台湾) PROJECT

体験を買う時代に求められる、商業施設のウェブサイトの役割とは?
新商業施設メディア・ウェブサイト構築支援

Outline

ハードから体験へ。新たな体験を生み出すキュレーション・チームを育成する

忠泰建設機構 JUT DEVELOPMENT (以下、JUT)は、台北を中心として都市開発を行うグループです。これまで住居やオフィスビルの開発、クリエイターとの共同プロジェクト、歴史的建造物の再活用などを通じてまちづくりに関わってきた彼らが、よりボトムアップで街とそのコミュニティと関わるために、大直エリアに新たな商業施設をオープンします。

伝統的な商業施設の運営方法に捉われず、購買を越えた体験価値を顧客にどう提供できるのか?テナントを通じた関係性のみでなく、イベントや展示などのソフトコンテンツを生み出す編集チームをどのように作ることができるのか?ユニークなブランドやコラボレーターたちと長期的なB to Bのネットワークを広げることで、どのように他の商業施設と差別化ができるのか?という、ハードからソフト(体験・コンテンツ)への転換という課題がありました。

ロフトワーク台湾は、2022年初の商業施設開業までを3フェーズに分け、段階的なコミュニティ育成戦略やチーム体制などを提案。第一弾として、正式な商業施設のオープンに先駆けたメディアプラットフォーム「Nok nok(ノック・ノック)」を立ち上げました。

ドアをノックする音から名付けたNok nok(ノック・ノック)は、ドアを「二つの新しい世界を捉えるメディア」と捉え、商業施設というプラットフォームとして、分野を超えたスペシャリストやブランドたちを繋ぐ媒介であることを提示しています。2022年の商業施設オープンに向かって、ロフトワーク台湾はハードからソフトへの転換期を全力でJUTに伴走しています。

プロジェクト概要

  • 支援内容
    メディア名策定、ロゴデザイン、情報設計、ウェブデザイン、フロントエンド開発、Wordpress開発、インタビュー記事制作、SNS支援など
  • プロジェクト期間
    2020年3月~8月
  • 体制
    • クライアント / 忠泰建設機構 JUT DEVELOPMENT (台湾) 
    • プロジェクト設計・ディレクション / ロフトワーク台湾
      • Tim Wong:ロフトワーク台湾 / Fabcafe Taipei Co-founder 
      • Yuko Fujihara:シニア・クリエイティブディレクター
      • Gina Hsu :アシスタント・クリエイティブディレクター
      • Zoe Kuo :アシスタント・クリエイティブディレクター
    • ロゴデザイン・Webデザイン  / しなやかデザイン 藤原 達
    • バックエンド(wordpress) 開発 / Gremlin Work

Outputs

メディア名策定&ロゴデザイン

Webデザイン & Wordpress 開発

コンテンツ制作(インタビュー記事・インタビュービデオ制作)

SNS運用支援

ウェブサイトと同時並行で企画しているマーケット型イベントへ、より多くのリーチを生み出すためのコミュニケーション戦略と運営(1週間に4〜5ポスト)を行いました。

Points

オフライン(体験・イベント)&新たなネットワークへと繋がる“ドア”のようなウェブサイト

“Offline Experience Driven” Platform.

多様なオンラインメディアがある中で、Nok nokの独自性は「体験」を中心に置いていることです。オフラインでのワークショップ、イベント、ポップアップショップなどのイベントと組み合わせて、事前に記事を読み、それをさらに実際に体験できること、そしてイベント後の記事により、さらに知識や好奇心を満たしてくれるユーザーフローを生み出すよう情報設計、デザイン、コンテンツ戦略を行いました。

イベント関連の情報は「HANG OUT」カテゴリとして表示される。多くのページから「HANG OUT CALENDAR」からイベントページへの導線を増やすことで、実際に体験できるイベントがコンテンツの中心であることを明示。

“Movement Driven” Collaboration.

また、広いターゲットに向けてイベントに関する情報を広く楽しんでもらうためだけでなく、このウェブサイトは大直エリアにできる商業施設が多様なブランドと繋がるための窓口でもあります。オンラインでのブランドインタビューをきっかけにし、ポップアップショップなどのオフラインでのイベントを継続することで仲間(PEERS)として関係性を育てることを目指しています。

B to Bでのコラボレーションをチームのミッションとして掲げたのが「Movement Driven(ムーブメント・ドリブン)」であること。高品質でこだわりをもつブランドが他社とコラボレーションするモチベーションとして欠かせないのが「彼らがコミットするムーブメント」への本質的な共感だと分析しました。Nok nokがプラットフォームとして、その「ムーブメント」に対して理解し、支援する姿勢を柱に、様々なオンライン記事やオフラインでのイベントを組み立てています。また、ブランド背景を紹介するインタビュー記事では、テキストや写真だけでなくビデオやSpotifyの音楽プレイリストなどを活用して、ブランドの多様な側面を発信しています。

Noknok_UI_peers
PEERS(「仲間」の意味)では、一つ一つのブランドを丁寧にフォーカス。彼らのミッションや製品、これまでの取り組みなどを発信する場であり、商業施設としての態度を示している。

Member

Tim Wong

株式会社ロフトワーク
FabCafe Taipei / Loftwork Taiwan co-founder

Profile

藤原 悠子

株式会社ロフトワーク
シニアクリエイティブディレクター

Profile

許 瀞予

ロフトワーク台湾
クリエイティブディレクター

Profile

郭 子瑈

ロフトワーク台湾
アシスタントディレクター

Profile

メンバーズボイス

“JUTのチームとは、商業施設としてのコミュニティ成長戦略の支援など、2019年から長期的にコラボレーションさせていただいています。2020年は、その戦略を様々なメディアやイベントで実際にユーザー側にメッセージを届けるフェーズです。この施設は彼らにとって第一号の商業施設ですが、過去の経験がないことを弱みではなく、既存の枠に縛られないという強みに変え他の商業施設ではできないことに挑戦するという彼らの頼もしい姿勢に刺激をもらっています。これからも、サービスガイドライン設計やメンバーシッププログラム設計など、深くこの施設のプロジェクトに関わりながら、台湾で一番新しい顧客体験を創造するつもりで彼らに伴走して行きたいと思います。”

ロフトワーク台湾 シニアクリエイティブ・ディレクター 藤原 悠子

“私たちLoftworkと忠泰チームは、意見やアイデアを気軽に交換し合えるパートナーのような関係でこのプロジェクトを進めることができました。これから台北市大直にオープンする商業施設にとって、このメディア(Nok nok) が先駆けとなって、大直の街全体と商業施設の双方への興味を引きつけ、オープンに向けてさらなる面白いコンテンツがどんどんと公開できるよう、これからも忠泰チームと協力して進んでいければと思います。”

ロフトワーク台湾 アシスタント・クリエイティブディレクター Zoe Kuo

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