Webサイトを軸とした、顧客体験の設計とブランド価値構築
Outline
まだ見ぬ施設のブランド価値、そしてユーザー体験をWebサイト構築を軸に明らかに。
低刺激スキンケア基礎化粧品を製造・販売する株式会社ナチュラルサイエンスと、北海道素材にこだわったスキンケアを手がける株式会社ナチュラルアイランドは、2018年7月、北海道白老町に新しい複合施設をオープン。廃校となった旧虎杖中学校を含む広大な敷地に、最高品質の水と、美や健康へのこだわりを通したアクティビティで、訪れる人々がリラックス、リフレッシュできる複合施設です。
オープンに先立ち、2017年秋からWebサイトの構築プロジェクトもスタートしました。ナチュラルサイエンス、ナチュラルアイランドの代表、社員、そして時には、地域住人も加えた、メンバー一丸となってまだ見ぬ施設のブランド価値、そしてユーザー体験を明らかにしていきました。
Webサイトを軸として施設での体験とブランドの価値を伝えることで、新しい顧客と出会い、より深く理解してもらうことを目指したプロジェクトです。
撮影:中嶋 史治
- 支援内容
・要件定義
・情報設計
・デザイン/コーディング
・CMSテンプレート開発
・新規コンテンツ制作 - プロジェクト体制
・クライアント:株式会社ナチュラルサイエンス、株式会社ナチュラルアイランド
・プロデュース:脇水 美千子
・プロジェクトマネージメント:桑原 季
・クリエイティブディレクション:桑原季、佐々木まゆ、柳田 綾沙
・テクニカルディレクション:村田真純、安藤大海
・Webデザイン・アート・ディレクション:リブレットワークス
・コーディング/テンプレート開発:タクマデザイン
・写真/動画:中嶋 史治
Outputs
Topページ
ナチュの森の過ごし方
「家族」「友人」「カップル」と異なるユーザー像ごとに、実際に一連の体験を紹介するページを制作。季節性のあるイベント情報などは、自由に変更できるなど運用面での柔軟性も意識した設計になっています。
Concept
ナチュラルサイエンス、ナチュラルアイランドのこだわりを伝える要素と施設自体を伝える要素とのバランスを考えながら設計しています。
Process
まだ見ぬ施設の体験とWebサイトイメージを2泊3日で明らかにする
まだ施設が建設中だった、2017年11月。雪が降る北海道で総勢約15名による2泊3日のワークショップを行いました。目的は2018年夏オープン予定の複合施設「ナチュの森」のWebサイトイメージを描くこと。
事前に実施したアンケートとリサーチから予めターゲット像を定め、それぞれに対する体験の考察を通してWebサイトのイメージを膨らませました。
ワークショップの結果は、内容をまとめ、レポートとして整理しています。Webサイトを作るためのプロセスから、施設自体での顧客体験、及びブランドとしての価値を明らかにしていきました。コンセプト企画をはじめ、デザインコンセプトのベースとしても利用しています。
臨機応変なプロジェクト進行
施設自体の設計が並行して進行する中で、時に決定に変更が生じることもありました。
スケジュールやコストとのバランスを保ちながら、タスクや、優先順位の組み換えなど臨機応変に対応し、クライアントと一丸となってWebサイトの公開を迎えました。
Member
桑原 季
株式会社ロフトワーク
クリエイティブディレクター
佐々木 まゆ
株式会社ロフトワーク
クリエイティブディレクター
柳田 綾沙
株式会社ロフトワーク
クリエイティブDiv. シニアディレクター
安藤 大海
株式会社ロフトワーク
テクニカルディレクター
メンバーズボイス
“施設が作られていくのと平行して、Webサイトの制作を進めていくのは簡単ではありませんでした。まだないものは単純にみんなのイメージを合わせるのが難しいですし、実際に施設ができていくことで起こるイメージの変化もあります。
そのため、コミュニケーションを密にし、常に改善するパートナーシップが大切なポイントだったのではと思います。
今回のプロジェクトでは関わるみなさんが最後まで同じ方向に向かってプロジェクトに望めたからこそ完成したと思います。協力していただいたみなさま、本当にありがとうございました。
まだ、オープンしたばかりの「ナチュの森」ですが、これから様々なイベントや、集まる人々の交流を通じてどのように変化していくのかとても楽しみです。
北海道の白老町という素敵な場所にあるので、次はお客さんとしてぜひ行きたいです。”
プロジェクトマネージャー 桑原 季
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