伊勢丹新型店「Fab Space」プロデュース
Outline
2016年10月27日、三越伊勢丹ホールディングスは、マレーシアの首都クアラルンプールに日本の価値を伝える新店舗「ISETAN The Japan Store KualaLumpur」をオープンしました。日本製の衣料品や食品、日本カルチャーをリソースとした体験型コンテンツなど幅広いジャンルの「Made in Japan」を提案する新店舗です。さらにその中に「Fab Space」がオープン、レーザーカッターと3Dプリンターはもちろん、全自動刺繍ミシンやラテックスプリンターも備え、様々なプロトタイピングを可能とするマレーシア初のスペースです。
ロフトワークが出資・運営するデジタルものづくりカフェFabCafeが「FabSpace」立ち上げ当初から、コンセプト策定、空間設計、コンテンツ設計と制作、導入するデジタルファブリケーション機器の選定、FabCafeのグローバルネットワークを利用したリクルーティング、ビジネスユニットの設立、現地スタッフのトレーニングなどトータルプロデュース。三越伊勢丹の「体験型フロアーの提案」という実験的な取り組みをハード面、ソフト面の両軸から全面的に支援しました。
プロジェクト概要
- 支援内容
Isetan The Japan Store内のFab Space空間プロデュース
デジタルファブリケーション機器の選定/導入支援
立ち上げのためのコンテンツ設計
FabCafeのグローバルネットワークを利用したリクルーティング/ビジネスユニットの設立
現地スタッフのチームビルディング/トレーニング - 体制
クライアント:株式会社三越伊勢丹ホールディングス
プロデューサー:川井 敏昌(FabCafe LLP COO)、 Tim Wong(FabCafe Taipei / Loftwork Taiwan co-founder)
クリエイティブディレクター: 金岡 大輝(FabCafe Tokyo Fab Master)、 Yipin Huang(loftwork Taiwan Fab Master)
Outputs
Isetan The Japan Store内のFab Space空間プロデュース
ISETAN The Japan Store内のCUBE 3というスペースに「Fab Space」はあります。FabCafeは「Fab Space」の空間設計からコンテンツ導入までトータルでプロデュース。外壁やインテリアなどの設計デザイン、導入するデジタルファブリケーション機器、工作に使う素材、オープニングに向けたコンテンツの選定などを実施しました。
Process
デジタルファブリケーション機器の選定/導入支援
複数のデジタルファブリケーション機器を導入。さまざまなものづくりやプロトタイピングを手軽に楽しめる空間をつくりました。
立ち上げのためのコンテンツ設計
オープンに向けてコンテンツの設計と制作もサポートしました。世界中のFabCafeで培ったナレッジをもとにものづくりワークショップのプログラムや、店内で展示するプロダクトなどトータルプロデュースを実現しました。
FabCafeのグローバルネットワークを利用したリクルーティング/ビジネスユニットの設立/現地スタッフのチームビルディング/トレーニング
FabCafe TokyoでFab Masterをつとめる金岡が現地に滞在しながらスタッフのチームビルディングとテクニカルトレーニングのサポートを担当。デジタルファブリケーション機器の使い方など基本的なテクニカルトレーニングはもちろん、FabCafeが今まで培ってきたイベント運営やコミュニティづくりのためのナレッジ、スキル、マインドセットをインプット。スムーズな運営と持続的なコミュニティづくりのサポートをしました。
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