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小榎 翔平, 伊阪 若奈, 野島 稔喜, 礒崎 葉奈, 棚橋 京平, 渡邊 健太, 宮崎 真衣 2026.06.05

読んで訪ねるComoNeツアー
名古屋大学の中に生まれた、好奇心が交わる場所へ

ComoNeは、歩くほどにわかってくる場所 

2025年7月、名古屋大学東山キャンパスに開館した共創施設「ComoNe」。研究や表現、ものづくり、日常の営みが交わるこの場所では、学生や研究者、企業、地域の人々の好奇心が少しずつ重なり始めています。

ComoNeの面白さは、施設概要だけではなかなか伝わりません。実際に歩き、眺め、誰かの問いに触れることで、少しずつ見えてくる場所です。大階段では学生がくつろぎ、そのすぐ横で誰かの発表が始まる。ギャラリーでは、館内の展示を起点に、時に建物の外へ出て探究が広がっていく。FAB SPACEでは、中高生や大学生、地域の人がものづくりを介して出会う。本棚には誰かのルーツが並び、キッチンでは同じ鍋を囲むことで、企業と学生の距離が少し変わっていく。

この記事では、ComoNeをめぐるツアーのように各スペースを紹介しながら、そこに生まれ始めている交わりの気配をたどります。

2025年7月、名古屋大学東山キャンパスに開館した共創施設「Common Nexus」、通称ComoNe。大学の研究成果や教育資源を社会にひらき、世代や領域を超えた出会いから新しい価値を生み出すことを目指す場所です。

>>「ComoNe」の立ち上げ・運営支援について

ComoNeは何のための場所なのか?

ComoNeが掲げるビジョンは、「Make New Standards for The Public(公共のための新しい当たり前を創造する)」。大学にある研究や教育の知を、専門家の中だけに閉じず、社会にひらいていく。そのための実験場として、ComoNeはつくられました。

ComoNeという名前のもとになった「Common Nexus」には、共有知とつながりという意味が込められています。研究者、学生、企業、地域の人、子どもたち。異なる背景を持つ人々が、それぞれの好奇心や問いを持ち寄り、偶然に出会い、時に一緒に手を動かす。その交わりの中から、新しい公共性のかたちを探っていく場所です。

館内は、大きく「Program」「Museum」「Commons」という3つの機能を持っています。テーマを設定し、領域横断で探究を深めるProgram。作品やプロジェクトを通じて問いに触れるMuseum。そして、誰もが滞在し、学び、つくり、話し、過ごすためのCommons。

実際にComoNeを歩いてみると、それらはきれいに分かれているわけではありません。展示を見た人がワークショップに参加し、FAB SPACEでつくったものがProject Materialに置かれる。キッチンで生まれた会話が、次のプロジェクトの入口になる。ComoNeでは、場所と活動がゆるやかに重なりながら、日々変化しています。

大階段とLOAM HALL:誰かの問いに触れる

地下鉄「名古屋大学駅」からComoNeへ向かうと、まず目に入るのが大階段です。普段は学生が腰を下ろし、勉強したり、昼休みに談笑したりする場所。けれど、ひとたびイベントが始まると、そこは発表や対話、ワークショップといった場へと姿を変えます。LOAM HALLでは、ComoNeで活動する人々の発表やピッチイベント、トークイベントなどが行われています。

LOAM HALLの面白さは、イベントと日常がゆるやかにつながっていることにもあります。空間を完全に閉じるのではなく、カーテンで仕切ったり、フルオープンで使ったりできる設計になっているため、研究発表が行われている横で自習していた学生が、ふと顔を上げて聞き入る。企業や地域の人が集まるイベントに、通りがかった学生や近隣の人が耳を傾ける。そんな光景が生まれます。

目的を持って訪れた人と、たまたまそこに居合わせた人のあいだに、ゆるやかな接点が生まれる。大階段とLOAM HALLは、ComoNeの中でもっとも象徴的な交わりの入口かもしれません。

ホール内には約70人、大階段まで含めると200名近くが耳を傾けることができる

MASANARI TSUJIさんによるダンスワークショップ。「動きから空間へ」をテーマに、跳ねたり歩いたりしながら、触覚・視覚で周囲との関係性を探る体験ができる。

段差のないフラットなLOAM HALLと、ゆるやかに人を受け止める大階段。その建築のあり方が、参加する人と見守る人、話す人と聞く人の距離を少しずつ変えている(撮影:Wataru Sato)

Museum:展示を通じてテーマを探究する

大階段を抜けて館内を進むと、展示や作品に出会うエリアが広がっています。ComoNeのMuseumは、作品を静かに眺めるだけの場所ではなく、見て、触れて、話しているうちに、研究や社会、身体、テクノロジー、自然との関係を考え始めてしまう。そんな入口が、館内のあちこちに用意されています。

Museumには、大きく2つの展示プログラムがあります。ひとつは、アーティストと研究者が協働し、研究領域や技術を起点にした作品を長期的に展示する「STEAM GALLERY」。もうひとつは、半年ごとにひとつのテーマを設定し、世界中から作品やプロジェクトを集める「ComoNeプログラム」です。

STEAM GALLERY

STEAM GALLERYでは、研究者の視点とアーティストの想像力が重なり合い、問いそのものが作品として生み出されます。展示されている作品は、どれも一見すると不思議で、少し立ち止まってみたくなるものばかり。アーティストの表現を通して研究や技術に触れることで、普段は見過ごしている世界の見え方が少し変わっていきます。

STEAM GALLERY《ミテルス と トキアカス》|4体の「ミテルス」が見聞きした断片を、「トキアカス」とともに解き明かしていく体験型作品。大人も子どもも自然と足を止め、作品の世界に引き込まれていく(撮影:)

STEAM GALLERY《Fragmentations of Unity》|互いに影響を与え合い、鑑賞者の存在にも応答しながら動き続けるロボットたちを通じて、群れの中での個の振る舞いや関係性を問いかける作品

ComoNeでは、展示を起点に、探究が建物の外へ広がっていくこともあります。たとえば、アーティストと大学教授による、土の中の音に耳を澄ませる展示から派生して行われたワークショップ。参加者は名古屋大学構内の池やComoNe近くの芝生に集音マイクを入れ、土の中や水の中の音を聞く体験をしました。ComoNeの前にマイクを差すと、地下鉄が走る音も聞こえてきます。

普段は聞こえない音に触れることで、作品を鑑賞するだけでなく、その背景にある研究や制作のプロセスにも近づいていく。展示室に並ぶ作品から、キャンパスの土や水、地下を走る音へ。見る人の感覚が、少しずつ外へひらかれていくような体験です。

アーティストの滝戸ドリタさんによるワークショップ「Deep ground Resonance 地中の音をきいてみよう!」(撮影:Wataru Sato)

ComoNeプログラム

ComoNeプログラムは、半年ごとにひとつのテーマを設定し、そのテーマに応答する作品やプロジェクトを集めて展示するプログラムです。アート、研究、デザイン、テクノロジー、コミュニティ実践など、ジャンルを越えた表現がComoNeに集まり、ひとつのテーマをさまざまな角度から掘り下げていきます。

プログラムの会期中には、アーティストや研究者によるワークショップ、クロストーク、ComoNeクルーによる展示鑑賞ツアーなども開催されます。作品の背景にあるリサーチを聞いたり、実際に手を動かしたり、参加者同士で感想を話したり。展示空間は、作品を見て終わる場所ではなく、テーマについて一緒に考え続けるための場として育っていきます。

ComoNeプログラム《Primordial Reality: Relive the baby's mind and body》|VRとやわらかな膜でできたボディスーツを通じて、赤ちゃんの頃のぼやけた視界や、思うように動かない身体感覚を追体験する作品
(撮影:Wataru Sato)

ComoNeプログラムでは、展示される作品やプロジェクトが、ComoNeの中で生まれていくこともあります。たとえば、ComoNeプログラム #02「Hello Human!」の一環として行われたハッカソン「音からゲームをつくろう!」。視覚情報に音声を後から付け加えるのではなく、最初から「音からつくり、音で遊ぶ」オーディオゲームを制作する2日間のプログラムです。

会場には、クリエイターや視覚障害のあるブラインド・ファシリテーター、名古屋大学の学生、市民が集まりました。サウンドを専門とするエンジニアやファシリテーターとともに、音の捉え方や空間認知の方法を探りながら、ゲームのアイデアを形にしていきます。そこで生まれたプロトタイプは、企画展示の中で紹介されました。

見るための作品を集めるだけでなく、つくる時間そのものが展示につながっていく。所属も領域も異なる人たちが同じ場所で手を動かし、その場に生まれた試行錯誤の温度ごと残っていくことも、ComoNeらしいあり方です。

目で見るのではなく、耳で探るゲームをつくる。参加者が音の聞こえ方や空間の捉え方を手がかりに、オーディオゲームのアイデアを形にしていった(撮影:岩田隼之介)

Museumに集まるのは、いわゆる美術作品だけではありません。研究のプロトタイプ、身体感覚を揺さぶる体験、社会の見方を少し変えるアイデア、まだ完成前の実験的なプロジェクト。ぱっと見ただけでは「これは何だろう?」と思うものもあります。けれど、そのわからなさに足を止めてみると、いつの間にか自分もテーマについて考え始めている。ComoNeの展示には、そんな余白があります。

Project Material/FAB SPACE:足りないものは、つくってしまえばいい

ComoNeを歩いていると、小さな屋台のような什器に出会います。そこに並んでいるのは、誰かの探究や活動の途中経過。これは「Project Material」と呼ばれる仕組みです。

Project Materialには、学生や会員、プログラムの参加者などが、自分の活動や問いを載せることができます。まだ完成していないアイデアや、誰かに相談したいこと、仲間を探しているプロジェクト。人の好奇心が、物や掲示物として館内に置かれているような場所です。

誰かのやってみたいが、屋台のように並ぶProject Material。活動の背景や探している仲間、試してみたいアイデアに触れていると、その人の思考の途中をのぞいているような感覚になる(撮影:Wataru Sato)

その活動を支えているのが、FAB SPACEです。3Dプリンターやレーザーカッターなどを備えたこの場所では、やってみたいことに対して足りないものを、その場でつくることができます。

たとえば、名古屋大学の博士課程の学生が取り組んでいる「食べられるGallery」。3DプリンタなどのFab機器を活用し、造形と食を掛け合わせた「食べられるアート」を探究するプロジェクトです。絵をレーザーカッターで彫刻し、オリジナルの型を制作してチョコレートを流し込んで固める。展示のためのサインや説明パネルも、レーザーカッターや3Dプリンタを使って制作しています。

試したいことが生まれたら、必要なものをその場でつくってみる。やってみたいことに合わせて、道具や展示の形まで自分たちで整えていく。その姿勢が、ComoNeのFAB SPACEに少しずつ根づいています。

XU Duoによる「食べられるギャラリー」展示の様子
XU Duoによる「食べられるギャラリー」FAB SPACEで制作したパーツ

FAB SPACEでは、大学生だけでなく、中高生も活動しています。その一つが、東海中高ロボット班プロジェクトです。彼らは、レゴを使ったロボット開発を通じて、世界大会という舞台に挑戦している中高生チーム。ねのねプログラムでは、世界大会に向けたロボット開発やFAB機器を活用した高度な機構・設計への挑戦、来館者との交流を通じてロボコンの楽しさを伝えることなどに取り組んでいます。

ComoNeでの活動を通じて、これまで使用のハードルが高かった3Dプリンターやレーザーカッターを使い、ロボットをさらにアップデートできるようになったこと。展示中に声をかけてくれた研究室の先生とつながったり、学生とコミュニケーションを取ったりする機会が生まれていること。彼ら自身も、ComoNeには人とつながる機会が多いことに驚いているといいます。

Project Materialには、「工学部の先生を探しています」「ロボットに詳しい人に話を聞きたいです」といった掲示もありました。実際に工学部の先生と話す機会を得るなど、ロボットをより強くするための技術的な接点も生まれています。

面白いのは、彼らが自分たちだけで強くなろうとしているのではないことです。東海地区全体で強くなりたいと、他校の生徒たちにもComoNeの存在を伝え、合同練習会を開く。保護者もキッチンでおにぎりやカレーを用意し子どもたちはロボット技術を磨く。ComoNeは、研究施設でもあり、ものづくりの拠点でもあり、時にハイパーな公民館!?のような場所にもなっています。

ここでは、完成したものだけでなく、つくろうとしている途中の熱量にも出会えます。誰かの「やってみたい」が、別の誰かの知識や技術と出会う。そのきっかけを、ものづくりがつくっています。

LOUNGE:やりかけが、人の気配になる

LOUNGEには、会員がプロトタイプをつくったり、活動の途中経過を置いておけるスペースがあります。きれいに片付けられた場ではなく、あえて「やりかけ」が残っている場所です。

本人がその場にいなくても、何を試作しているのか、どんな問いに向き合っているのかが見える。次に来た人が「あれ見ました!」「今、何をつくっているんですか?」と話しかけるきっかけになる。ここでは、完成品よりも、途中の状態が人をつなぐことがあります。

ComoNeでは、プロセスを開くことが、次の会話や出会いを生む仕掛けになっている。

机の上に残された素材や試作品は、誰かの探究の途中経過。何かが少し置きっぱなしになっていることで、次に訪れた人の好奇心が動き出すきっかけになる

ROOTS BOOKS:本棚には、その人の時間が置かれている

館内を進むと、「ROOTS BOOKS」と呼ばれる本棚のエリアがあります。ここでは、棚主が自分のルーツに関わる本を選び、自分だけの棚を持つことができます。

棚主は、大学の研究者や研究室、企業、地域で活動する人、近隣に暮らす親子までさまざまです。ある棚には研究テーマに関わる本が並び、別の棚には、仕事や暮らしの中で出会ってきた本が置かれている。エジプト研究、個人の読書遍歴、ジェンダー研究。ひとつひとつの棚を眺めていると、その人の関心や、これまで歩んできた時間が少しずつ見えてきます。

本棚には、その人が何を大切にしてきたのかが、思いがけないかたちで表れます。研究の道に進むきっかけになった本、仕事の視点を変えた一冊、人生のどこかで背中を押してくれた言葉。棚に並ぶ本を眺めていると、まだ会ったことのない誰かの関心や、これまで歩んできた時間が少しずつ見えてきます。

なかには、棚主からのメッセージが添えられた本もあります。借りた人が感想を書き込めるカードも用意されていて、本を介して、知らない誰かと言葉を交わすようなやりとりが生まれることもあります。直接会わなくても、本棚の前でふと誰かに近づく。ROOTS BOOKSには、そんな静かな出会い方があります。

撮影:Wataru Sato
撮影:Tomoyuki Kusunose

月に1回開催される交流イベント「ひととなりブックス」では、棚主同士が本をきっかけに語り合います。面白いのは、次の登壇者を棚主同士が紹介していくこと。隣の棚にいる人、気になっていた棚の人、話してみたいと思った人へと、リレーのようにつながりが続いていきます。

階段下には絵本のスペースもあり、近隣の子どもたちが本を読んだり、遊んだりする姿もあります。大階段やFAB SPACEのように活動が立ち上がる場所とはまた違って、ROOTS BOOKSには少しゆっくりとした時間が流れています。誰かの過去や記憶に触れながら、まだ知らない人の輪郭を想像する。ComoNeの中にある、静かで少しロマンチックな交わりの場です。

「ひととなりブックス」のイベントの様子
「ひととなりブックス」のイベントの様子(撮影:Wataru Sato)

KITCHEN:食を囲むと、関係性が少し変わる

ComoNeには、キッチンもあります。料理をするための設備であると同時に、食を通じて人がつながる場所です。

撮影:Tomoyuki Kusunose

ある時は、韓国からの留学生たちが抱えきれないほどの白菜を持ち込み、キムチを漬けました。キムチが漬かるのを待つ間に別の韓国料理をつくり、韓国にルーツを持つ学生も、韓国文化に関心のある学生も一緒に食卓を囲みました。

またある時は、企業と学生の出会いの場として、キッチンが利用されました。愛知県の本社を構えるミツカンは、留学生と一緒に鍋を囲みながら、鍋つゆを研究するワークショップを開催。湯気の立つ鍋を前にすると、企業の取り組みを聞く時間も、少し肩の力が抜けていきます。どんな商品をつくっているのか。そして、どんな仕事があるのか。

研究やプロジェクトの話から始めると少し距離がある相手とも、食べることをきっかけに、会話がひらけていく。本、ものづくり、食。ComoNeでは、何かひとつ媒介するものがあることで、人と人の距離が少し近づいていきます。

キッチンの様子
食を通じて、文化や背景の違う人たちが自然に交わっていく
キッチンの様子
食べながら話しているうちに、学生からは「応募はいつありますか?」という質問も出たそう

屋上:何もしなくてもいられる余白

ギャラリー、FAB SPACE、キッチンなど、ComoNeの中には、何かが生まれ、動き、試されている場所がたくさんあります。その一方で、屋上には、何もしなくてもいられる余白があります。

芝生の上で学生たちが車座になって話していたり、日が沈む頃に、ひとりで星空を見ていたのか、大の字になって寝転がっている人もいます。

屋上で思い思いに過ごす学生や来館者。ComoNeでピクニックシートも貸し出していている(撮影:Tomoyuki Kusunose)

屋上には、細かな使い方のラベルがありません。芝生の上に座る。空を眺める。友人と話す。ピクニックシートを広げて、ただ過ごす。何かを始めなくても、誰かに説明できる目的がなくても、ここにいていいと思える場所です。

ComoNeには、発表する場所があり、つくる場所があり、学ぶ場所があります。その中に、何もしなくてもいられる屋上がある。まだ何をしたいかわからない人も、少し立ち止まりたい人も受け止める余白が、この場所の広がりをつくっているのかもしれません。

数字で見る、ComoNeの“1合目”

2025年7月の開館から10ヶ月。ComoNeには、さまざまな人や活動が少しずつ集まり始めています。ここでは、来場者数、活動プロジェクト数など、場の現在地を示す数字を紹介します。

ComoNeを歩いていると、そこに関わる人やプロジェクトの気配が、館内のあちこちに見えてきます。アンバサダーや活動中のプロジェクト、研究者への問い。ボードに並ぶ名前や言葉を眺めていると、この場所がどんな人たちに支えられ、どんな関心によって動いているのかが少しずつ見えてきます。

リサーチャーズボードに寄せられた来館者からの問い。素朴な疑問が、研究者との対話の入口になる

アンバサダーには、大学の研究者、企業の経営者、職人、クリエイター、地域の実践者など、多様な人々が関わっています。ものづくり、研究、ビジネス、文化。それぞれ異なる場所で活動している人たちが、ComoNeのまわりにゆるやかな輪をつくっています。

ComoNeアカデミアのリサーチャーズボードには、来館者から研究者への問いが並びます。たとえば、「なんで『びょうき』ってあるんですか?」というような、素朴で、けれどとても根源的な問い。専門的な論文や講義からではなく、ふと浮かんだ疑問から研究の入口がひらくこともあります。

ComoNeでは、人や活動の情報が、ただ掲示されているだけではありません。そこに誰がいるのか、どんな問いが動いているのかが見えることで、「自分も少し関わってみたい」と思える余地が生まれます。コミュニティを外から眺めるだけでなく、次の出会いへ入っていくための手がかりが、館内に散りばめられています。

 

まずは訪ねてみる。そこからもっとわかる

ComoNeを歩いていると、成果という言葉に収まりきらない、小さな出来事にいくつも出会うことができます。

大階段で誰かの発表に耳を傾ける学生がいる。展示をきっかけに、研究や制作のプロセスへ近づいていく人がいる。FAB SPACEでは、中高生がロボットのパーツをつくりながら、研究者や地域の人と出会う。キッチンでは同じ鍋を囲み、屋上では何もしない時間がひらかれている。

この記事で紹介できるのは、その一部にすぎません。まずは、ComoNeを訪ねてみてください。きっと、この記事では見えなかった何かに出会えるはずです。

ComoNeを訪ねてみる

ComoNeでは、施設見学やイベントへの参加機会も随時ひらかれています。ComoNeの見学・イベント情報は、Peatixページでご確認いただけます。

ComoNeで皆さんとお会いできることを、楽しみにしています!

執筆:宮崎真衣(ロフトワーク)

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