オープンイノベーションのための拠点づくり
Outline
「共に+創る」── オープンイノベーションに向けた挑戦
2016年4月にパナソニック株式会社は、共創型イノベーションの実践を目的に、大阪府門真市に実践の場となる「Wonder LAB Osaka」(以下ワンダーラボ大阪)をオープン。ワンダーラボ大阪は、パナソニックの本拠点西門真の構内にあり、「共に+創る」をコンセプトにプロトタイピングやワークショップスペースなどオープンイノベーションのための機能をあわせ持った空間です。
ロフトワークは2015年4月から、ワンダーラボ大阪のグランドコンセプトデザイン、空間設計・コンセプトに合った家具や什器のデザインディレクションとインストール、プロモーションのためのプレイブック制作やイベント企画運営のサポートなど、構想段階からソフトとハードの両方向で空間づくりのお手伝いをしています。
プロジェクト概要
- 支援内容
グランドコンセプト策定/外部メンバーも含めた要件定義
空間設計のディレクション
家具/什器のデザインディレクション
プロモーションツール制作
施設利用活性のためのイベント立案/運営サポート - プロジェクト期間
2015年4月〜
Outputs
グランドコンセプト
外部のクリエイターも含めたプロジェクトメンバーで、リサーチやワークショップを重ね、ワンダーラボ大阪の本質的な価値と、その意味付けを一緒に創り上げていきました。
空間設計のディレクション/家具・什器のデザイン
KOILやFabCafeの設計など様々なプロジェクトで実績がある成瀬猪熊建築事務所から独立した古市淑乃建築設計事務所の古市淑乃さんに、空間ディレクションを担当いただきました。古市さんのイラストには、ワンダーラボ大阪がフル活用された様子が描かれています。
施設のちょうど中央に位置する「HUB」は、大きな窓に面していて広々と開放感のある空間。椅子や家具も多彩で見た目にも楽しく、デスクにはどれも車輪がついて、シチュエーションに合わせて自由自在にレイアウトを変えられます。
什器や家具のデザインディレクションには古市さんの他に、ロフトワークがプロデュースした三井不動産KOILやロフトワークの10F COOOPなどでインテリアのデザインを手がけたバッタネイションの岩沢さんが参加。導入する家具の選定や、ヒダクマと協力して飛騨の木材を使った椅子のデザインなどをしていただきました。
プロモーションツール
ワンダーラボ大阪の活用イメージをイラストと共に掲載して、使ってもらう人のイメージを膨らませ場の利用を促すためのプレイブックというプロモーションツールを制作。プロジェクトメンバーでワークショップを重ね、ワンダーラボ大阪の魅力を言語化していきました。冊子はARATA TAKEMOTO DESIGNの竹本新さんが制作。イラストは野中聡紀さんに制作してもらいました。
プロジェクトメンバーへのインタビュー
「共に+創る」オープンイノベーションに向けたメンバーの想い
Process
Member
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