顧客接点の分析から最良のUXを実現
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顧客接点の分析から最良のUXを実現
地方銀行の枠を超え、関西広域の金融機関としての存在感を示している株式会社関西アーバン銀行。多様化する顧客のWebの閲覧環境や、金融商品に関するニーズの細分化を背景に、商品・サービスのプロモーション強化を目的として、全面的なWebサイトリニューアルを実施しました。
様々な閲覧環境を想定したユーザビリティ・アクセシビリティの改善はもちろん、ビジネスと顧客理解からのWebサイトの構造設計、クリエイティブの制作、開発、さらには、サービスをプロモーションしていくためのコンテンツの作成まで。株式会社イー・エージェンシーとのパートナーシップの元、支援しました。
プロジェクト概要
- 支援内容
プロジェクトマネジメント
リニューアル方針策定およびクリエイティブコンセプト策定
仕様策定および情報設計
サイトデザイン
CMS(WebRelease2)テンプレート開発
主要ページのコンテンツ制作
コンテンツ移行 - プロジェクト期間
2016年12月〜2017年8月 - 関連サービス
企業サイト構築 - 体制
クライアント:株式会社関西アーバン銀行
総合プロデュース:株式会社イー・エージェンシー
ロフトワーク プロデューサー:藤原 里美
ロフトワーク プロジェクトマネージャー:入谷 聡
ロフトワーク テクニカルディレクター:川竹 敏晴、安藤 大海 - クリエイティブチーム
デザイン:古井 真志 (Fulmando)
コーディング:飯田 恭央 (Realista)
CMSテンプレート開発:ベイランドスペース合同会社
Outputs
PC・スマートフォンサイト
リサーチフェーズで整理した顧客とのタッチポイントから、幅広い年齢層が、PC、スマホに関わらず様々なシチュエーションでアクセスしても分かりやすく使いやすいWebサイトを目指してデザインしています。アイコンを使った大きめのボタンやシンプルなメニューは特にスマートフォンでのアクセスが多いコンテンツへとスムーズに誘導することを目的としています。
株式会社関西アーバン銀行
Process
ビジネス・ユーザー理解とタッチポイントの整理
リサーチと関係者へのインタビューから、顧客像を定義。イー・エージェンシー社と共同で関西アーバン銀行とユーザーとのタッチポイントを整理し、Discovery Reportとしてまとめました。Discovery Reportで明らかになった情報を元に、Webサイトの構造そして、コンテンツに落とし込んでいます。
ユーザー視点に立ったWebサイトの構造設計
国内主要銀行100行以上のWebサイトを分析し、整理したユーザーとのタッチポイントも踏まえて、顧客目線のナビゲーションに反映しています。関西アーバン銀行の特色、競争優位性、営業戦略と考えられる顧客ニーズとのバランスから、項目ごとの導線の強さに強弱をつけ、よりわかりやすいナビゲーションを実現しています。
個人向け商品、サービスのプロモーション強化を目的としたコンテンツの作成
これまでのWebサイトで掲載していた商品・サービスのスペック情報以外にユーザーの目線に立ったコンテンツを作成。ファーストビュー部分の「概要文・特長」を各商品で統一し、「ご購入シーンで選ぶ/若い世代の住宅ご取得に」。などカテゴライズまで作り込んでいます。
Member
入谷 聡
株式会社ロフトワーク
クリエイティブディレクター
メンバーズボイス
“Webサイト全面リニューアルにあたり、銀行の商品・サービスの内容だけでなく、顧客や地域の特性、銀行業務や競合他社の分析まで深く議論できたことが印象的でした。現状の課題はもちろん、認識できていなかった課題まで洗い出して言語化できたことはとても大きな収穫でした。チームとして同じ目線に立ち課題を共有できたからこそ、最後までスムーズに進行できたと感じています。
運用に関しては、CMS(WebRelease2)の導入により作業効率が格段に向上しました。今後はよりスピーディに情報発信できる体制を整え、プロモーションのツールとして活用できるサイト運営を目指したいと考えています。”
株式会社関西アーバン銀行 ITイノベーション推進部 中野 苑香
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