ディスカバリー・ジャパン株式会社 PROJECT

ディスカバリージャパン独自の番組コンテンツを新たなアプローチで開発

Outline

ディスカバリーチャンネルで放映する日本独自のドキュメンタリー映像を集めるために立ち上げたアワード。

日本独自コンテンツとしての特性や可能性の広がりを狙い、応募者の属性を映像作家に絞らない応募システムや、放送に向け作品の映像品質を向上させるためのプロセス設計をしました。

また、単なる映像作品コンテストではなく、ディスカバリーチャンネルならではのテーマ設定をすることで、これまでとは一味違う内容のコンテンツ制作、というゴールを掲げつつも、ディスカバリーとしての軸がブレないようにチューニングをしました。

ディスカバリーチャンネルとは


『ディスカバリーチャンネル』は220以上の国・地域で放送されている世界最大級のネットワークを持つチャンネルです。宇宙、クルマ、アドベンチャー、サイエンス、ライフスタイルなど多岐にわたる情報を、新しい発見とともに届けています。

https://www.discoverychannel.jp/

プロジェクト体制

クライアント:ディスカバリー・ジャパン株式会社
アンバサダー : 森翔太(映像作家)、ちびがっつ!(美術作家・ダンサー・パフォーマー)、山下歩(映像作家・YouTuber・シンガーソングライター)、小林ガーナ(Video editor&YouTube Creator)、藤原麻里菜(コンテンツクリエイター)
審査員:原宿(ゆるくて笑えるコンテンツ配信メディア「オモコロ」編集長)、ヴィクラム・チャンナ(ディスカバリー・ネットワーク制作・企画開発部副社長)、服部 美弥子(ディスカバリー・ジャパン株式会社 エグゼクティブ・プロデューサー)、榊原 亜弥香 アリソン(ディスカバリー・ジャパン株式会社 インタラクティブ メディア&マーケティング シニアマネージャー)
ロゴデザイン:師岡 とおる
プロジェクトマネジメント:伊藤 亜由美
クリエイティブディレクション:伊藤 亜由美、小島 和人ハモニズム
プロデュース:二本柳 友彦、金森 香、小島 和人ハモニズム

プロジェクト支援内容

  • AWRDの企画・設計
  • VI設計

Process

「らしさ」も担保しつつ、意外性を生むためのディスカッション

課題は、海外番組が多いディスカバリーで、それらしいコンテンツでありながらも、日本独自で、これまでとは少し違った番組にチャレンジすることでした。

テーマは「発見!となりのサピエンス」。ディスカバリーチャンネルといえば、知られざる動物の生態を伝えるドキュメンタリーや、学校で学ばなかった歴史などが思い浮かぶ人も多いかもしれません。そこで、今回は”人”にフォーカスし、”日本で独自の視点で物事に面白さを感じ、行動を起こしたり、発信したりしている、ちょっと変わった人”を「発見する」ことをコアコンセプトとしました。

また、タイトルには、日本人ファンがディスカバリーチャンネルを見た時にSNSで使用する「ディスカバる」というハッシュタグを語源に、「発見すること」と「ディスカバリー流(のアワード)」を組み合わせて「ディスカバ流(る)アワード」とネーミングしました。

 

誰もが知っているような有名人ではなく、まだ世に出ていない、身近に存在している超人や奇人を発見しドキュメンタリー作品を撮るアワード。

アイデアの飛躍を狙い、映像作家からの応募に加えて自分自身が超人・奇人だという方の自撮り・チーム撮影での自薦応募も可能としました。

また、単純な映像アワードではなく「発見すること」に重きを置いていることを視覚的に、かつ日本的に表現するため漫画テイストのデザインが特徴的な「師岡とおる氏」にビジュアルのデザインを依頼しました。昨今、日本の昭和のアニメのリバイバルが増えていることにも結びつけ、「日本独自のコンテンツアワード」そして「いままでのディスカバリーと違う」というアワードイメージを表現しました。

アンバサダーによるPR活動

アワードを広く認知させるための施策として、映像作家だけではなく、Youtuber、現代アーティストなどにアンバサダーとして就任してもらいました。

応募作品の映像品質管理

今回のプロジェクトのゴールがディスカバリーチャンネルでの放映だったために、応募作品には「放映に向けた映像クオリティ」が必須で求められました。そこで大きく2つのステップを設けることで映像の品質管理を行いました。

Step.1 チーム応募の推奨

自薦応募者には自撮りではなく、カメラマンとチームを組んでの応募を推奨し、優れた技やアイデアを持った自薦応募者の映像品質が低いことで審査対象とならないのを防ぐような設計としました。結果として映像品質管理に加えて、美術作家やパフォーマーからの応募が増え、アワードの枠組みを大きく広げることができました。

Step.2 アドバイザー制度の採用

今回、作品の品質管理の重要なプロセスとなったのが、アドバイザー制度です。1次審査を通過した応募者に対し、2次応募までの期間中にアドバイザーとマンツーマン体制で、ディスカバ流アワードが求める映像作品に向けてブラッシュアップを行いました。

このプロセスにより、ディスカバリーチャンネル番組での放送という共通したゴールに向けて、求める「面白さ」と「映像品質」がブラッシュアップされ、2次応募では多数の優れた映像作品が集まりました。

審査会の設計

1次、2次審査会では単純に「面白い」「うつくしい」といった主観的な評価軸に加えて、

・まだ世の中に広く認知されていないか?
・独自のこだわりや狂気などが映像で魅力的に表現されているか?
・ディスカバリーチャンネル内で放送できる映像品質か?

など今回のアワードだからこそ選ばれる作品を追及しました。

応募者とアドバイザーとの熱量が感じられる作品はどれも評価が高く、当初は入賞作品をディスカバリーチャンネルで放送することだけが決まっていましたが、最終的にプライムタイムという最も視聴者数が多い時間帯での放送が決定しました。

Outputs

VI・コンセプト策定

AWRDページ制作

授賞式の設計・実施

AWRDグランプリ受賞作品

Member

二本栁 友彦

株式会社ロフトワーク

Profile

金森 香

株式会社ロフトワーク
AWRD 編集長

Profile

小島 和人

株式会社ロフトワーク
プロデューサー

Profile

伊藤 亜由美

株式会社ロフトワーク
クリエイティブディレクター

Profile

メンバーズボイス

“「ディスカバ流アワードの受賞作品からクリエイターの感性や情熱を感じました。また、ストーリーに対する納得感や感動も。今回素敵な場所や機会を作っていただいたロフトワークに感謝します。これからもクリエイターの皆さんやディスカバリーと一緒に、是非ともディスカバ流アワードを続けていきたいと思います。

ディスカバリー・ジャパン株式会社 代表取締役社長 デービット・マクドナルド氏

“世に発見されていないクレイジーな新種のサピエンスを発見する」という触れ込みだったわけですが、本当にクレイジーな人から応募がきたら、アドバイザーの言うことなんて全く聞き入れてもらえず、暴走機関車のようにすべてを薙ぎ倒し残るは荒野ばかりなりというアワードになるのではと不安を感じていました。

そうならなかったのは、ひとえにアドバイスを受け入れて一緒に作品づくりをしていただいた、応募者の皆様の深い懐があってのことだと思います。ありがとうございます。このアワードの特色でもあるブラッシュアップの期間を経た後、作品の様相がガラッと変わるのを目撃するのは、アドバイザーとしての快感を感じると同時に、人間の「のびしろ」というものを実感として感じ取ることができる貴重な体験でした。いいですね、これ。”

ゆるくて笑えるコンテンツ配信メディア「オモコロ」編集長 原宿氏

“まだ見ぬ映像クリエイターに出会いたい!という目的と、最終成果作品はすぐコンテンツになる放送に耐えられるものにしたい!という2つの希望を叶えるため、途中でメンター制度を取り入れて作品をブラッシュアップできる流れを作ったのが、成功のキーでした!これからもこの手法はさまざまなアワードに活かしたいです。”

株式会社ロフトワーク AWRD編集長 金森 香

“ディスカバリーチャンネルが日本独自の番組コンテンツを見つけ出すという目的設定の中で、グランプリが素晴らしい作品だとしても、その作品にディスカバリーチャンネルマインドが無ければ意味を成しません。

僕たちが大事にしたのは、表現の幅を広げる中で、どういう作品であればディスカバリーらしいのか?どのようなクリエイターがそれを作れるのか?どうすればそういう作品が応募されるのか?といった道筋を作ることでした。

受賞者とアドバイザーの皆さんのコメントを聞いて、ディスカバリーとクリエイターがやりたいことをぶつけ合うためのバランサーの役割になれたと感じています。”

株式会社ロフトワーク プロデューサー 小島 和人ハモニズム

“「ディスカバ流アワード 発見!となりのサピエンス」は、ロフトワークの中でも自分でアーティスト活動をしているようなクリエイティビティの高いメンバーたちが中心に設計したプロジェクトでした。そんなメンバーの大風呂敷を広げた面白いアイデアをいかに的確に着地させるかを考え実行するのが今回プロジェクトマネージャーである私の役割でした。

実装するために、社内外のプロジェクトメンバーと何度もディスカッションを重ねる中で大事にしていたことは”お互いのいいところを引き出し合うこと”。結果的に切磋琢磨しながら、みんなで同じ方向を向いてプロジェクトを創り上げることができたのだと実感しています。

ディスカバ流アワードは映像アワードであると同時に、アンバサダー制度・アドバイザー制度などこれまでロフトワークやAWRDではやったことのない仕組みを作り、機能させることができました。今回できた仕組みを使って、これからどんな面白いアワードを作っていこうかとワクワクしています。”

株式会社ロフトワーク クリエイティブディレクター 伊藤 亜由美

Interview

本アワードでオフィシャル・アドバイザーも務めた、ディスカバリー・ジャパン株式会社の榊原さんにもお話を伺いました。

インタビュー:AWRDを用いた「ディスカバリーチャンネル」コンテンツ開発

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