紙からデジタルへ、会員誌の体験をアップデート
「JAF Mate Online」Webサイト構築
Outline
株式会社JAFメディアワークスは、一般社団法人 日本自動車連盟(JAF)が提供する会員向けの月刊誌「JAF Mate」を発行しています。同誌は、50年以上に渡り会員から親しまれ、現在は約2,000万人のJAF会員への情報提供を担っています。
2022年3月15日、同社は「環境負荷の低減」と「デジタル社会における新しいライフスタイルの創出」を目的として、Webメディア「JAF Mate Online」をローンチ。同年4月より、年10回発行してきた月刊誌を年4回の季刊誌へと移行する大転換を遂げました。
ロフトワークはWebサイト構築フェーズから参画し、プロジェクトを推進するためのカウンターパートとして、さまざまな部署・立場のステークホルダーが絡む新規Webメディア立ち上げのプロジェクトマネジメントとクリエイティブディレクションを実施。紙媒体からデジタルメディアへ移行するにあたり、UI/UXデザイン、ブランドデザインを得意とするデザイン会社「Shhh Inc.」と協働しながら、デジタル時代のライフスタイル・嗜好の変化に対応する形で、メディアの「らしさ」をアップデートしました。
JAF Mate Onlineは、公開4ヶ月後となる2022年7月の月間ページビュー数は100万を超えるなど、デジタル版への移行によって大きな反響を得ています。
プロジェクト概要
プロジェクト名:JAF Mate Online/Webサイト構築 プロジェクト
プロジェクト期間: 2021年8月〜2022年3月
クライアント: 株式会社JAFメディアワークス
体制:
- プロジェクトマネージャー/クリエイティブディレクション:北島 識子
- クリエイティブディレクション:伊達 善行
- Webディレクション:重松 佑(Shhh Inc.)
- デザイン:宇都宮 勝晃(Shhh Inc.)
- テクニカルディレクション:大森 誠、小野村 香里
- htmlコーディング:原國 政司(ubu)、坂田 一馬(Good rings)
- CMS構築:株式会社サイドスリー
- オンライン版 編集アドバイザー:Camp inc
Approach
メディア本来の「らしさ」をビジュアルと体験に落とし込む
Webサイト設計・デザインにあたり、デザイン会社 Shhh Inc.とともにJAF Mate編集部とプロジェクトメンバーを対象にしたワークショップを実施。JAF Mate Onlineがこれから会員に提供したい価値や体験、「ありたい姿」をディスカッションしました。
ユーザーからの印象・使い勝手などを考慮した上で、新しいメディアの設計・デザインのポイントとなる「らしさ」の共通認識として「信頼感ある」「身近な・安心な」「多彩な」の3つの要素を設定。さらに、創刊から50年以上の歴史を持つ「JAF Mate」がこれまで受け継いできた「冊子性」と「隠れた面白さ」に着眼し、その読書体験を現代のデジタルライフに適応する形でアップデート・再構築しました。
リサーチ〜CMSの選定までロフトワークのWebプロジェクトの特徴・進め方
プロジェクトの全体感をつかみ、戦略と戦術に落とし込むことで、Webプロジェクトの「成功のすがた」を描きます。
Output
Member
Event
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