戦略設計から始める
Web構築・リニューアル
Illustration: カワグチタクヤ
Webサイトの“本当の目的”に、まっすぐ向き合う
ロフトワークはこれまで、幅広いWebプロジェクトに携わってきました。 企業から官公庁、自治体、大学、文化事業、NPOのWebサイトなど。ジャンルも、コーポレートサイトやサービスサイト、メディアサイト、イベント・プロモーションサイト、EC、周年事業サイト、コミュニティサイトなど多岐にわたっています。
そんなわたしたちが、Webプロジェクトが始まる前に必ず問いなおすのは、「なぜ、そのWebサイトをつくるのか?」ということです。時には、「本当に、そのWebサイトが必要ですか?」「Webでなければならないのですか?」と確認することも。
Webサイトには、必ず、目指すべき効果や成果があるはずです。それを誰に届けたいのか。どう感じてほしいのか。いかに行動してほしいのか。ゴールを適切に定め、Webプロジェクトの全体感をつかみ、戦略と戦術に落とし込むこと。
そうしてはじめて、Webプロジェクトの「成功のすがた」を描くことができると、わたしたちは考えます。
ありたい姿を言語化し、戦略をかたちに
ニーズや価値観が多様化する現代、もはや定量調査結果だけを頼りにWebコミュニケーションの戦略を見定めるのは困難です。ロフトワークが支援するWebプロジェクトでは、定量調査やデスクトップリサーチのほかに、ワークショップ、デプスインタビュー、エスノグラフィといった定性的なリサーチ手法を採用。「ありたい姿」を言語化するためにさまざまなフレームワークを組み合わせながら、めざす効果を叶えるための戦略をかたちにします。
また、これらのリサーチ結果や採るべき戦略・戦術の提案は、わかりやすく整理されたプレゼンテーションとしてまとめられ、プロジェクト関係者からの理解と納得感を得ることに寄与します。
プロジェクト推進のモヤモヤを、ぜんぶクリアに
Webプロジェクトを組織の中で推進するとき、プロジェクトを担当する人は、さまざまな困りごと・モヤモヤに直面します。
「経営陣のデジタル施策に対する理解が不足しており、意思疎通が図れない」
「他部署を巻き込むにはどうすればいいのか? 社内の協力を促すには?」
「どんなアウトプットが最適なのかイメージできない、判断がつかない」
等々。
ロフトワークでは、Webプロジェクトの豊富な経験と実績を持つプロデューサーとプロジェクトマネージャー、ディレクター陣が、要件整理から支援。世界標準のプロジェクトマネジメントの知識体系「PMBOK®️」を下敷きに、組織の文化や制度にも柔軟に対応しながらプロジェクトを設計します。
さらに、プロジェクトチーム内の対話を促すのはもちろん、マネジメント決裁や関係各部署への説明、社内プレゼンテーションに向けた組織内コミュニケーションもバックアップ。本質的な課題抽出とその解決に向けたアプローチを導き出し、実現に向けたアクションをご提案します。
標準装備としてのプロジェクトマネジメント——知識体系とツール
ロフトワークでは、2006年から「PMBOK®️」の知識体系を取り入れたプロジェクトマネジメントを実践してきました。ノウハウやツールはただ蓄積されるだけでなく、プロジェクトを通じた新しい挑戦のもとで日々更新され、進化を遂げています。
プロジェクトの効果を最大化するための「戦略設計」と、それらをしなやかに推進するための「マネジメント」。この両輪によって、Webプロジェクトを推進します。
「品質」への考えかた
Webプロジェクトの成功を目指す上で、アウトプットの品質へのこだわりは欠かせません。 UI/UXデザインの理論と、情緒的な作用をもたらす視覚表現やインタラクション。ユーザー視点からの体験と利便性、運用者にとってのスマートさと機能性。運用環境の安定性と堅牢性。
そして、これらのすべてがプロジェクトの要となる「戦略」と論理的に矛盾することなく接続していること。わたしたちが手がけるすべてのWebプロジェクトにおいて、徹底しているこだわりです。
クリエイティブパートナーとの最適なチーム組成
ロフトワークのWebプロジェクトにとって欠かせないのが、クリエイティブパートナーの存在です。
語り手が誰なのか、また、誰に向けて・なんのために・どんなメッセージを伝えるのかによって、必要な「Webコミュニケーションのかたち」は異なります。だから、私たちは実現するべきアウトプットに向けて、プロジェクトごとに最適なクリエイティブパートナーと共にチームを組成します。
デザイナー、コーダー、エンジニア、イラストレーター、写真家、ライター、編集者など。それぞれの才能とパフォーマンスを発揮するには、フラットなチームづくりが欠かせません。2000年の創業以降、クリエイティブディレクションを通じてクリエイターとの協働を続けてきた私たちは、プロジェクトオーナーとエンドユーザーにとってはもちろん、作り手にとっても思い入れが深い「価値あるアウトプット」を生み出すことにこだわり続けています。
Webプロジェクトの基本プロセス
1.体制づくり
まずは、社内の体制づくりから。状況の整理から着手し、これから制作するプロジェクトの目的・目標を適切に設定すること。そして、プロジェクトが始まる段階から、関係する社内の各所へ協力を仰ぐことが欠かせません。さらに、共にプロジェクトを推進するために、外部の制作パートナーを選定する必要があります。
2.要件定義・戦略策定
次のステップは、プロジェクトの要件定義。これから制作するWebサイトの役割と、その活用方法を定義。そして、Webサイトの機能要件と必要なコンテンツ企画といった、プロジェクトスコープ(対応範囲)を定めていきます。
3. Webサイト制作
いよいよ、Webサイトの制作がスタートします。大きく分けて、Webサイトの構造設計と情報設計、デザイン、機能開発、コンテンツ制作といったセクションがあります。また、Webサイトリニューアルの場合は、旧サイトから新しいサイトへ、既存コンテンツを移行する作業が必要となる場合もあります。
4. 運用
忘れてはいけないのが、運用です。Webサイトはローンチしたあと、ただ公開しておくのではなく、情報を更新しなければほとんど効果を発揮できません。また、運用を見据えた体制づくりと更新しやすいCMS*の開発も、Webプロジェクトの成功にとって欠かせない要素です。
*CMSとは、「コンテンツ・マネジメント・システム」の略語。Webコンテンツの更新や状態を管理するためのプラットフォームです。
Webプロジェクトのプロセスとアプローチを公開中
Webプロジェクトは、組織のこれからを左右する非常に重要な仕事です。その成功に向けて、どんなパートナーを選ぶのか、プロジェクトのゴールはどこに設定するべきか。じっくりと検討したいみなさんに向けて、ロフトワークがこれまで支援してきたWebプロジェクトをより具体的に知っていただくための動画やレポート記事などのコンテンツをご用意しました。
各コンテンツでは制作物をご紹介するだけではなく、プロジェクトにおける課題や実践したアプローチ、制作のポイントなども詳しく解説しています。ぜひ、Webプロジェクトの要件整理や、パートナー選びの参考としてご活用ください。
プロジェクトレポートを読む
JAF Mate Online Webサイト構築
約2,000万人のJAF会員に発行される会員誌「JAF Mate」のデジタルシフトを実現したプロジェクト。50年以上の歴史を持つメディアとしてのJAF Mateの「らしさ」をデジタル時代の嗜好・ライフスタイルへとアップデートし、会員を中心に大きな反響を得ています。
デジタルハリウッド大学 Webサイトリニューアル
デジタルクリエイティブ領域の先端教育を行うデジタルハリウッド大学。自学の強みや独自性を強調し、受験検討者の「迷い」をきっかけにした体験シナリオをWebサイトに実装。従来の大学選択の価値観にとらわれないリブランディングを実施しました。
ひろしま公式観光Webサイト「Dive! Hiroshima」構築
広島周辺の観光リピート顧客の獲得に向け、これまで3つのWebサイトからばらばらに発信されていた観光情報を一元化する新サイトを制作。利便性向上や好印象を促す体験設計を行ったほか、システム面や運用プロセス全体を見直し、多人数が継続的に改善・運用できる基盤を構築しました。
ロフトワークのWebサイト制作PJの資料ダウンロード
資料内容
・Webサイト制作プロジェクトの課題
・支援内容
・プロジェクト紹介
・モデルケースと価格
・会社紹介
ロフトワークのメンバーと話してみる
「ロフトワークって、どんな会社なの? どんな人たちがプロジェクトを担当しているの?」
「Webプロジェクトの具体的な課題について、相談したい」
「とにかく、Webプロジェクトについてのモヤモヤを聞いてほしい」
そんなみなさんに向けて、ロフトワークではツアーや個別面談を随時実施中です。オンライン/オフラインいずれも対応可能ですので、まずはお気軽にお問合せください。