Creative Division
採用情報
何のための仕事なのか?
現代社会において価値の創造は、ますます様々な人々が参加する協働的形態なものになってきています。日本各地でオープンな参加が可能なワークショップが行われ、所属する組織やコミュニティを超えた新たな解決策やヴィジョンが検討されています。自律分散型で持続可能なまちづくりのために自治体は、域内外の企業や大学、そして住民や新たな関係人口となる人々との協働を必要としています。ロフトワークの「クリエイティブディレクション&プロジェクトマネジメント」は、そんな協働的価値創造が主流となった時代に、幅広いステークホルダーが関わる活動をデザインし、ファシリテーションし、マネジメントすることで成果につなげるためのものです。
会社組織や行政組織など、既存の組織のなかで行われていた仕事だけでは、本質的な価値創造が補いきれなくなってきた時代に、さまざまな人のもつ多様な創造性を活かして、これからの社会が求めるものごとを生み出したり、ものごとが生まれるシステムやプロセスそのものをつくりあげていく。前例のないものごとを、それまでとは異なる人々の組み合わせでつくっていくこと。ロフトワークの「クリエイティブディレクション&プロジェクトマネジメント」の仕事は、そんな風にむずかしくもあり、同時にワクワクとやりがいに満ちた仕事です。
どんな仕事をやっているのか?
世の中がモノやお金など経済的な価値を追い求めるだけでは幸福になれないことに気づいたことから、ウェルビーイングの追求へシフトしているように、ロフトワークの「クリエイティブディレクション&プロジェクトマネジメント」の業務も、物理的なアウトプットのためのクリエイティブから、関わる人びとがより良く居られるようになるためのクリエイティブの仕事が増えてきています。
たとえば、こんなことに取り組んでいます
- VRやAR、メタバースなど、新たなデジタル技術がもつ、新たな可能性を次の時代のスタンダードになるようなムーブメントに昇華させていくための、たくさんのクリエイターや企業などを巻き込んだプロジェクト群を企画し、実行すること。
- 環境課題、社会課題の解決に取り組んでいる/取り組もうとしている企業や自治体、大学などが組織の枠を超えて、いっしょに取り組むことができる土台、きっかけづくりとしてのコミュニティ運営。
- サーキュラーエコノミーやスマートシティの実現など、複数のプレイヤーが知恵を出しあったり、協力しあったりしなくては実現できないことを、公募のしくみやワークショップやデザインキャンプなど、各種共創のプログラムの組み合わせで、成果につながるよう運営するコンソーシアムや活動体の企画、運営。
- 地域の産業活性化やまちづくりの支援のためのデザイン人材の育成や、都市と地方のあいだを人を軸につなぐ関係性の構築、それを活かした成果を生み出すためのプロジェクト企画・実施。
- 複数のコミュニケーション施策(Webサイトや動画、各種イベントなど)をUXの観点から組み合わせた、多様なステークホルダーを巻き込むためのデザインと実装。
どのプロジェクトもひとつひとつ目的や要件、状況に応じて設計しますが、共通点もあります。それは「結果につながるようデザインすること」「コミュニティの力を活かすこと」「しくみに落としていくこと」です。
「クリエイティブディレクション&プロジェクトマネジメント」業務に携わる人は、その仕事を担います。
どのように仕事をしているのか?
日本を代表する文豪の1人、夏目漱石は評論「素人と黑人」のなかで「昔から大きな藝術家は守成者であるよりも多く創業者である」と書いています。創業者であるなら「黑人(くろうと)でなくつて素人(しろうと)で」あるべきで「人の立てた門を潜るのでなくつて、自分が新しく門を立てる以上、純然たる素人でなりればならない」といいます。
ロフトワークが「すべての人のうちにある創造性を信じる」ことを活動の出発点に置いているのも、実はそれと同じ発想からです。誰も考えたこともなく、組み立てたことのない状態をつくりだすのに適した1人の専門家はいません。問題解決のための教科書もなければ、すべての答えを教えてくれる先生もいません。
では、どうやって仕事をしているのか? その答えが「すべての人のうちにある創造性を信じる」ということです。1人では答えの出せない問題を、さまざまな専門性や得意なこと、経験や思いをもった人たちの話を聞いたり、力をあわせてアイデアを出しあったり、かたちをつくったりすることで、解決に導いていきます。
さまざまな人の話を聞き、力を集結して、結果につげていくために「クリエイティブディレクション&プロジェクトマネジメント」に携わる人が行なっているのが、リサーチと仮説構築であり、デザインやそのためのディレクションであり、ファシリテーションやディスカッションであり、そして、マネジメントです。
「クリエイティブディレクション&プロジェクトマネジメント」の主な業務
理解する:リサーチと仮説構築
新しいことに取り組むこと、新しい人と取り組むこと、それは未知との出会いです。ロフトワークのプロジェクトはいつも新たなことを知ろうとすること、理解につながる仮説を組み立てていくことからはじまります。
発想する:ワークショップ、協働作業
「今まで接点がなかった多様な人から、たくさんの情報やアイディアを集める」という作業を重ねていく。
私たちはそれをワークショップ形式でやりますが、そうした協働で行う思考作業からは解決に向けた新たな発想とともに、これをいっしょに実現しようというチームのモチベーションが生まれてきます。
形にする:デザイン、ディレクション
発想を具体的なかたち、しくみに落とし込んでいくデザイン。そしてそのデザインをより良い状態に磨き込み、しあげていくためのディレクション。様々な人の協働の場とプロセスをつくることでより良いアウトプットにつなげます。
推進する:マネジメントとファリシテーション
多様なメンバーが多様な価値観や意欲をもって参加するプロジェクトだからこそ、その多様な力を集結させて、プロジェクトを成功に導くことが求められます。そのマネジメントやファシリテーションも、プロジェクトマネジャーという役割をもった人だけでなく、参加するみんながマネジメント意識をもつことを大事にします。
どんな人が働いているのか?
なぜ新たなメンバーを迎えたいのか?
創造することが楽しみなロフトワークのメンバーは、基本的に新しい状況が生まれることを好みます。そして、新たなメンバーが仲間に加わってくれることほど、新たな空気が生まれて、ワクワクすることはありません。新たに加わってくれる人は「私はまだ学ぶことが多い」と思うかもしれませんが、実は仲間として迎えいれる側のほうが、新たな仲間から学ぶことは多かったりします。
その意味で前職での経験や特定のスキルを問うことはありません。それよりも学ぶことや新たなことにチャレンジすることを楽しめる人、自分自身が変わり続けることを喜べる人といっしょに働きたいと考えています。
こんな人が向いています
- 知的好奇心の強く、頼まれもしないのに探求することが好きな人
- “はじめての◯◯“に挑戦することが好きな人
- 他者の能力が想像以上に発揮されるシーンを見るとゾクゾクしちゃう人
- 世の中の課題に対して、自分なりの“こうなればいいのに“というアイデアをつい考えてしまう人
- 想像通りの結果よりも、想定外のハプニングが起きる方が好きな人
- 自分ひとりの能力でやる仕事に限界を感じてる人
募集するポジション
ディレクター
クライアントから依頼を受けて実施するプロジェクトをプロジェクトマネージャーとして実行します。プロジェクトのゴールだけでなく、プロセスやアプローチの方法、コミュニケーション方法も含めて、総合的にデザインし、ほかのプロジェクトメンバーとともに成功に導く役割です。
アシスタントディレクター
ディレクターをアシストする役割として、プロジェクトの一部を積極的に自律性をもって担う役割です。一定の経験を積み、プロジェクトマネージャーとしてプロジェクトに参加できるスキルを獲得することでディレクターに昇格となります。
募集要項
応募資格 |
・学歴は不問 |
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雇用形態 |
・正社員(6ヶ月の試用期間があります) |
勤務地 |
・渋谷オフィス 東京都渋谷区道玄坂1-22-7 道玄坂ピア |
応募プロセス | 書類審査 → 面接(2~3回)→ オファー 下記の応募フォームよりお申し込みください。 ※ロフトワーク社員による紹介制度「折り紙付き採用」もあります。 |
待遇・福利厚生 |
・各種社会保険完備 |
休日・休暇 | 週休2日制(土日祝)/ 年次有給休暇 / 年末年始休暇 / 産前産後休暇 / 育児休暇/ 介護休暇 / 慶弔休暇 |
採用FAQ
ロフトワークがどんな会社でどんな働き方をしているかお伝えするために、採用担当がよく受ける質問にお答えするシリーズ Vol.1です。
(随時アップデートしていきますので、お楽しみに!)
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