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谷 嘉偉, 鈴木 真理子 2023.11.15

望ましい未来の社会を実現する「トランジションデザイン」とは 
〜第2回: トランジションデザイナーってどんな人?

ロフトワークでは、持続可能な社会への移行を促進するデザインアプローチ「トランジションデザイン」を通じて、事業創出や課題解決、未来構想を行う取り組みを始めました。

日本では、まだ耳馴染みの薄い「トランジションデザイン」とはどんな考え方なのか、なぜ今私たちが注目しているのか、ビジネス文脈への応用は何が期待されるのか。インプットとアウトプットを濃密に繰り返しながら、今まさに現在進行形で深めている知見や学びを、ロフトワークで未来洞察を専門とするVUユニットのメンバーによる連載でお伝えします。

第2回目は、「トランジションデザイナーってどんな人?」です。ロフトワークに所属しながら、武蔵野美術大学大学院でデザインマネジメントを研究する谷が紹介します。トランジションとデザインの関係性から、従来のデザイナーとトランジションデザイナーの役割の違いを比べ、トランジションデザイナーになるために必要なことを紹介していきます。

谷 嘉偉

Author谷 嘉偉(クリエイティブディレクター)

中華人民共和国 西安出身、2012年来日。美術大学にて油絵を学び、社会課題を解決する美の価値を追求するために、大学院クリエイティブリーダーシップコースに進学。過去と未来を繋げる新しいデザイン論、トランジションデザインを用いて、経済産業省「創造性リカレント教育を通じた新規事業創造促進事業」の設計に携わる。複雑な社会課題に対するシステミックソリューション、及び社会のトランジションを促す文化的創造力に興味を持つ。武蔵野美術大学造形構想研究科博士後期課程に在籍し、デザインマネジメントの研究を行う。

Profile

イラストレーション:野中聡紀
企画・編集 鈴木真理子(ロフトワーク)

【お知らせ】2024/3/2、 Transition Leaders Meetup 第3回を開催します!

ロフトワークでは、新しい常識や価値観を模索し、より望ましい社会への「トランジション」を目指すコミュニティ、Transition Leaders Community を、2023年より始動させました。トランジションに必要なのは、企業や所属を超えて、社会、経済、自然環境と事業活動をつなげる長期的な“ビジョン”(北極星)を描き、社内外と対話・協働を通じて実装につなげられる人たち。日本にこのような人、企業を増やしていくことを目的にコミュニティの活動を行います。

コミュニティのミートアップ第3回を2024年3月2日に開催します。テーマは、「デザインと人類学の協働」について。2018年に出版され、世界的な注目を集めるアルトゥーロ・エスコバルの著書『Designs for the Pluriverse』の日本語翻訳版『多元世界に向けたデザイン』の出版を記念して、本書の監訳を行った、デザイン研究者の水内智英さん、大阪大学教授の森田敦郎さん、合同会社Poieticaの奥田宥聡さんとともにイベントを行います。

詳細とお申し込み

社会のトランジションをデザインすることとは?

「トランジションデザイン」の「トランジション」、これは何を意味するのでしょう?

「トランジション」を直訳すると移行、変化、過渡期となりますが、日本では業界によって解釈が異なります。一番身近な例を挙げると、個人のキャリアにおける転機や転換期のことを「トランジション」と呼び、意図的に次のステージに移るキャリア設計のことを「トランジションデザイン」と称します。

もちろんここで議論する「トランジションデザイン」はキャリア設計とは無関係ですが、変化や移行を起こすという意味では共通しているところもあります。ただ変化を起こす対象は、人々のキャリアではなく、社会全体となります。

より具体的に言うと、気候変動、エネルギー問題、廃棄物問題など、社会の持続可能性に影響する問題の多くは生産・消費に深く根ざしており、その後ろには行動、文化、社会制度などといった「社会的な要素」と社会を実質的に動かす「技術的な要素」があります。

こういった「社会」と「技術」の相互関係からできたシステムのことを「社会技術システム(socio-technical system)」と呼び、そのシステムの中で、「いかに変革を起こし、より持続可能な形にしていくか」に関する研究が、トランジション研究と呼ばれています。

つまり「トランジション」は、持続可能な未来に向けて、現在の社会技術システムを大幅に変革するというプロセスを指します。そして、カーネギーメロン大学のデザイン学部が提唱した「トランジションデザイン」は、社会技術システムに<デザイン主導>で変革を起こしていくアプローチとも言えます。

トランジションデザイナーは、どんなスキルをもつ人?

デザインが解決する“課題”の違い

では、トランジションをどのようにデザインしていくかを考える際に、まず従来のデザインとどう違うのかを考えてみます。この問題に答えるためには、デザインが解決する課題の違いから見る必要があります。デザイン研究者のピーター・ジョンズは、課題別にデザインを大きく四つの領域に分けました。

ピータージョーンズ、クリステル・ファン・アール著『システミックデザインの実践』より

「デザイン1.0」はグラフィック、広告などといった具体的な人工物のデザインです。人と人の間での情報を主な目的とするコミュニケーションのデザインとも言えます。続いて「デザイン2.0」はプロダクトやサービスのデザインです。デザインのコミュニケーションの役割を継承しつつ、より人間の生活に入り込んだ体験を作るために、人とインタラクションが生まれる物質的な対象をデザインします。その次の「デザイン3.0」では主に組織のデザインを行います。プロダクトやサービスの後ろにある組織構造、及び組織風土に着目し、戦略レベルで複雑な問題を解いていくことが目的です。最後に登場する「デザイン4.0」はシステミックデザインの領域で、社会そのものに注目し、複雑な要素が絡み合う社会システムのデザイン、いわゆる「ウィキッド・プロブレム(厄介な問題)」を解決するための社会変革に挑戦します。

トランジションデザインがターゲットとするのは、ただ単に人々の生活を豊かにするプロダクトやサービスを生み出す、市場主導のデザイン(デザイン1.0と2.0)ではなく、より広い範囲のステークホルダーが関わる組織・社会システムのデザイン、共通善のためのデザイン(デザイン3.0と4.0)とも言えます。

デザイン1.0&2.0と、3.0&4.0の1番の違いは、市場競争の原理に基づいた「ストレンジメイキング(strangemaking=差別生成)」が行われているか、それとも新しい未来・関係性を生み出す「センスメイキング(sensemaking=意味生成)」が行われているかということです。

センスメイキングにおいて重要なのは、問題をシステミック、つまり構造的に捉えること。そして、ステークホルダーがそれぞれどういう価値観を持って、なぜ今の行動をしているかを理解すること。さらに、共創を通じて、誰もが目指したい未来ビジョンを作り、それを具現化していくことです。そこでは、人々が自らの利益を優先するときには見えていなかった<共通善>へのエンゲージメントが中心として置かれています。

最前線で解決策を提示するのではなく、人々を後ろから後押しする

写真:Jeremy Bishop on Unsplash

既にお気づきかもしれませんが、デザイン3.0、4.0をリードする主体は、従来の自分の専門知識を利用して問題解決をする専門家としてのデザイナーではありません。どちらかというとコーチ、あるいはファシリテーターとなり、人々にデザインのスキルを教え、共創の土台を作ることに集中し、今までデザインと直接関わっていないステークホルダーたちに積極的に参入してもらい、彼らとともに新しい未来を作るのがトランジションデザイナーの役割です。

従来のデザイナーとの一番大きな違いは、デザインの最前線に立って、優れたソリューションを提示するのではなく、人々の後ろにいて、明るい未来を目指す勇気や自分達にとって最適なソリューションを見つけるために後押しすることだともいえるでしょう。

より多くのステークホルダーを巻き込むために、まずは説得力のあるビジョンをつくり、人々の共感を得ることが大事です。 ビジョンづくりは、ビジネスの場では大小様々なグループで行われていますが、トランジションデザイナーとしてビジョンをつくる場合に大切なのは次の3つだと私は思います。

1. 全員の「夢見る力」を引き出す
VUCAと言われる不確実性・曖昧性の高い現代社会において、明るい長期的な未来というものが想像もできなければ、そこに希望を持つこともできません。しかし全員が目先のことだけを考え続けると、このような状況はいつになっても変わりません。トランジションデザイナーはステークホルダーと一緒に、飛躍的な想像力と長期的な視点を用いて、ありたい未来のビジョンを描き、一人一人の夢を見る力を引き出すことが必要です。

2. 既存の価値観をこえる選択肢を提示する
次に、トランジションデザイナーは共創を通じて、地域社会のローカルの文脈を汲み上げて、新たな生活様式を提示することも大事です。人間中心的に社会技術システムを見ていくと、すべての社会的行動の後ろに人々が持っているニーズや価値観があることがわかります。そのニーズや価値観に基づいて人々の生活様式が決まり、その生活様式は、社会の持続可能性に深く影響しています。そのため、現代社会の複雑な課題を紐解くために、現在だけに注目してはいけません。問題が複雑化する前の過去(特に近代以前)の歴史を遡り、環境と調和する人々の生活の営みからヒントをもらい、既存の価値観や常識を乗り越えた新しい選択肢を提示することがトランジションデザイナーの役割でもあります。

3. まわりに旗をあげる人を増やす
最後に、トランジションデザイナーは自ら旗を掲げながらも、まわりに旗を掲げる人を増やさないといけません。なぜならば、常に変化し続ける環境に対して、トランジションデザイナーの力には限界があるからです。課題を一回で全部解決しようと思わずに、プロジェクトに関わるステークホルダーが自らリーダーシップを取って、ビジョンや解決策を更新してもらえると、状況が変わってもすぐに対応することができます。プロジェクトの参加者が変化する環境から学び、主体的にモニタリングとイテレーションを行うことができれば、そこから初めて社会変革が可能になるといえるでしょう。

トランジションデザインで大切なのは「日常生活の回復」

持続可能な世界を目指すにあたって、トランジションデザイナーが大切にしたいこと。それは「日常生活の回復」です。上記の「2.既存の価値観をこえる選択肢を提示する」で書いたことにも重なる考え方です。

私たちの日常では、価値の交換をベースにしたあらゆる社会的な営みが行われています。その背後には、必ず人々の欲求、もしくはニーズが潜んでいます。なにかが満たされない、なにかがほしい、ここに住みたい、こうありたいなどの欲求です。欲求というと、ビジネスやマーケティングの世界では、「マズローの欲求5段階説」を思い出す人も多いかもしれませんが、人は自己実現欲求によって動機づけられていくというマズローの説は、2020年代の私たちの実感と異なると肌で感じている方も多いと多います。

チリの経済学者のマンフレッド・マックス=ニーフをご存知でしょうか。彼が中心となって執筆した『Human Scale Development』という本に、「ニーズ(Needs)」とそのニーズを満たすための「サティスファイヤー(Satisfier)」という考え方が紹介されています。この2つの関係性をつなぎ直すことを、トランジションデザインでは意識することが大切です。

マックス=ニーフによると、人間の欲求、ニーズは極めてシンプルで、生存(Subsistence)、参加(Participation)、保護(Protection)、愛情(Affection)、創造(Creation)、理解(Understanding)、自我(Identity)、自由(Freedom)、余暇(Idleness)という9のカテゴリーに分類することができます。このニーズはどんな時代でも不変なものであり、時代や場所に応じて変化するのは、ニーズを満足させるための手段=「サティスファイヤー(Satisfier)」だけだと言います。

下記はニーズに対するサティスファイヤーの例です。ニーズは文化や時代に関わらず変わりませんが、サティスファイヤーは、文化や背景が異なる人々が作ると違うものになる可能性があります。

マックス・ニーフ著, 牧原ゆりえ監訳 『”ていねいな発展”のために私たちが今できること - Human Scale Development – 「発展の人間のニーズ」について より

具体例をあげましょう。たとえば夏の暑い日、気温は30°C。あなたは暑くて不快に思っています。ちょっと体調も悪いかもしれない。そんなとき、あなたにとってののニーズは「生存」になります。

ここで間違ってはいけないのは、あなたのニーズを「冷房」だと勘違いしてしまうことです。冷房はニーズを満たす一つのサティスファイヤーかもしれませんが、ニーズではありません。この間違ったニーズに対して、扇風機、冷房機、首掛け式の扇風機など、目まぐるしいほど豊富なラインナップを用意しているのが現代社会です。一つ一つの機械には、その機械を壁付けするためのアダプターが必要だったり、リモコンをつけたりなど、今私たちの周りには、工業製品がどんどん増えています。資源が激しく消耗され、自然環境が回復できないほど破壊されたひとつの理由は、間違ったものをニーズととらえたこと、そしてそのニーズに物質的な解決を求めたことではないでしょうか。
それでは、マックス=ニーフの考えに戻りましょう。夏場の30°Cで「『生存』というニーズを満たすサティスファイヤー」には、なにが考えられるでしょうか?

ニーズが「生存」であると考えると、冷房以外にもいろいろなことが考えられます。たとえば、昔の日本では、涼しさを感じるためのたくさんの工夫がありました。風鈴を使って風の流れを知り、庭先や道に打ち水して冷やした空気を室内に対流させたり、あるいは浴衣を着て夕涼みをする。夏の果物や野菜を食べ、体を内側から冷やす。その地域の自然の恵みを祈るために祭りを行い、浴衣で祭りに行く、など。

マックス=ニーフの観点からすると、近代以前の日本人は避暑という「生存」のニーズから、風鈴、浴衣などといった夏を想起させるような風物詩を「創造」しました。さらにお祭りという公共の場で社会「参加」や「余暇」を楽しむような欲求も満たすことができました。

このように1つのニーズを元に誕生したサティスファイヤーが、また別のニーズを満たすサティスファイヤーにもなり、いろんな営みが有機的につながる多彩な日常生活をトランジションデザインでは大切にします。マックス=ニーフの考え方に基づくと、今の社会では、一見ニーズを満たしていると思えるサティスファイヤーでも、実は、他のニーズを脅かすものであったり、本当はニーズを満たせていないものもあることに気づきます。

ニーズとサティスファイヤーの関係をしっかり考え、つなぎなおす、すなわち、欲求を満たすためのさまざまな日常生活の営みの分断を統合して、有機的につなげることができると、人々は少ない物で欲求を満たすことができるだけではなく、自ら必要なものを生産したりすることによって、消費主義の呪縛から解放され、持続可能な充実した日常生活を取り戻すこともできるようになります。

社会変革の第一歩は、小さく始めること

トランジションデザインにはフェーズがある

いかがでしょうか? 自らがトランジションデザイナーとなり、デザインを通じて社会のトランジションを促進するということに対して、現実味が湧かない人もいるかもしれません。もちろん、いきなり社会を変えるという大きな目標を掲げたら、失敗する確率は高いと思います。トランジションデザインが提唱しているのは、丁寧にリサーチや分析を行った上で、複数のシステムの介入点から小さく始めることです。

前掲の『システミックデザインの実践』から、下記の図をみてみましょう。

ピータージョーンズ、クリステル・ファン・アール著『システミックデザインの実践』より

この図は「トランジション・バイ・デザイン」と呼ばれる社会変革のためのデザイン戦略と、「関わる人(縦軸)」、「時間(横軸)」の関係性を示しています。最初は実行可能な最小限のデザイン戦略をコアなステークホルダーと少人数で一緒に設計、実施し、時間の推移につれ、巻き込む人が増加し、デザイン戦略の規模も拡大していく様子がわかるでしょう。

ボトムアップ的に変化を起こしていく

では、今から自分がトランジションデザイナーとして旗をあげ活動しようとしたときに立ち向かう難しさにはどうすればよいでしょうか?

例えば、自社事業の方向性が既に定まっていて、いきなりの方向転換が難しいなか、第一歩をどう踏み出せばいいか、と悩みを抱える人もいるかもしれません。またはステークホルダーと共に進めていくなか、自分がシステミック、かつポジティブな変化を起こしているかがわからなくなることもあるかもしれません。

一番重要なのは、ビジョンを見据えながら、今起こすべき行動を考えて、実行することだと思います。緻密に計画を立てて実施しようとしても状況が変わったり、思うようにうまくいかなかったりするときはよくあります。利益創出を無視して、無理やり方向転換することも非現実的なので、まずはデザインの方法を身につけた上で、小さなスコープでやれることを全部やるというところから始めるべきです。そこで周りからのフィードバックを得て、少しずつやり方を調整すると色々見えてきます。市場や収益が全部見えてから、新規事業を作るのではなく、だれもが先が見えてない中で、一石を投じて手応えを感じるということと同じ原理です。

ある程度フィードバックが得られたら、次に考えないといけないのは、自分が起こしている変化が「第一次変化(First order change)」なのか、「第二次変化 (Second order change) 」なのかということです。第一次変化はシステム内に留まる変化を指します。つまり新しい施策によって課題が解決されたかもしれませんが、課題を生み出す構造は、特に変わっていません。第二順位の変化は、システムの変化です。システムの構造が部分的に崩されて、新しい循環が生まれています。

もっと簡単な判断方法は、上のセクションで述べたように、新しい施策が複数のニーズ/欲求を一つのサティスファイヤーに統合しているかどうかということです。

変化の順位を考えるにせよ、サティスファイヤーを考えるにせよ、その前提は今当たり前だと思っていることに「WHY」を問いかけて、課題を生み出している循環を発見できるかどうかです。

現代社会が直面する問題を技術中心的に「どうやって解決するか」という「HOW」から考えるのではなく、より人間中心的に「なぜ今の課題が生まれたのか」「課題が解決された理想的な未来は何か」といった「WHY」を問いかけることによって、さまざま領域の力を結びつけて、より根本的なところから解決策を作り上げていくのが大切だと思います。

トランジションを目指し、社内外と対話・協働するコミュニティを始めました

ロフトワークで今年立ち上げた「Transition Leaders Community」は、より多くの人にトランジションデザインの方法論や実践のコツを知ってもらうために、有志で立ち上げたものです。現在は100人近くが参加し、業界としてはIT、製造、宇宙開発、デザイン、大学など、様々な領域の方々が集まっています。システムの構造を変えるのに一個人や一企業の力ではできませんが、このように領域横断した力を合わせれば、少しずつ変わっていくかもしれません。我々と一緒にこの不確実性の高いビジネス環境の中で、根本的に望ましい未来に向けて社会変革を目指しませんか?

Transition Leaders Community 参加方法

トランジションに必要なのは、社会、経済、自然環境と事業活動をつなげる長期的な“ビジョン”(北極星)を描き、社内外と対話・協働を通じて実装につなげられる人たち。日本にこのような人、企業を増やしていくことを目的に活動を行います。(第一回の様子はこちら

コミュニティでは、トランジションデザインの考え方を学び、ビジネスへの応用を探るとともに、またトランジションに必要な視点やマインドセットについて語りあいます。まずは外部ゲストをお呼びし、定期的に勉強会・イベントを開催予定です。今後コミュニティのお知らせを受け取りたい方は、下記フォームよりお申し込みください。

Transition Leaders Community 申込みフォーム

次回は、ビジネスで使える具体的なメソッドについて

次回は、ロフトワークが2023年1-3月に開講した「Transition Leaders Program」の内容に基づいて、具体的に企業で「トランジションデザイン」のメソッドを応用するための方法を解説します。 

参考文献

ピーター・ジョーンズ、クリステル・ファン・アール著, 高崎拓哉 訳, 武山政直 監修(2023)『システミックデザインの実践』ビー・エヌ・エヌ社

マックス・ニーフ著, 牧原ゆりえ監訳 『”ていねいな発展”のために私たちが今できること - Human Scale Development – 「発展の人間のニーズ」について』https://www.es-inc.jp/library/mailnews/2015/libnews_id007143.html 

佐藤仁「危機と分業」(2014)  https://www.murc.jp/wp-content/uploads/2022/10/201401_01.pdf

Public Relations Office – Government of Japan 「日本の夏を象徴する様々な『風物詩』」https://www.gov-online.go.jp/eng/publicity/book/hlj/html/202307/202307_00_jp.html

Geels, Frank W. (2011) 「The Multi-Level Perspective on Sustainability Transitions: Responses to Seven Criticisms」.

Irwin, Terry and Tonkinwise, Cameron (2015) 「Transition Design: The Importance of Everyday Life and Lifestyles as a Leverage Point for Sustainability Transitions

Scupelli, Peter (2015) 「What Is Transition Design」

Keywords

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対話を重ねる、外の世界に触れる。
空間に魂を吹き込む、オフィスリニューアルの軌跡