株式会社Psychic VR Lab PROJECT

未来の当たり前を作る。VR市場で、新しい作り手を開拓する「NEWVIEW」

Outline

「共感」「表現」「共有」を循環し、ムーブメントを生み出す

Web上で誰でも気軽にVR(ヴァーチャル・リアリティ)コンテンツが作ることができる、Psychic VR Lab社の「STYLY(スタイリー)」。プログラミングスキルがなくとも、誰でも簡単にVRコンテンツを作ることができる画期的なツールです。

株式会社Psychic VR Lab、株式会社パルコ、ロフトワークの3社による「NEWVIEW」プロジェクトは、この「STYLY」を軸に、ファッション/カルチャー/アート領域で、3次元空間(VR)での「新たな表現と体験」のデザインを開拓する実験的なプロジェクト。VRはゲームやエンターテイメント業界のものという認識を壊し、ファッション、音楽、写真やグラフィックなど、広い範囲のクリエイターたちが、VRを使い新しい表現と体験を作り出す世界を目指します(2017年〜現在も継続中)。

たくさんの人を動かし新しい「ムーブメント」をつくるのは、どんな時代でも簡単ではありません。プロジェクトが掲げる世界観に熱狂してくれる人に、どうやって出会い、何を一緒につくり、さらなる共感者をどう増やすのか。ムーブメント作りの取り組みをご紹介します。

プロジェクト概要

  • 支援内容
    ターゲットリサーチ
    プロジェクト名の策定
    ロゴ・VIの策定
    Webメディアの制作
    ファッションVR見本作品制作
    イベントの企画・実施
    グローバルアワードの企画開催

 

  • プロジェクト体制
    クライアント:Psychic VR Lab (https://psychic-vr-lab.com/
    ロフトワーク プロジェクトマネージャー:原 亮介
    ロフトワーク クリエイティブディレクター:長島 絵未、山田麗音、林剛弘
    プロデューサー:浅見 和彦
    テクニカルディレクター:安藤 大海
    グローバルコミュニケーション&PR:鈴木真理子
    ロゴ/キービジュアル:金田遼平
    キュレーション:安東嵩史(TISSUE Inc.)
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Strategies

ファッション/カルチャー/アート領域で、3次元空間(VR)での「新たな表現と体験」のデザインを開拓する「NEWVIEW」プロジェクト。

新しい価値をユーザーと一緒に育てていくために、情報の大量投下による一過性のプロモーションではなく、作り手となるクリエイターたちが、新しいテクノロジーと表現にワクワク胸を踊らせ、仲間を増やしていく仕組みづくりを考えました。

大切なのは、クリエイターがプロジェクトが目指す世界観に“共感”し、STYLYを使って“表現”し、つくった作品や感動を、周囲に“共有”していく環境を用意すること。そして彼らの周囲のクリエイターがさらに共感し、表現し、共有へと循環することで、一人の熱狂が、個人ごとから仲間ごとへ、そしてさらに大きな世の中ごとへと、雪だるまのように広がることを目指します。

Process

ターゲットリサーチ

プロジェクトの立ち上げにあたり、ファッション、アート、カルチャー文脈のクリエイターや学生に対してインタビューを実施。得られた気付きから、プロジェクトのコアなターゲットや、「NEWVIEW」というプロジェクトのネーミング、方針を策定しています。

VI・コンセプト

新たな視界を意味する「NEWVIEW」というプロジェクト名、“超体験をデザインせよ Design Your Ultla Experience”というタグラインを軸に、どこかアナログで有機的なもの、カルチャー、トンチ、遊び心をイメージして、ビジュアルアイデンティティ(VI)を策定。背景に様々な色を使うことで、多様なクリエイターの混ざりあいも表現しています。

Webメディアの制作

活動の情報発信元として、Webサイトを構築。イベント情報を公開するほか、作品づくりのHOW TO や作品・アーティストの紹介を行ないます。

参考作品の制作

プロジェクトが始まる前、カルチャーやアート分野のVR作品は、ほとんどの人が体験したことがないものでした。この分野の可能性を伝えるため、東京カルチャーを牽引するクリエイター10名に、STYLYを使用してVR作品を制作してもらいました。従来のゲームやエンタメ文脈のVRでは決してみることがなかった、新しい創造性に溢れた作品が集まりました。

"STEREO TENNIS NEON TOWN" by STEREO TENNIS from STYLY on Vimeo.

クリエイターのためのワークショップとミートアップ

NEWVIEWプロジェクトを大々的に世間にアナウンスしたのち、プロジェクトに興味を持ったクリエイターが集まり、制作できる場の運営を始めました。

先行して参考作品を制作してくれたクリエイターの経験談をきいたり、作品を実際に作るワークショップなどを東京と京都で、定期的に開催。様々なジャンルのクリエイター同士が出会い、刺激しあう場となりました。

「超体験」をつくる次世代クリエイターを、世界中から発掘するアワード

国内、海外で始動しはじめた、VR作品を創作するコミュニティ。2018年からは、そこで生まれた作品を集め、表彰するグローバルアワード「NEWVIEW AWARDS 2018」を開催しました。テーマは、「超体験をデザインせよ」。

優れたVRコンテンツを表彰することで、クリエイターの創作意欲の向上を目指すと同時に、VRを活用した新たな表現というこれまでにない文化の形成を図ることを狙い、メディアにも多く取り上げていただきました。

審査会では、デビッド・オライリー(アーティスト)、m-flo ☆Taku、m-flo VERBAL(プロデュースユニット)、伊藤ガビン(編集者)、松武英樹(音楽家、シンセサイザー・プログラマー)をはじめとした、音楽、デジタルアート、カルチャー文脈などで活躍している審査員を迎え、今まさに生まれようとしている新しいジャンルの表現について議論し、優秀作品が選ばれました。

VRをとりまくハイプ的な状況と、VRの真の強みと区別することはとても重要です。VRの未来は、ハードウェアを作る巨大企業によってではなく、個人のクリエイターが商業的な圧力を受けずに試行錯誤することによって導かれると私は信じています。NEWVIEWのようなプロジェクトは、VRがそういった方向に向かう助けとなるでしょう。VRというアート形式が成長し成熟するなかで、それぞれのファイナリストが、引き続き、作品を洗練させ、ビジョンを持ち続けられることを願っています。

審査員:デビッド・オライリー(アーティスト)

なんだって手探り状態の時がもっとも面白い。

アワードだって、もちろんそう。作品も手探りなら、審査だって手探り。第一回目の審査は、審査員誰もが目指すゴールを手探りですすむスリリングなものになりました。

エントリーした作品、どれもが手探り状態で、ゆえにめちゃくちゃおもしろかった。中でもスケール感を変化させたりなどメディアの特性を活かした作品には心動かされた。まだまだ未発見のツボがたくさんありそう。

審査員:伊藤ガビン(編集者)

GOLD 1作品 賞金20,000USD
作品名:「EMOCO’S FIRST PRIVATE EXHIBITION」
作者:えもこ(バーチャルYouTuber/バーチャル美術家|日本)

SILVER賞
作品名:EMMA VR: PAINTING LIFE
作者:Wyatt Roy(コマーシャル映像作家、VRアーティスト|アメリカ)

SILVER賞
作品名:IMMERSIVE PHOTO EXHIBITION “美少女は目で殺す”
作者:chiepomme & Albina Albina & APOLIA(アートユニット|日本)

SILVER賞
作品名:MAILLOTS DE BAIN
作者:Mask du Video(映像作家|日本)

PARCO賞
作品名:身体の形状記憶装置 -SHAPE MEMORY OF YOU-
作者:Discont(VR空間デザイナー|日本)

松武秀樹賞
作品名:PRINTS
作者:Yuki Matsuoka(写真家 / プログラマー|日本)

KALEIDOSCOPE賞
作品名:ENCLOSURE
作者:TeamMIKAMI (from OMNIBUS JAPAN)(クリエイティブユニット|日本)

CINRA.NET賞
作品名:FEVER
作者:Tomoaki Seo(クリエイティブテクノロジスト、インタラクションデザイナー|日本)

DELL賞
作品名:新紀元 〜THE BIRTH〜
作者:バーチャルキャスタープロジェクト(TVプロデューサー / CGクリエイター / VRアーティスト|日本)

  1. 受賞作品

    7ヶ国から合計219作品の応募があり、9組の審査員による最終審査会を経て、グランプリをはじめとする9作品が受賞しました。

エキシビジョンの実施

ストリートカルチャーの中心地である、渋谷の「GALLERY X BY PARCO」で、ファイナリストに選ばれた19作品を中心にVR体験できる展示会を開催。VRを体験できる場として、渋谷でショッピングをする若者から、観光中の海外の方など、クリエイターと、一般の方双方が訪れました。

Impact

応募数

7ヶ国

2ヶ月で応募のあった国数

219作品

2ヶ月で応募のあった作品数

Process

What is now?

2019年のNEWVIEW の動きにもご注目ください!

NEWVIEWは、2019年も動きを加速していきます。4月中旬に大きなニュースをお届けする予定ですので、ご注目ください。

ファッション、カルチャー、アート分野のVRという大きなムーブメントを一緒に作り上げたいメディアや企業の方も募集中です。

 

 

Member

原 亮介

株式会社ロフトワーク
クリエイティブDiv. シニアディレクター / グロースハッカー

Profile

浅見 和彦

株式会社ロフトワーク
プロデューサー

Profile

長島 絵未

株式会社ロフトワーク
クリエイティブディレクター

Profile

山田 麗音

株式会社ロフトワーク
クリエイティブディレクター

Profile

安藤 大海

株式会社ロフトワーク
テクニカルディレクター

Profile

林 剛弘


クリエイティブディレクター

Profile

鈴木 真理子

株式会社ロフトワーク
FabCafe PR&Marketing / YouFab Global Creative Awards ディレクター

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